バウンスコードが意味するもの
この記事は What Bounce Codes Are Telling You の抄訳です。
多くの読者は、今回のようなバウンスコード(すなわちSMTPリプライ)に関する記事のタイトルを「バウンスコードは意味不明なもの」にすべきだ、と考えるかもしれません。というのは、実際のバウンスコードは内容が意味不明だったり、誤解を招く表現だったりすることがよくあるからです。例えば、「mailbox unavailable(メールボックスが利用できません)」というありがちなバウンスコードは、本来「このメールボックスは存在しないので、これ以上メールを送信しないでください」と表現すべきです。
バウンスコードデータベース
バウンスコードの世界はわかりやすいものではありません。そこで、我々デリバリーチームは、バウンスコードを翻訳して、その意図をわかりやすくするために補足を加えたいと考えました。
以前もご紹介しましたが、SendGridではDeliverability Centerというツールで、メール送信時によく見かけるバウンスコードを公開しています。今回、バウンスコードのデータベースを大幅に見直して、古いものを整理するとともに、より役立つものを追加しました。このツールでは、調べたいバウンスコードを検索できる他、「Browse Codes」から、メールボックスプロバイダ毎にバウンスコードを一覧表示したり、SendGrid内部のコードを一覧表示することができます。
既にSendGridをご利用中の場合、SendGrid内部コードだけでも確認してみてください。それぞれのバウンスコードの詳細では、バウンスコードが発生した際のSendGridの挙動の他、以降同じ宛先にメールを送信した場合の挙動などを確認できます。
バウンスコードはメールボックスプロバイダが送信者に意思を伝えるためのもので、受信者とのエンゲージの中で起こっていることを知らせています。今回の更新が少しでも意思疎通の助けになることを願っています。