2017年のマーケティング施策は『メール』に注目!
- 2017年2月14日
- by SendGrid
- Category: メールマーケティング
この記事は 2017: The Next BIG Thing is Email の抄訳です。
私はもう10年以上前からメール業界に身を置いています。その間、メール業界には様々な変化がありましたが、ずっと変わらない2つのことがあります。
1つは、メールというチャネルは成長し続けているということ。6年ほど前までデータを遡ってみたところ、当時のSendGridは創業2〜3年で合計200億通のメールを送信していましたが、現在はこれよりも多くのメールを1ヶ月で送信しています。もっと正確に言えば、毎月の送信通数は300億通を超えており、これはTwitterのツイート数の2倍に上ります。
もう1つは、「メールは死んだ」「なくなりつつある」「もうすぐ使われなくなる」と言われ続けていること。確かに、メール疲れによって別のものに興味が向いたり、コミュニケーション方法の1つとして別のチャネル(Facebook、Twitter、SnapChatなど)が使われたりすることはあります。
それでもやはり、「メールはなくならない」と断言します。メールはすべてのマーケティング施策の中心に位置するもののため、2017年も引き続き注目されることになるでしょう。
メールは進化し続けていますが、ユーザがそれを発展させ、より効果的に使う方法を身につけることで、これからも非常に強力なデジタルマーケティングチャネルとして利用され続けることでしょう。メールは他のマーケティングチャネルよりも高いROIを誇っていることが実証されていますし、全ての年代において企業とのコミュニケーションにはソーシャルメディアよりもメールが好まれているということも分かっています。
当分メールがなくならない理由
メールは極めて私的(パーソナル)なもののため、他のチャネルよりも深いレベルで絆や関係性を構築することができます。この繋がりの深さこそ、メールが重要視される所以です。
マーケターであればメールを送ることがあると思いますが、メールの受信ボックスには友達/家族との会話や領収書といった重要なものが保存されており、そんな重要な場所に届いたメッセージはその時点ですでにツイートや更新通知やブログ投稿よりも重要なものとして位置付けられます。あなたのメールの購読者達もかつてメールアドレスを提供してくれたと思いますが、彼らはそんな受信ボックスへアプローチして良いと言ってくれていたのです!最大限に印象を良くし、顧客との関係を次のレベルに引き上げられるかどうかがマーケターとしての腕の見せ所です。
2017年、メールを次の段階に押し進める鍵となるのが、メールアドレス等の情報と以下のようなユーザの行動を紐付けることです。
- Webサイト上の行動
- アプリとの関わり方
- ストアで何を買っているのか
そして、こういった情報と今後ユーザに取って欲しい行動とを結びつけて、モバイル、ソーシャルメディア、店舗戦略に活かしましょう。ただし、他の全てのチャネルは、最終的にはメールに収束させるべきであるということを覚えておいてください。
メールは一時的な流行ではなく、死んでもいません。息が長く、利益が伸びていることの証明です。もしもメールをすべてのチャネルに組み込んでいないとしたら、顧客にもっと理解してもらえる機会や、顧客といたるところで繋がることができる機会を逃しています。マーケティング施策の中核としてメールを活用しているマーケターは、2017年の選ばれし成功者となることでしょう。
メールマーケティングの強化と改善について、詳しくは Expert’s Guide to Email Marketing をダウンロードしてください。