自動返信メールでマーケティングを強化しよう

この記事は Boost Your Marketing with Email Autoresponders の抄訳です。

毎日のマーケティング業務のうち、面倒だと感じているものが自動化されたらどんなにありがたいか、想像してみてください。単純作業から解放されるのは当然ですが、手動の場合より質が向上するという副次的な効果があるかもしれません。

私たち人間は、パフォーマンスを一定に保ち続けることができません。体調不良や私用で仕事を休まざるを得ないときもあれば、仕事に対するモチベーションが上がらないときもあるでしょう。

単調な作業を自動化すれば品質を一定に保つことができ、浮いた時間をより複雑な作業に充てたり、休暇を楽しんだりすることができるのです。

調査によると、平均的なマーケターはなんと1日あたり6時間を自動化されていないタスクに費やしています。

さらに、

世界の企業の76％がマーケティングオートメーションを利用
マーケターの91%が、マーケティングオートメーションが目標達成に役立ったと回答
カスタマージャーニーを自動化していると答えたマーケターは79%で、10%は完全に自動化していると回答
自動化を活用しているマーケターは、効果的なマーケティング戦略を実行していると回答する確率が46%高い

自動化への興味がわいてきましたか？
今回は、日々の業務に取り入れやすい自動化のひとつである自動返信メールについて紹介します。

メールマーケティングにおける自動返信機能とは

自動返信機能とは、顧客の特定のアクションをトリガに、あらかじめ用意したメッセージを自動的に送信するものです。事前に設定をしておけば、メール送信をシステムに任せることができます。

簡単な自動返信の例として挙げられるのが不在通知メールです。メールを受信する度に、特定の日付までオフィスにいない旨のメールを自動的に返信します。

より大きなスケールで使われている例としては、オンラインショッピングの注文完了通知が挙げられます。大手企業では、このようなメールを1日に何千通も送信しています。

顧客データを収集し活用する方法を多くの企業が模索しており、自動返信メールも以下のような様々なシーンで利用されています。

最近の購入履歴に基づくアップセルやクロスセル
サブスクリプションの契約更新通知
カゴ落ちメール
誕生日など記念日のお祝いメッセージ
イベントの登録確認
サービスに登録した際のウェルカムメール
お友達紹介の依頼
再エンゲージメントキャンペーン
フォローアップメール

自動返信メールの利点とは？

世界の企業の4分の3以上が自動返信機能を活用しているのには確固たる理由があります。詳しく見ていきましょう。

必ず返信できる

自動返信を利用すれば、夜中や休日など迅速な返信がしづらい時間帯でも確実に返信することができます。

顧客からの信頼を築ける

顧客の行動に対する的確なフォローアップは、信頼の獲得に直結します。例えば、お問い合わせを受けた際に「24時間以内に回答します」と書かれた受付完了メールが即時送られれば、顧客は真摯な対応だと感じるでしょう。このようなやりとりはロイヤリティを高めることに繋がります。

提案のタイミングを逃さない

顧客の行動に反応するタイミングはとても重要です。Webサイトから初めて商品を購入してくれた直後にアップセルやクロスセルの提案をすれば、追加で商品を購入してくれる可能性が高くなります。購入から数日空けてしまうと、興味は既に違うものに移っているでしょう。

常に最新情報を共有できる

限定特典や最新情報、問題への的確な対処など、タイムリーで関連性の高いメッセージをいつでも返信できるので、顧客との関係をより深めることができます。こういったつながりを持つことは、ファネルを通してリードを育成し、長期的なファンへと変える有効な方法です。

これらのメリットはどんなビジネスでも享受できます。

自動返信メールの導入

自動返信メールを導入する基本的な手順を紹介します。

メールの目的を明確にする
テンプレートを既存のものから選ぶか、新しく作成する
読者の心に響くメール文案を作成する
メールのデザインを完成させる
メールのワークフローを決める
宛先リストを選択する
送信のタイミングを決める
自動返信を有効にする

利便性と確実性こそが自動返信の利点です。今後のメール作成にかかる時間を節約することも忘れないでください。例えば、ゼロからメールを作成した場合は、次に備えてテンプレートとして保存しておきましょう。ワークフローをテンプレート化して次回同じようなニーズが発生したときのために詳細を保存しておくのもお勧めです。

ニーズに合った自動返信ツールの選び方

市場には様々な自動返信ツールがありますが、自分にとってどれが最適かはビジネスの規模や予算、技術力、目標などによって異なります。
では、どのような観点で選択すればよいでしょうか。次は、選択の際に重視すべきことを紹介します。

アクセシビリティ
自動化によって作業時間が短縮できるのは、利用するツールがユーザフレンドリーである場合の話です。自動化に囚われすぎると、実装に苦労するツールを導入してしまう危険性があります。関係者全員が自信をもって使用できるように、ツールを選ぶ際はインターフェースも気にかけましょう。
コスト
マーケティングツールの価格は、必ずしもその価値を正確に反映しているとは限りません。高額なのに平凡なツールもあれば、手ごろな価格設定で性能の良いツールもあります。まずは、無料トライアルでテストを行いましょう。必要な機能が揃っていることを確認できたら、サブスクリプション契約を結びましょう。
機能
ツールの導入目的を果たせる機能が含まれていることが重要です。重視している3つの機能をもれなく備えた最小限のツールのほうが、そのうち1つの機能しか持たない多機能なツールよりも優れているのは明らかです。理想は、現在必要な機能を全て揃えていて、将来的に使いたい機能を後々追加できるようなツールを見つけることです。
連携のしやすさ
CRMやSNS分析ツールなど、他のツールと統合できることを確認しましょう。全てのプラットフォームがうまく連携できると、作業負荷は軽減され、データはより扱いやすくなります。
カスタマーサポート
どれだけ優れたツールでも、時には問題が生じることがあります。問題解決の手助けや新しい使い方の提案をしてくれるサポート窓口があるかどうか確認しましょう。

さいごに

自動返信への理解は深まりましたか？
自動返信は今や顧客との関係構築において欠かせない存在です。これを機に自動返信を活用して、よりスムーズで効果的なコミュニケーションを実現しましょう！

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