思わず開封したくなる12のニュースレター(前編)
- 2020年1月7日
- by SendGrid
- Category: メールマーケティング
この記事は 11 Must-Open Email Newsletter Examples to Learn From の抄訳です。
『リードや顧客とエンゲージを高めるには、ニュースレターが必須だ』という考えによって、送信すること自体が目的になってしまうことがあります。何が何でもニュースレターを送信しなければならないという思い込みから、古いコンテンツや、もはや誰も見向きもしない内容を使い回してしまいます。一旦「毎月第三火曜日に必ずニュースレターを送信する」と決めると変更するのは難しいものです。
しかし、このように意味のないメールを送り続けていると、メールが開封されない、購読を中止される、迷惑メール報告される、といったリスクがあります。そのため、定期的にニュースレターを配信すると決めたら、計画の作成とアイデア集めを進める必要があります。
そこで前編と後編に分けて、すばらしいニュースレターの例を12個ご紹介します。ぜひ次のニュースレターを送る際の参考にしてください。
The Weight List
The Weight Listは、Bulletproof(牧草で育てられた牛のミルクで作られたバターを摂取するダイエットを推進している会社) が発行しているニュースレターです。
Bulletproofは、ニュースレターにブランドテーマに合った絶妙なタイトルを付けています。 ニュースレターには必ずしも独自のタイトルが必要なわけではありませんが、ブランドに合ったタイトルをつけて受信者にメールの内容が分かりやすいようにしておくと、開封してもらいやすくなります。
また、The Weight Listは、主に食べ物やダイエット、健康についてのすばらしいブログ記事を投稿しています。注目すべきは、メール内でブログの記事に関連した製品を宣伝している点です。記事のトピックとして自社の製品を少し紹介していますが、宣伝がメール本文の大半を占めてしまうようなことはありません。
また、ブログ記事、レシピ、創業者からのビデオメッセージ、キャッチフレーズなど様々なコンテンツが1つのニュースレターに取り入れられています。 ニュースレターにはなるべくたくさんの種類のコンテンツを入れて、多くの受信者の興味に合う内容を提供できるようにしましょう。
Morning Brew
ビジネスニュースは小難しいものが多く、読んでいると頭をかきむしりたくなることがありますが、Morning Brewのニュースレターは、楽しいタイトルが付けられていて、面白く読めるように工夫されています。見出しがはっきりしていて読みやすく、効果的なイラストでニュースを読むのが楽しくなります。
口語の文章と箇条書きやコロン、太字のテキストを組み合わせることで、ニュースの内容が分かりやすいものになっています。
このニュースレターでもう1つの注目すべき点は、インタラクティブな内容が盛り込まれていることです。時事についての知識を問うパズルやクイズなどがあることで、読者が最後まで読みたくなるニュースレターになっています。
New York Times Cooking
ニューヨーク・タイムズの週刊ニュースレターは、料理好きな人のために常に新しいレシピを提供しています。メールは1週間の計画を立てる際の参考になるよう、日曜日の朝に配信され、カジュアルな一人称で書かれています。このニュースレターは、1週間の食事の計画を立てるうえで非常に役に立ちます。
このメールは他の多くのニュースレターと比べてブログ記事のようにテキスト量が多いのですが、料理好きな読者にとってはむしろ魅力的です。
読者にメニューを提案した後、料理の大きな写真とレシピへのリンクを掲載する構成になっています:
Robinhood Snacks
投資や金融の話は固い内容になりがちですが、Robinhood Snacksが提供している財政や投資についてのニュースレターは楽しめる内容に仕上がっています。魅力的で面白いトーンで、投資や金融のトレンドについての週間ダイジェストが書かれており、思わず最後まで読みたくなります。
このニュースレター(ここで全文を閲覧可能です)は、すぐに投資をする予定のない読者であってもRobinhoodとの繋がりを保ち続けられるという点で優れています。いざ読者が投資サービスを利用することになった場合は、Robinhoodを候補の1つとして検討することになるでしょう。
No Mercy/No Malice
このニュースレターには、ビジネス、テクノロジー、政治に関する1週間の出来事が独自の視点で書かれており、起業家かつニューヨーク大学でマーケティングの教授であるScott Galloway氏による人生の教訓も掲載しています。
このニュースレターのフォーマットやレイアウトはシンプルなものですが、書かれている内容のクオリティが高いため、読者が毎週楽しみにしています。ニュースレターに画像をたくさん含める必要はありません。この例がそのことを示しています。
Into the Gloss
美容や健康についての全てが詰まったこのニュースレターを好きにならない訳がありません。このニュースレターは美容ブランドのGlossierが制作していますが、自社の製品のプロモーションというわけではありません。
Into the Glossは美容についてのヒントやテクニック、美を維持する方法についてインタビューなどを含んだ記事が提供されています。デザイン面では、大胆なアイキャッチ画像や短いながらも絶妙なキャッチコピー、閲覧しやすいレイアウトで目を引くものになっています。
この記事は後編へ続きます。後編でも魅力的なニュースレターの実例をご紹介しますのでお楽しみに!