SendGrid 新人成長記 第一回 SendGridとは?

新人成長記

はじめまして、この8月からSendGridチームに配属になりました新卒社員の吉田です。私はメールの仕組みやクラウドについてあまり明るくないのですが、素人だからこその視点でSendGridの使い方を紹介していく連載記事を始めることになりました。第一回目のこの記事では、そもそもなぜSendGridのようなメール配信サービスが必要とされていて、SendGridがどのような機能を提供しているのかを紹介したいと思います。

メールは廃れたコミュニケーションツール?

皆さんは、メールサービスと聞いてどのようなイメージを持たれるでしょうか。メールのサービスなんて誰に必要とされているのだろうというのが私の正直な第一印象でした。様々なSNSが発達している現代において、コミュニケーションツールとしてEメールを使う機会はあまりないし、これからは廃れていってしまうものなのだろうと漠然と思っていたからです。皆さんの中にもそう思われる方がいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、そんな私のイメージとは裏腹に、Eメールは今も、そしてこれからも、必要不可欠なサービスであるようです。アメリカの調査会社によるレポートによれば、一日に送られるEメールの総数は2019年におよそ2936億通もあって、今後もその数が減ることはなく、2023年には3473億通になると予想されています。

なぜEメールは必要とされるのでしょうか。その答えは、自分自身のメールボックスの中にありました。クレジットカード使用料金のお知らせ、航空券の予約確認、セール情報……受信箱には、そんなメールがあふれかえっています。家族や友人との個人的なやりとりが減った一方で、企業やWebサービスから受け取るEメールは日を追うごとに増えているのではないでしょうか。このように、個人と個人とのつながりよりむしろ、企業が個人とつながるために、Eメールは不可欠なものになっています。個人の側からしても、メールを通してサービスとつながっていることは重要です。Webサービスのログインパスワード変更時など、メール(アカウント)はインターネット上における本人確認という役割を果たしているからです。

受信箱

私の受信箱の中は、企業やWebサービスからのメールがほとんど。

SendGridの役割

SendGridは企業やWebサービスがそのユーザに送るメール配信をお手伝いするサービスです。メール配信サービスには、大きく分けて以下の3つの機能が求められます。

1) Webサービスがユーザとやりとりする「道」を確保すること

インターネット上のメールの送受信の仕組みは、しばしば現実世界における郵便の仕組みにたとえられます。手紙を郵便局へ投函するように、Eメールの場合はメールを受け渡しするメールサーバが必要になります。自前でメールサーバを立てる代わりに、メール配信サービスが持つクラウド上のメールサーバを利用することで、メールのインフラを用意する手間を省くことができます。

また、個人間のメールとは異なり、企業が顧客に大量のメールを届けるのはそう簡単ではありません。迷惑メールではない正当なメールでも、その15%がきちんと受信ボックスに届いていないのだそうです。大量のメールをきちんと顧客のもとまで届けるために、送信ドメイン認証、IPウォームアップなど様々な考慮が必要になります。このお手伝いをするのもSendGridの役割です。

2) メールを作成し、送信すること

当たり前のことですが、メールの作成と送信を容易にすることもメール配信サービスに求められる機能です。企業が顧客に送るメールの形態は大きく2つに分類されます。ひとつは、ユーザー登録通知、パスワードリセットなど顧客のアクションによって自動的に配信されるメール(トランザクションメール)です。もうひとつは、プロモーションやキャンペーン情報など企業が好きなタイミングで顧客に送るメール(マーケティングメール)です。SendGridは両方についてそれぞれに合わせた機能を提供しています。

3) 顧客の反応を把握すること

企業対顧客であってもメールは「やりとり」である以上、相手の反応が気になるものです。個人間でのメールは返信という形で反応がわかりますが、企業対個人の場合それがないのがふつうです。SendGridを使うことで、開封率、メール内のリンクのクリック数、スパム報告されたかどうかなど顧客のレスポンスを簡単に見ることができます。

ここに挙げたような仕組みを自分でゼロから作り上げるには多大な労力が必要になります。メールの運用に関わる業務をSendGridに任せることで、自社のサービスに時間をかけることが可能になるのです。

以後の連載では、上にあげたSendGridの機能を詳しく説明しながら実際に使っていこうと思います。