Developers Summit 2017 Summer 参加レポート
- 2017年8月10日
- by 菊田 洋一
- Category: イベント・セミナー
SendGridは7/28に開催された「Developers Summit 2017 Summer(夏サミ)」へランチスポンサーとして参加させていただきました。イベント参加の感想も含めて、サポートエンジニアの菊田(@kikutaro_)がレポートいたします。
今回のDevelopers Summitは、開発者のコミュニティが大きなテーマとなっていました。一言にコミュニティといっても関わる立場によって視点が異なると思いますが、コミュニティに参加する側からコミュニティを運営する側、さらに開発者向けにサービスやプロダクトを提供する側からみたコミュニティ等、幅広い視点のセッションが揃っていました。
今回、私が参加したセッションのいくつかで「Developer Relations」という単語を耳にしました。開発者とのつながりを意味する言葉ですが、日本でも徐々に広まっているとのことでした。ちょうど翌日の7/29にDeveloper Relatonsに関するカンファレンス「DevRelCon Tokyo」が開催されるなど、今回のDevelopers Summit同様、コミュニティや企業を通じた開発者との関わりをテーマにした話がホットになっているように感じました。
参加したセッションはどれも面白くて勉強になる話ばかりでしたが、個人的に一番印象に残ったセッションは「コミュニティがITビジネスにもたらす変化」でした。コミュニティがなぜ大事なのか、開発者がコミュニティや勉強会に参加することの意味や重要性について等、とても共感する点が多い発表内容でした。私自身、つい4,5年前までは勉強会やコミュニティの存在を全く知らない人間だったので、こういう話をもっと早くから聞いていたら…と感じました。(なお、スライドはこちらで公開されています。)
ランチセッションでは弊社SendGridエバンジェリストの中井より、「コミュニティ、デベロッパとの付き合い方〜SendGridの場合〜」というタイトルで発表させていただきました。
発表では、米国発のメール配信サービスであるSendGridを日本の正規代理店として国内へ普及・展開するにあたって意識してきたこと、取り組んできたことを中心にご紹介しました。
SendGridは創業当初からDeveloper Relationsを重視して成長を遂げてきた企業で、その歴史と実績に基づいて様々な考え方を持っています。その1つの例として「Developer Relationsで重要な3つのC」というものがあり、Community、Code、Contentの3つを挙げています。
おかげさまで現在日本でも多くのお客様にSendGridをご利用いただいておりますが、今に至る一つの大きなポイントとして、こうした考えに基づいた活動があります。それぞれのCで具体的にどのような取組みをしてきたのかご紹介しました。
話の後半では、様々な活動に注力する一方、当初からサポートには強いこだわりを持って取組んできたことについて触れていました。テンプレート的な対応は極力控えて、問い合わせされた方が困っている状況に合わせて1つ1つ丁寧にサポートすることの大切さについて熱く語りました。
ランチセッションは満席となり、大変多くの方々にご参加いただきました。ありがとうございました。
Developers Summit 2017 Summerの発表資料や各セッションごとのツイートはイベント主催の翔泳社様の以下ページでまとまっていますので、是非ご覧ください。