メールマーケティング用の宛先リストを増やす3つの方法
- 2019年7月12日
- by SendGrid
- Category: メールマーケティング
この記事は 3 Ideas For Increasing Your Email Marketing Contact List の抄訳です。
「メールマーケティングの時代は終わった。」という人は、よくわかっていないか、嘘をついているかのどちらかです。メールというコミュニケーションチャネルは今も健在で、Entrepeneur.comでは「マーケターが見込み顧客やユーザと初めて会話をするとき、メールは最も効果的なチャネルである。」と主張しています。
有効なメールアドレスがあれば顧客とコミュニケーションを取れますが、皆さんはこれまでどのような方法でメールアドレスを獲得してきましたか?
今回のブログでは、メールマーケティングの宛先リストを増やす効果的な方法を3つ紹介します。
1.メールアドレスの登録方法を簡単にする
「メールを受信したいのに、どこからメールアドレスを登録すれば良いのかわからない」という状況を多くの企業のWebサイトでみかけます。改善して、Webサイト上で登録フォームがはっきり見えるようにしましょう。さらに、Facebookのページにメール購読のリンクを入れて、ソーシャルメディアを活用している人達を引き寄せると効果的です。
すぐに登録ができるように、できるだけ簡単なフォームにしてください。相手の興味など色々な質問をしたくなりますが、それは初めてのデート相手に個人的な質問を繰り返す行為と同じなのでやめましょう。登録がすぐ完了するように、フォームの入力項目は2,3個に抑えて、必要のないプライベートな質問は省きましょう。
2.紹介キャンペーンを行う
人は自分が信頼するブランドよりも、友人や家族のことを5倍以上信頼していると言われています。ブランドに興味を持った新しい人を説得することよりも、紹介キャンペーンを行って既にブランドを信頼してくれている人から勧めてもらいましょう。
適切な紹介キャンペーンは紹介する側とされる側の双方にメリットがあります。
たとえば、新しい人を紹介してくれた既存顧客には大きなディスカウントをします。メールを登録してくれた人にも同様のディスカウントをし、ブランドを気に入ってもらえるように暖かく迎えましょう。
3.受信者に有益な情報を提供する
メールを登録してくれた人には常にその期待に応えるものを提供しましょう。2021年には毎日3190億通ものメールが送信されると予想されていますが、膨大な量のメールがある中で受信したいと思ってもらえるのは貴重なことです。
新しく登録してくれた人にはディスカウントコードやクーポンなどの特典を与えることを検討してください。さらに、ホワイトペーパーや利用ガイドのような信頼と価値のあるコンテンツも提供しましょう。最終的には会員限定のニュースレターなど、登録者だけがアクセスできる特別な情報を提供します。
宛先リストを増やす上でやってはいけないこと
宛先リストを増やす適切な方法がある一方で、適切ではない方法もあります。もし名簿業者から購入した宛先に一斉送信をしたら、次のようなことが起きるでしょう。
- 届かない宛先が含まれていて送信に失敗する
- 宛先から受信拒否される
- 購読停止される、または迷惑メール報告される
- ブラックリストに登録される
こうしたことを避けるために、メールはオプトインを取った宛先だけに送るべきです。メールの宛先を増やしたいのは誰でも同じですが、人生の多くのことと同じように量より質が大切なので、適切な方法で宛先リストを増やさない限り結果は出ません。
「宛先リストを適切な方法で増やすことができれば、登録されているのは過去に購買行動をとった(つまり送信者のファンである可能性が高い)人達ばかり、という状態にすることも可能です。そういった人達は有益な情報やメリットを受けることを期待しているので、皆がメールを待ち望む、理想的な宛先リストといえます。」とForbes.comでも紹介されています。
適切な方法で集めた宛先リストは良い結果を出すだけではなく、法律を守ることにも繋がります。GDPRのような法律は、何も考えず闇雲にメールを送っている人達に大きな影響を与えました。新しい時代のメールマーケティングには、それ相応の新しいアプローチが必要です。
おわりに
今回紹介した方法はすべて相手を尊重することで成り立っています。相手のことをしっかり考えた結果、メールの登録を希望する人が増えたり、他の人に勧めてくれたり、人から支持される環境が生みだせます。
宛先リストの集め方についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてください。