ブラックフライデーとサイバーマンデーを数字で振り返る

ブラックフライデーとサイバーマンデーを数字で振り返る

この記事は Black Friday and Cyber Monday by the Numbers の抄訳です。

送信メール通数の規模は取り扱いにくい話題です。なぜなら、ほとんどの人にとってメールといえば受信するものですし、Webメールやメールクライアントの使い心地のことですから。でも私の場合は、大量メールをそのようには見ていません。

私はメールの規模についてこんな風に考えています。1通のメールならば簡単に送れます。というか、物足りないくらい。10通のメールも簡単です。宛先(To)やカーボンコピー(Cc/ Bcc)に10個のメールアドレスを入力すれば良いだけです。100通のメールだとうんざりですけど、たいして難しくはありません。では、千通のメールを送る場合はどうでしょうか。百万通は?一億通は?16億通ならどうでしょう。大量のメールを配信するには、今までに存在することさえ知らなかった問題を解決していく必要があります。16億通のメールを送信するのは簡単ではありません。しかしこの数字は、昨年の11月、ブラックフライデーの1日でSendGridが送信したメールの通数なのです。

右肩上がり!

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SendGridは、調子の良い時は一日あたり10億通以上のメールを送信し続けてきました。メールの規模は縮小していません。それどころか、日常的に送信通数のマイルストーンをアナウンスする送信者を見渡せば分かる通り、メールは成長しています。メールが収益に大きく影響を与えるからです。

休日の週末

データを少し掘り下げてみると、業界全体で繰り返されている傾向が分かります。週末に小休止を置いて、ウィークデーに多くのメールが送信されているという傾向です。しかしブラックフライデーの場合は、週末にかけて著しい通数のピークが見られます。ブラックフライデー(2016年11月25日)のような高トラフィックが見られる休日は、他にありません。

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サイバーマンデーも多くのメールが送信されましたが、感謝祭の翌日、ブラックフライデーの通数には及びませんでした。当然、通数の伸びに寄与したのは主に小売業でした。メールはオンラインストアと店舗の両方の売上に貢献しました。人々は休日のショッピングまでに、考えられるあらゆる形式と方法で利用できる資金を準備します。

開封率は高いままでしたが、ほとんどの人が金曜日に割引商品を探していることもあり、送信通数にも呼応して一度落ち込んでいます。落ち込みの本当の理由は分かりませんが、オンラインストアや店舗のイベントを反映して、開封率はまた上昇し始め、20%以上をキープしていました。

モバイルの覇権は続く

モバイル時代の到来を覚えていますか。時代は移り変わり、モバイルは今や世界の新標準となりました。我々のデータによると、モバイル端末による開封数は全体の5割未満ですが、Litmusのように常時開封率をリサーチしている会社によると、AppleやAndroidデバイスによる開封数はおよそ54%でした。面白いことに、Windowsデバイスによる開封数は私の想像をはるかに超えていました。Windows Surfaceなどのデバイスがよく売れて、Windows OSを利用するプラットフォームやデバイスが復活したからだと言えるのかもしれません。

SendGridでは11月の第一週に、870万通の開封メールに対して同様の調査を行いました。デスクトップ端末とモバイル端末での開封数は、デッドヒートが繰り広げられていたことが分かりました。この調査における最も大きな発見は、多種多様なプラットフォームとデバイスが利用される今日に成功を収めるには、デバイスの種類に依らない一貫したユーザエクスペリエンスを提供できる、クールでレスポンシブなデザインが必須だという事実です。

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数え切れないほど多くのデータ

SendGridのビッグデータチームが週末まで調査して、他の興味深い洞察がもたらされました。それは、例えばモバイルユーザはすぐにメールを開封する、といった受信者動向を含んでいました。開封までに掛かる時間(中央値)は、モバイルユーザの方がデスクトップユーザよりも少し短いことが分かりました。外出先でも受信ボックスはポケットや財布の中にあり、携帯デバイスでメールをチェックする頻度を考慮すれば、メールはリアルタイムコミュニケーションに近づいていると言えますから、この結果は納得できます。Gmailのアプリは、よく利用されるアプリのトップ10にランクインし続けており、メールをモバイルの世界の主役に押し上げてくれています。

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メールマーケテイングについて雑談していると、いつでも件名が議論の対象になります。11月上旬の我々の調査によると、(英語の場合)9つの単語を使った件名が最も人気でしたが、2〜4単語の件名が最も高いエンゲージメントを記録していました。つまり、短い件名のメールの方が開封してもらえるということです。おそらく短い件名のメールを書いた人は簡潔さの真髄をマスターしていて、要点を覆い隠すものを断捨離できるのでしょう。理由は何であれ、すぐに本題に切り込むとメールは届くようです。

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我々はまた、8万種類の英語件名からワードクラウドを作りました。しばらく眺めてみてください。受信ボックスでは、このような様々な感覚の洪水が一気に押し寄せてきます。あなたが送信者ならばこの洪水の一端を担っていることになりますが、同時に世の中のすべてのメールマーケターは消費者でもあります。あなたはどのようにしてこの洪水から身を守りますか。

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データの傾向を掴む

データにおいて重要なことは、意味のある観測結果を得て消費者動向の本質を掴むには、非常に多くのデータが必要になるということです。我々のデータはうなぎ登りに増えています。SendGridは今日、たった2年前のブラックフライデーと比べて、通数にして3倍のメールを送信しています。ですからSendGridは、ユーザがクライアントと良いエンゲージメントを結ぶために有用な、より多くの傾向や洞察を得ることができるのです。

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SendGridはこれまでの成果、つまりユーザストーリーやユーザ動向がいっぱいつまったSendGridの規模に誇りを持っています。我々にみなさんのお手伝いをさせてください。何を調査してほしいか教えてください。SendGridのビッグデータチームと共に大規模なデータを分析し、ご回答可能かを調査します。それまでの間は、 300億通のメールから15億件の宛先までを分析した「Global Email Benchmark Report」(英語)をチェックしてみてください。