Domains

DNSについて疑問点がある場合は、利用されているレジストラ(お名前.comなど)やホスティング会社の技術サポートに問い合わせてください。本ドキュメントはDNSの標準規格に沿っていますが、組織によっては異なる扱いをしている場合があります。

Domain Whitelabelは、独自ドメインで送信ドメイン認証を行うための機能です。メールクライアントによる「sendgrid.net経由」といった表示を消すことができ、固定IPアドレスがなくても使えます。

この機能により、独自ドメインのレピュテーションをより高め、正当な送信者からメールしていることを示せます。そのため到達性は向上し、迷惑メール報告される可能性は減るでしょう。

Domain Whitelabelは、メールのレピュテーションに大きく影響します。次のポイントを押さえておきましょう。

  1. 独自ドメインには、それぞれ有効なDomain Whitelabelを一つだけ設定できます。独自ドメインが「example.com」の場合、「em.example.com」はそのサブドメインとなります。
  2. 実際には、独自ドメインのサブドメインに対してDomain Whitelabelを設定します。
  3. メールのレピュテーションは、FROMアドレスのドメインパートに依存します。どのサブドメインを使っているか、サブドメインを切り替えたか、といったことはレピュテーションに影響しません。
  4. デフォルト(DEFAULT)に指定できるDomain Whitelabel設定は一つのみです。これは、FROMアドレスと同じドメインの有効(VALID)な設定がない場合に使用されます。
  5. AUTOMATED SECURITYのON/OFFに依らず、一つ以上のDNSレコードを登録する必要があります。
  6. サブユーザは、自身のDomain Whitelabelのみ設定できます。親アカウントや他のサブユーザの設定にはアクセスできません。
  7. 全ての設定が終わったら、Domain Whitelabel設定が有効かどうか確認する必要があります。

以降、設定の各ステップを説明します。これらは、すぐに素早く行うことができます。

Domain Whitelabelの設定

ユーザ選択(ON BEHALF OF USER)

ここでDomain Whitelabelの設定を、サブユーザに割り当てることができます。サブユーザ自身でログインしたり、Switch Userすることにより、Domain Whitelabelを個別に設定することもできます。

サブドメイン(SUBDOMAIN)

Domain Whitelabelを設定するドメインの前に、サブドメインを付けます。他で使用していない好きな名前を付けられますが、とくに希望がなければ「em」や「em1」といったサブドメイン名を推奨します。

サブドメイン名を「mail」とすることは推奨しません。「mail」は多くのレジストラやホスティング会社が自動で用意するサブドメイン名のため、メールのレピュテーションに悪影響を及ぼす可能性があるからです。

Domain Whitelabelのサブドメインは、Link Whitelabelのサブドメインと異なる必要があります。 なぜならば、Domain WhitelabelとLink WihitelabelはどちらもCNAMEレコードを登録する必要があるものの、CNAMEレコードは複数登録できないためです。

受信サーバやスパムフィルタは、親ドメインやIPアドレスのレピュテーションをチェックするため、Domain WhitelabelとLink Whitelabelのサブドメインが異なっていても、参照されるレピュテーションは同じものになります。

ドメイン(DOMAIN)

新たなDomain Whitelabel設定をデフォルト(DEFAULT)に指定すると、その前にデフォルトに指定されていた設定はデフォルトでなくなってしまうのでご注意ください。

Domain WhitelabelとLink Whitelabelの設定は、お互いに干渉しません。

Domain Whitelabel設定は、FROMアドレスのドメインに一致するものが適用されます。FROMアドレスをnewsletter@example.comとする場合は、example.comというドメインについての設定が必要です。

ドメインの追加(Use New Domain)

「Use new Domain」ボタンを選択すると、新しいドメインの設定を追加することができます。

デフォルト設定(DEFAULT WHITELABEL)

デフォルト(DEFAULT)に指定できるDomain Whitelabel設定は一つのみです。

FROMアドレスのドメインと一致する有効(VALID)なDomain Whitelabel設定がない場合、デフォルト(DEFAULT)の設定が適用されます。詳しくは、Whitelabel設定の優先順位を参照してください。

AUTOMATED SECURITY

AUTOMATED SECURITYは、Domain Whitelabel設定を作成する際にのみ選択できるオプションです。設定ごとにONにする必要があります。

お使いのレジストラ(お名前.comなど)がCNAMEレコードにアンダースコアを使うことを禁止している場合は、AUTOMATED SECURITYはOFFにしてください。これにより、CNAMEレコードの代わりにTXTレコードで登録できるようになります。TXTレコードでもアンダースコアを使用できない場合、Domain Whitelabelはご利用いただけません。この場合、レジストラを変更するか、Domain Whitelabelを設定せずにご利用ください。なお、DNSレコードにアンダースコアが含まれるのはDKIMの仕様によるものです。DKIMを設定せずにDomain Whitelabelを利用することはできません。

AUTOMATED SECURITYは、IPアドレスの追加などを行うたびに複数のDNSレコードを更新しなくていいように、SendGridがSPFやDKIMのレコードを実質的に管理するための機能です。これを利用して、独自ドメインからSendGridドメインにあるSPFやDKIMのレコードに転送することで、一度有効化したDomain Whitelabel設定をSendGridに任せることができます。

AUTOMATED SECURITYがONの場合、SendGridは自動的にDKIMの鍵を二つ作成して、それらをローテーションして使います。SPFについては、お使いの固定IPアドレスだけ含んだものを作成します。 そのため、独自ドメインのレジストラ(お名前.comなど)に手動で登録すべきレコードは、SendGridドメインに転送するためのCNAMEのみです。

AUTOMATED SECURITYがOFFの場合、独自ドメインのレジストラにMXレコード、DKIMレコード、SPFレコードを登録する必要があります。DNSレコードの更新が必要になった場合は、手動で対応してください。また、SPFレコードには、SendGridから送信されうる固定IPアドレスが全て含まれます。

Domain Whitelabelの作成

Domain Whitelabelの情報を入力し「Save」ボタンを選択すると、SendGridのDNSサーバが更新されます。これには最大20秒かかります。

その後、独自ドメインのレジストラ(お名前.comなど)に登録すべきDNSレコードが表示されます。このレコードの内容は、AUTOMATED SECURITYのON/OFF、アカウントに紐づいた固定IPアドレス、独自ドメイン、に依存します。

Domain Whitelabelの有効化

Domain Whitelabel設定は有効(VALID)になるまでは適用されません。適用できる設定がない場合、メールクライアントに「sendgrid.net経由」といった表示をされてしまう可能性があります。

DNSレコードを登録しおえたら、設定が適切かどうか検証する必要があります。

  1. 「SETTINGS > Whitelabels > Domains」に移動する。
  2. 追加した設定行の右側にある歯車アイコンの「View」ボタンを選択する。
  3. 「Validate Record」ボタンを選択する。

適切に設定され、各DNSサーバのキャッシュが更新されているならば、SendGridは設定を有効化し、Whitelabel設定の優先順位に従って実際のメール送信に適用します。

Domain Whitelabelの置きかえ

Domain Whitelabelを置きかえる理由

  1. 2015年7月以前の旧ポータルにてWhitelabel設定をしており、新しいDomain Whaitelabelのシステムに更新したい場合
  2. Domain Whitelabelを変更したい場合
  3. 固定IPアドレスを追加した場合

Domain Whitelabelの置きかえは簡単です。

  1. 新しいDomain Whitelabel設定を手順に沿って作成
  2. 新しいDomain Whtielabel設定を有効化

Domain Whitelabelの管理と確認

Domain Whitelabelの状態は、「SETTINGS > Whitelabels > Domains」の一覧で確認することができます。各設定の詳細を確認するためには、歯車アイコンから「View」ボタンを選択してください。

表示された詳細確認ページでは、設定時に入力した全情報、設定が有効かどうか、必要な全DNSレコード、を確認することができます。

固定IPアドレスの追加

AUTOMATED SECURITYがONの場合、固定IPアドレスを追加したならば、SendGridはそのIPアドレスをSPFレコードにも自動的に追加します。 お使いの固定IPアドレスが10個以上あるならば、長さ制限のためSPFレコードは「sendgrid.net ~all」となります。

AUTOMATED SECURITYがOFFの場合は、固定IPアドレスを追加するたび、登録したSPFレコードにそのIPアドレスを手動で追加しなければなりません。

Domain Whitelabelの削除

一度、Domain Whitelabelの削除をすると、元に戻すことはできません。

Domain Whitelabelの個別設定ページの下部に、「Delete」ボタンがあります。ボタンをクリックし、確認メッセージの「Confirm」ボタンを押すと、そのDomain Whitelabel設定は削除されます。

デフォルト(DEFAULT)のDomain Whitelabel設定は削除できません。デフォルトを切りかえたい場合は、他の設定をデフォルトに指定してください。

削除後は、SendGridのサーバにおける送信ドメイン認証用のDNSレコードが削除されます。送信メールには、Whitelabel設定の優先順位に従って別の有効(VALID)なDomain Whitelabel設定が適用されます。

API

Web API v3経由のDomain Whitelabel管理