株式会社オミカレ

結婚に通ずる出会いを得たい人のための総合メディア・プラットフォーム「オミカレ」を運営する株式会社オミカレ マーケティングチーム 中條義猛氏に、SendGridを導入した背景と効果について詳しく伺いました。

株式会社オミカレ マーケティングチーム 中條義猛氏

株式会社オミカレ マーケティングチーム 中條義猛氏

株式会社オミカレについて

全国の婚活パーティーをまとめた日本最大級の婚活パーティー情報サイト。2013年にサービスを開始。4万件を超える婚活・お見合いパーティーを掲載しており、都道府県・年代・職業など条件別に検索が可能。参加体験談など、口コミ情報も提供している。会員は45万人。月間約2万人のペースで会員が増え続けている。

Twilio SendGridの導入背景と利用状況

– Twilio SendGrid導入の背景をお聞かせください。

ユーザ登録を行った際の自動返信の登録完了メール、いわゆるトランザクションメールのためにSendGridを導入しました。当時はSendGridがトランザクションメールのデファクトスタンダードで、APIを使ってシステムからメール送信するとなると選択肢はほぼ一択。SendGridの選択は自然な流れでした。

最初の導入は2015年3月だったと思います。面倒な操作がなく、すばやい自動返信が可能だったので、すぐに有料プランで使いはじめました。

– Twilio SendGridはトランザクションメールでの利用が主体ですか。

いいえ、マーケティングメールにも大いに活用しています。実は私自身、これまでアドテク方面に関わってきたこともあって、広告運用をインハウスでやるような立ち位置で入社しました。それが2019年1月で、丁度そのときにマーケティングチームも発足しました。ですから、前述したトランザクションメールのためにSendGridを導入したくだりは、私が直接関わってはいません。何卒ご了承ください(笑)

– マーケティングメールで利用するようになった経緯をお聞かせください。

2019年2月に導入したWeb接客ツールとSendGridを連携させ、ユーザをセグメントしてメルマガを配信しようという構想がきっかけです。

株式会社オミカレインタビュー風景

会社も私もメルマガは初めてでどう取り組むべきか頭を悩ませていたのですが、実際のところはWeb接客ツールのユーザデータが蓄積されていないという理由で、なかなかスタートできませんでした。

そうしたなか、商戦期であるゴールデンウィークが近づいてきたため、頭を切り替えて、5月にSendGridのみでメルマガ配信を実施しました。

Twilio SendGridの機能評価

– Twilio SendGridの機能面における評価についてお聞かせください。

社内の諸事情により、他のメール配信サービスを利用する機会もあったのですが、そのなかでもSendGridは群を抜いて使い勝手が良く、高機能であると感じています。具体的には以下のとおりです。

サクサク送信できる

昨年、最初のメルマガで30万通を配信した際は、商戦期前、Web接客ツールを切り離す、セグメントはどうするなどで非常に慌ただしかった時期。しかも、6月公開に向けたWebサイトのフルリニューアルを行っていたため、多くのエンジニアはそちらに奔走していました。あまりテクニカルなスタッフは関われない、メルマガ配信に経験がないスタッフばかりという状況でしたが、SendGridを使って滞りなく1週間程度で配信することができました。

メール配信に取り組む前は複雑なものだと感じていましたが、初めてでも1週間で配信できたため「結構、簡単かもしれない」と思いました。ところが、何度かメルマガを配信していくなかで別のメール配信サービスを使った場合は裏側のシステムが結構大変だったらしく、実は30万通のメールを送信するのは容易でないことが分かりました。そう考えると、30万通のメールを当たり前のように、何も考えずに送信できるSendGridの凄さをあらためて実感しました。

分析と施策のPDCAを回せる

エラーやバウンスメールなどを把握できるのはもちろん、何が原因かを探ることも簡単にできるので、その情報をもとにメールリストのクリーニングを行えば、リスト精度の向上も容易です。そして、新たな施策でチャレンジを繰り返し分析すれば、タイムリーなメルマガを配信するためのPDCAのサイクルを回すことができます。

手軽にHTMLメールを作成できる

株式会社オミカレインタビュー風景

SendGridは手軽にHTMLメールを作成できます。頻繁に使うパーツがあらかじめ準備されており、それをドラッグ&ドロップやブロック単位で直感的に操作できるので、誰でも簡単にHTMLメールを作成できます。さらに秀逸なのは、A/Bテスト機能です。デザインを少しだけ変更して、開封率の高い方を採用する、といったことが簡単に実現できます。マーケティングでは分析に欠かせない機能ですから、積極的に使っています。

使う人のことを考慮したUI

視覚的で直感的に操作できる管理画面が間違いなく使いやすいですね。運用は1回で終わるものではなく、しかも、複数の業務もしているなかで毎週メルマガを配信するとなると、かなりストレスがかかってくるのですが、SendGridを使っているときは本当に負担が少ないと感じます。例えば、同じブロックにプリヘッダの設定がある、HTMLメールのA/Bの切り替えが分かりやすいなど、とにかく使っていてストレスを感じません。使う人のことを考慮した素晴らしいUIだと思います。

Twilio SendGridの運用に関する評価

– 利用するうえで、運用の部分はどのように評価していますか。

問い合わせに対する的確なサポートとフレキシブルに運用できるプランに満足しています。具体的には以下のとおりです。

的確なサポートで開封率が向上

開封率について思案していたとき、構造計画研究所に問い合わせたことがありました。すると、担当の方から「プリヘッダを変えてみるといいかもしれない」とアドバイスをいただきました。それ以前は、プリヘッダに当社のメールアドレスが入っていて開封率は10%程度。そこで、件名や本文に関連性がある内容に変更したところ、15%まで向上させることができました。5%アップすると次のアクションやクリック率の向上に取り組めます。この一件など、構造計画研究所のサポートに感謝しています。

状況に合わせて手軽にプラン変更できる

SendGridには送信通数にあわせたプランが複数用意されており、そのときの利用状況に合わせて随時変更することができます。しかも、プランの変更はWebサイトで行えるため、面倒な手続きがありません。他のあるメール配信サービスでは、プラン変更の度に紙での契約書を交わす必要があり、非常に煩雑だと思ったことがあります。

メルマガは決まったサイクルで運用するだけではなく、突発的な対応が発生する場合もあります。その際、フレキシブルに運用できるSendGridであれば、面倒な手続きを踏むことなく、常に適切なプランを選択して運用することができます。

株式会社オミカレインタビュー風景

今後の期待

– 最後に、構造計画研究所に対する今後の期待をお願いします。

SendGridには読みやすいマニュアルも用意されています。不満はありませんが、やっぱり経験値が浅いのでレピュテーションのような用語につまずくことも少なくありません。先日、無料イベントのSendGrid Night #8に参加させていただいたときも、DKIM、SPFなど、分からない用語をメモしている状況でした(笑)

サポートという意味で、無料セミナーは良い施策だと思います。「メルマガは送り過ぎず、週に1度程度がいい」といった話を聞くと、とても勉強になります。SendGridに携わっている構造計画研究所の方々とお話できる機会という点でも、有意義な時間と言えると思います。今後はマーケティングのセミナーにも参加してみたいですね。これからも、引き続きよろしくお願いします。

※記載されている会社名、製品名等は一般に各社の登録商標または商標です。
※掲載内容はすべて取材当時のものです。
取材:2020年2月

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