Twilio SendGridの契約先による、機能面やサポート面での違い

SendGridの契約先による、機能面やサポート面での違い
最近、
「Twilio SendGridを使いたいんだけど、どこで契約すれば良い?」
「どこで契約しても機能的な違いはないの?」
といったご質問をよくいただくので、今回はその辺りについて取り上げてみたいと思います。

弊社(構造計画研究所:略称KKE)の立ち位置

弊社はSendGridのリセラーパートナーの1つで、日本国内事業者向けの正規販売代理店です。弊社がSendGridのリセラーパートナーになったのは2013年。それ以来、日本市場の多くのお客様からの信頼を頂きながら、10年以上SendGridの提供を続けてきています。

Twilio SendGridのリセラーパートナー

以下、次のように呼称し、それぞれの違いについて解説していきます。

  • KKEユーザKKE経由で契約したユーザ(IDCFクラウドやさくらのクラウド経由のユーザも含まれます)
  • 他リセラーユーザ:Microsoft AzureやGoogle Cloud Platformなど、他リセラーパートナー経由で契約したユーザ
  • sendgrid.comユーザsendgrid.comで直接契約したユーザ

機能の違い

契約先がどこであっても使用するプラットフォーム自体は同じなので、API仕様やパフォーマンスの違いはありません。

ただし、リセラーによっては、

  • マーケティングキャンペーン機能が使えない
  • プランの上限通数に達するとそれ以上メール送信ができない

などといった制限が設けられていることがありますので、リセラー経由での契約を検討中の方は事前に確認されることをお勧めします。

新機能のリリースタイミングについては、まずsendgrid.comユーザにリリースされてから徐々にリセラーユーザにも展開されていくケースが多いようです。新機能をいち早く利用したい方はsendgrid.comと直接契約されることをお勧めします。

2024年4月現在では、KKEユーザはマーケティングキャンペーンの一部の新機能(マーケティングオートメーションサインアップフォームの作成)を利用することができませんが、2024年内にはこれらの機能をご利用いただけるように準備を進めております。もちろん、宛先リストの管理からマーケティングメール送信までの一連の基本的な機能は今も利用可能です。

なお、2024年3月以前は、APIでメール送信ログを取得する機能(Email Activity Feed API)や、メールアドレスの有効性チェックAPI(Email Validation API)などもご利用いただくことができませんでしたが、現在ではKKEユーザの皆さまにもご提供を開始しています。

料金プランの違い

契約先によって用意されている料金プランも異なります。送信上限通数や料金等に違いがあるため、事前にしっかり確認してください。KKEのプラン表はこちらです。KKEであれば日本円でお支払いでき、Proプランでは請求書払いも可能です。

サポートの違い

まず、Twilio社による英語サポートはどのリセラーで契約した場合でもご利用いただけます。

KKEでご契約いただいた場合には、日本語によるサポートを弊社より提供いたします。独自ドメインの設定や管理画面の操作など、専門用語が多くて英語で問い合わせるのは面倒という方も、お気軽にお問い合わせいただけます。この日本語サポートはKKEユーザ(またはKKE経由での契約をご検討中のお客様)しかご利用いただけないのでご注意ください。
また、SendGridアカウントは各リセラーが発行/管理しているため、他のリセラーが発行したアカウントの利用方法等についてKKEから回答する、といったことはできません。

KKEが提供しているのはメールサポートのみですが、お客様の疑問と不安の解消に向けた質の高いサポートにこだわり続けています。

まとめ(2024年4月時点 KKE調べ)

現時点での主な違いを一覧にしました。気になることがあれば、事前に各サポートにご確認ください。

sendgrid.comユーザ
※最新情報はTwilio社のサイト等をご覧ください
KKEユーザ 他リセラーユーザ
契約先および支払先 Twilio社 構造計画研究所 各リセラーにお問い合わせください
有料プランでの上限超過 可(翌月に超過料金を請求) 可(翌月に超過料金を請求)
マーケティングキャンペーン機能 使用可能 使用可能
(マーケティングオートメーションなどの一部機能は2024年内に提供開始予定)
固定IPアドレスの追加等のアドオン 画面上でユーザ自身が追加可能 KKE経由で追加可能
固定IPアドレス追加
その他のアドオン
新機能のリリース いち早く利用できる リリースまでに時間がかかることがある
支払方法 クレジットカードのみ クレジットカード または 請求書払い
支払通貨 米ドル 日本円
サポート 24時間365日
メールサポートの他、利用プランによってチャットや電話も可(英語)
KKE営業日の9時〜17時
日本語メールサポートのみ

※24時間365日のTwilio社メールサポートも利用可

さいごに

SendGridはクラウドサービスなので、インターネットが繋がる環境であれば利用することができます。例えば「Azureの環境からメール送信したいから、SendGridもAzure marketplaceで契約しなければならない」といった制約はありません。機能、お支払い方法、サポート等、ご自身の条件に合う契約先をお選びいただければと思います。

KKE経由でアカウントをご契約の場合は、こちらからまずはFreeプランをご登録ください。

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