メールデザインに関する5つの疑問
- 2016年6月3日
- by SendGrid
- Category: メールマーケティング
この記事は Email Marketing Design Tips – Best Practices, Templates, and Alt Tagsの抄訳です。
メールマーケティングでは、メールそのものの内容だけではなく、それをどのように伝えるか(=デザイン)が成否を分けるのに非常に重要になります。本記事では「メールデザインに関する疑問」について、SendGrid社のSenior Interaction DesignerがQ&A形式でお答えします。
1.「このメールデザインはとんでもない失敗だな」と感じるのはどんなメールですか?
レスポンシブ対応していないメールです。モバイルデバイスの普及に伴い、全てのメールをモバイルでの閲覧を前提としたデザインにすべきです。モバイルデバイスは、メールを受信するには素晴らしいツールですし画面幅にあわせた表示をしてくれますが、受信者とメールのインタラクションを考慮しなければエンゲージメントにつなげるのは困難です。
メールはモバイルファーストで作成しましょう。外出先でもすぐに表示されるよう画像を最適化し、リンクやボタンはクリックしやすいデザインにしましょう。
2. 新しいメールテンプレートをデザインするときの、考慮すべきポイントは何ですか?
KISSの原則(Keep it simple, stupid! )に従いましょう。情報やリンクを盛り込みすぎず、シンプルに読みやすいメールにしましょう。情報を取り除くことは簡単です。
また、各コンテンツ間に多めの余白をとり、それぞれのコンテンツを独立させるのもおすすめです。Webサイトやメールはざっとしか読まれません。コンテンツを詰め込みすぎると読むのに時間がかかるので、受信者はコンテンツに興味があるかないかを判断するのが難しくなります。
3. 既存のテンプレートを選ぶ際、デザインのどんな点に注意すればいいですか?
次の3点に注意してください。
- 既存のテンプレートは、ブランドにあうように変更する。
同じテンプレートを他の企業も利用している可能性があるからです。既存のテンプレートであっても、ブランドにあうよう変更しましょう。 - モバイルでも綺麗に表示されるテンプレートを探す。
複数の異なる環境で表示を確認しましょう。 - ユースケースを満たすテンプレートを選ぶ。
ユースケースにあわせて、既存のテンプレートを修正するのは大変です。予め、想定している全てのユースケースを満たせるテンプレートかどうか確認しましょう。
既存のテンプレートの大部分を修正しなければいけない場合、修正する時間とそれらをテストする時間は大きな負担となります。場合によっては、自分でテンプレートをデザインして作成するよりも、既存のテンプレートの修正とテストを行うほうが時間がかかる、ということもあり得ます。
4. alt属性はどうして重要なのでしょうか?
alt属性は、画像の代替テキストを指定できるので重要です。画像は常に読み込まれるわけではないので、受信者に画像が表示されなかったとしても、どんなコンテンツなのかを把握してもらう必要があります。
例えば、ある街で開催されるイベント案内メールの上部に、ヒーローの画像や街の綺麗な写真を配置したとしましょう。受信者のメールクライアントがその画像をブロックした場合、画像で受信者の注意をひくことはできません。
alt属性を指定しておけば、画像が表示されない場合でも画像の代わりにテキストでメッセージを伝えることができます。また、alt属性を指定することは、音声読み上げ機能を利用している方(視覚障害者など)のアクセシビリティにも大きく貢献します。
5. デザインが気に入っているメールはありますか?
デザイナーとしては、Invisionからのメールが気に入っています。非常に一貫性があり、惜しみなく余白が設けられています。また、invisionでは、必要に応じてコンテンツや画像を入れ替え、何度もリユースできる体制を構築しています。
さいごに
テンプレートをお探しの方に朗報です。SendGrid社のWebサイトから、レスポンシブに対応した5つのテンプレートをダウンロードできます。
ぜひご活用ください!