メールに関する現状と今後

After 32 Years, Email Still Dominates

この記事は After 32 Years, Email Still Dominates の抄訳です。

メールが発明されてから32年が経過しました。もともとは組織内だけの限られたコミュニケーション手段として利用されていましたが、今ではすべての人に必要なツールとなりました。
SendGridは世界でも有数のメール配信サービスです。その保有するデータから、メールがどのように成長してきたのか、また今後どうなっていくのかを予測することができます。

本記事ではSendGridが実施した調査から得られた知見をご紹介したいと思います。

調査概要

期間:2013年および2014年のある10日間 (計20日間)
対象:125,000社
データ量:80億通以上

調査結果

調査対象のデータから分かることのうち特に興味深いものをご紹介します。

US account holder opened 49.68% emails

  • Apple製品の人気 - Appleの端末を利用して読まれたメールが最も多くの割合を占めました。
  • Windows端末は二番手 - 昨年の調査では3億2000万通のメールがWindows端末で開封されました。
  • 米国は開封率が高い - 昨年の調査では米国の受信者のうち49.68%が開封しました。
  • スペイン、ドイツ、フランスでのiPhone利用率の上昇 - iPhoneを利用してメールを確認している割合が一年間で、スペイン97%, ドイツ92%, フランス85%増加しました。

このような傾向をおさえておくことで、今後どのようなことが起こるか、どうすれば確実にメールを届けることができるか、という対策をとることが可能になります。

メールの今後について

データからメールに関する現状を把握することができました。それでは将来はどうでしょうか。どのようなメールが増えていくのか?また減っていくのか?またそのまま残り続けるのはどんなメールなのか?
Email DeliverabilityのVice PresidentであるPaul Kincaid-Smithは以下のように述べています。

  • アプリケーションにより生成されるメールは今後増加する - カスタマーエンゲージメントのためのツールとして、メールは使われ続けていくでしょう。人と人とのコミュニケーションにはメッセージングツールの台頭により減少が見込まれますが、B2BやB2Cのコミュニケーションには基本的にメールが利用されるでしょう。
  • メールの質がより重要になる - スパムフィルタリングの質が向上することにより、受信者に関係のある、価値のある、その人のためのメールを送るようにすることがより重要になってくるでしょう。
  • メール配信の最適化がより重要に - 上記の理由からメール配信に関するエキスパートの必要性は高まっていくでしょう。適切なメッセージを、適切なタイミング、頻度で受信者に届けることが重要になってきます。

最後に

到達性が低いなどメール配信に関してお悩みの方、お気軽にSendGridサポートまでお問い合わせください。

参考

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