SendGrid Night in Fukuoka #2 & Developers Summit 2017 KYUSHU 参加レポート
- 2017年10月3日
- by 菊田 洋一
- Category: イベント・セミナー
SendGridサポートチームの菊田(@kikutaro_)です。9/21に福岡で2回目となる「SendGrid Night in Fukuoka #2」を開催しました!また、翌日の9/22に「Developers Summit 2017 KYUSHU」へ展示スポンサーとして参加しました。合わせてレポートします。
SendGrid Night in Fukuoka #2
今年も昨年同様、弊社の福岡オフィスで開催しました。急な企画&案内にも関わらず、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。イベントはSendGrid Night恒例の乾杯で開始し、各セッション発表を行いました。
SendGrid Introduction
株式会社構造計画研究所 SendGridエバンジェリスト 中井勘介
弊社中井からは東京で定期開催している「はじめてのSendGridセミナー」のショートセッションという形で、メール配信の基本からSendGridの概要、機能についてご紹介しました。
レピュテーションやリストクリーニング周りでご質問いただき、実際のメール配信現場で苦労されている点や、その改善に対する関心の高さを強く感じました。
マーケティングキャンペーン機能 ~基本機能と新エディタのポイント~
株式会社構造計画研究所 SendGridサポートエンジニア 菊田洋一
私からは日頃ハンズオンを担当している「マーケティングキャンペーン機能」について、基本的な機能紹介と最近入った便利な機能の活用方法についてデモを交えてご紹介しました。
今回、参加者全員がエンジニアの方々だったのですが、デモはレスポンシブメールやWebフォント利用、HTML5+CSS3のメールなど、エンジニアの方にも楽しんでいただける内容を準備していました。色んなことができるのを知れて面白かった、という声もいただき、良かったです。
SendGrid SDKを捨てた話
株式会社オルターブース 業務執行役員/Chief Technical Architect 松村 優大 様
セッション発表の最後は株式会社オルターブースの松村さんにご登壇いただきました。
タイトルが「SendGrid SDKを捨てた話」と少々物騒なのですが(笑)、スライドの13枚目にあるとおり「メールを送信せずにメールを送信する」という非常に興味深い内容でした。
その実現方法は、アプリケーションがメール送信する機能を敢えて外して、キューに送信情報を溜め、Azure Functionsからメール送信するものです。このアーキテクチャではプログラミング言語の制約がなく、さらにアプリケーションからSendGrid SDKを除外できるため、ベンダやライブラリへの依存性もなくせます。また、アプリケーションからの直接的なメール送信がなくなれば、テストのしにくいメール周りの実装をアプリ開発から切り離すことができるなど、様々なメリットがあるとのこと。サーバレスのAzure Functionsを活用することで、イベントをトリガーにした処理やスケジュール実行なども簡単ですし、SendGrid以外のメールサービスを利用した分散型のメール配信などもできそうです。
発表後の質問ではエラー制御の話なども出ましたが、この辺は運用面を含めてもっと深堀りして聞きたいところでした。この構成は今後自分でも試してみたいなと思います。松村さん、本当にありがとうございました。
以上、SendGrid Night in Fukuoka #2の様子でした。ビール片手に気軽に質問しあえるユルい雰囲気のイベントなので、次回開催時、是非気軽に参加していただければと思います。
Developers Summit 2017 KYUSHU
SendGrid Nightを終えた翌日9/22はDevelopers Summit 2017 KYUSHUでブースを出展しました!
当日の朝は小雨が降ってあいにくの曇り空でしたが、イベントは朝から盛況でたくさんの方々が参加されていました。SendGridのブースに訪れてくださった皆様、ありがとうございました。
前日SendGrid Nightで登壇いただいた松村さんのセッションを聴きに行ったのですが、満席で立ち見が出てました。オルターブースさんが提供しているサービス「MySauceFactory(マイソースファクトリー)」(ソースコードのソースではなく、料理に使うソースです。)で実践されている開発に関するお話でした。「クラウドやOSSで“デザイン”するモダンなシステムアーキテクチャ」というタイトルで、開発者として見習うべき点が多々ある内容でした。様々なサービスを利用されている中、発表の後半にSendGridをピックアップしていただき、とても嬉しかったです。
以上、SendGrid Night in Fukuoka #2とDevelopers Summit 2017 KYUSHUの参加報告でした。