初心者向け「POPとIMAP」基本ガイド
- 2026年2月26日
- by SendGrid
- Category: 技術ネタ

はじめに
今回の記事では、Microsoft Outlookなどのメールクライアントを設定する際に見かける「POP」と「IMAP」について紹介します。「なんとなくでどちらかを選んで、とりあえずメールは読めているけど、何が違うの?」という疑問に答えます!
POPとIMAPはメールクライアントでメールを受信するときに使われる方式です。違いはメールの「受け取り方」にあります。
- POPは、メールをクライアント端末にダウンロードしてオフラインで読む
- IMAPは、オンラインのままメールサーバに接続して読む
現実世界に例えるなら、以下のようなイメージですね。
- POPは手紙を「家に持ち帰る」
- IMAPは「郵便局に読みに行く」
それぞれの方式について、もう少し詳しく見ていきましょう。

Microsoft Outlook for Macのアカウント設定画面
(プロバイダー選択時にMicrosoft 365やGoogleなどと並んでPOPやIMAPが選択できる)
POP:「家に持ち帰る」スタイル
先述のとおり、POPはサーバに届いたメールをクライアント端末にダウンロードして読む(家に持ち帰る)方式です。ダウンロードすると、メールはサーバ上から削除されます(設定によって、削除せずに残せる場合もあります)。
この方式は、インターネット接続の通信料が高く、常時接続ができなかった時代によく使われていました。また、サーバのディスク容量が少なくてすむことも、この方式を採用する理由になったと考えられます。

IMAP:「郵便局に読みに行く」スタイル
IMAPは、クライアント端末へのメールのダウンロードはせずに、メールサーバに見に行く(郵便局に読みに行く)方式です。これはWebメールの仕組みと似ていますが、クライアントの種類と通信手段がWebメールとは異なります。
- メールクライアントを利用するのがIMAP
- ブラウザを利用するのがWebメール

POPとIMAPの比較
POPとIMAPそれぞれの特徴は以下のとおりです。
| 比較項目 | POP | IMAP |
|---|---|---|
| 主な利用シーン | 1台の端末で見る | 複数の端末で見る |
| インターネット環境 | メールのダウンロード時には必要だが、読むときは不要 | 常時必要 |
| サーバに必要な容量 | 小さい | 大きい |
| 複数端末間でのメールボックスの共有 | 不可 | 可能 (スマホで既読にすると、PCでも既読になる、など) |
| クライアント端末が壊れたら | メールが消える可能性がある | メールは消えない |
まとめ
今回はメールを受信するときに使われるPOPとIMAPの違いを簡単に説明しました。
- 「家に持ち帰る」スタイルのPOP
- 「郵便局に読みに行く」スタイルのIMAP
メールの受信設定で迷ったときは、本記事を参考に、ご自身のスタイルに合った方式を選んでみてください。