7ステップ!メールマーケティングのプランを立てよう
- 2025年1月23日
- by SendGrid
- Category: メールマーケティング
この記事は Your 7-Step Email Marketing Plan の抄訳です。
この記事をご覧の皆様は、メールマーケティングをこれから始めようと決心された方か、もしくは、すでにメールを送っているけれどメールマーケティング戦略をもっと体系化したいとお考えの方でしょうか?
メールマーケティングのプランを作っておくことで、より成功に近づけることができます。本記事では、以下の7つのステップをご紹介します。
- 目標の設定
- ターゲットの把握(およびセグメント化)
- 宛先リストの作成
- メールマーケティング戦略の作成
- メールカレンダーの作成
- 魅力的なメールの作成
- 結果の追跡と分析
それでは、詳しく見ていきましょう!
1. メールマーケティングの目標を設定する
優れたマーケティングプランの土台となるのが「目標」です。方向性を定めて範囲を絞り込むことで、本当に重要なことに集中しやすくなります。今あるメールマーケティング施策を振り返り、最適化できるところを見つけましょう。まだ始めたばかりなのであれば「毎週メールを送ること」を目標としても良いですね。すでにメールを送信している場合は「開封率を10%上げ、年末までに購読者リストを15%増やす」などです。
メールマーケティングのKPIを設定する際は、目標設定のフレームワーク「SMART」を活用してみてください。「目標はメールのエンゲージメントを高めることです」と言うのはとても簡単ですが、それは具体的に何を意味していて、どの指標を、どのぐらいの期間で、どの程度高めたいのでしょうか?
S(Specific:具体的に)
M(Measurable:測定可能な)
A(Achievable:達成可能な)
R(Relevant:関連性があり)
T(Time-bound:期限が定められている)
を使って、具体的な目標を定めましょう。「メールのエンゲージメントを高める」ではなく、「第3四半期中にクリックスルー率を10%向上させる」といった具合です。
2. ターゲットを把握する
目標が決まったら、次はターゲットを絞ります。理想的な顧客像(顧客ペルソナ)を明確にするために、実際の顧客からできるだけ多くの情報を集めましょう。どのような問題を解決しようとしているのか、住んでいる場所や時間の使い方、好まれるコミュニケーション方法などを把握します。
これらの情報は、Webサイトでの行動を追跡したり、過去のメールキャンペーンのエンゲージメントを確認したり、購入パターンを分析したり、アンケートで直接データを収集したりすることで見えてきます。
顧客ペルソナが明確になったら、次はオーディエンス全体に共通する特徴がないか調べてみましょう。例えば、デモグラフィックに共通点はありますか?タイムゾーンは?特定の製品にしか興味がないという人も一定数いるでしょうか?
集めた情報を使って対象をセグメント化します。これにより、相手によってメールの内容をカスタマイズしたり、関連性の非常に高いコンテンツを提供したりすることが可能になります。
3. 宛先リストを作成する
地球上で最高のメールを作成できたとしても、送り先がなければ意味がありません。宛先リストは、購入するよりも自然に増やす方が遥かに安全で健全です。リストを購入してしまうと、製品に関心のない人やスパムトラップが入り込んでしまう恐れがあります。
リストを自然に増やすために、次のようなオプトイン戦略を検討してください。
- Webサイトにメール購読フォームを設置する
クーポンコードと引き換えにしたり、ブログでポップアップを表示させたり、サイトのフッタに含めたりしてみましょう。 - 役立つ資料を作成する
ウェビナー、ダウンロード資料、テンプレート、チェックリストなどの「リードマグネット」を提供することで、リストを自然に増やすことができます。
4. 大まかなメールマーケティング戦略を決める
大まかなメールマーケティング戦略を決める前に、企業全体のマーケティング目標やステップ1で設定したメールマーケティング目標を再確認してください。目標がどのようなものかによって、どの種類のメールに重点を置くのが最も合理的かが見えてきます(通常はあらゆる種類のマーケティングメールを活用しますが、メールをチャネルとして使い始めたばかりの場合はそれが現実的ではないこともあるので)。
宛先リストを増やすことが目標なのであれば、情報コンテンツを含むニュースレターに時間をかけるべきですし、コンバージョンを増やすことが目標なのであれば、プロモーションメールが適しているかもしれません。
メールマーケティングの種類としては、一般的に次のものがあります。
- ウェルカムメール:新しくリストに加わった方向けの案内メール
- プロモーションメール:割引やセール情報など、プロモーション目的のメール
- ニュースレター:役立つヒント、記事、資料など、情報提供を目的としたメール
- 再エンゲージメント:しばらくメールを開封していない購読者に対して、再エンゲージメントを図るメール
それから、チームの全体的なマーケティング戦略を元に、主な重点領域やKPIなどを特定します。これらはメールマーケティング戦略やスケジュールの構築に役立ちます。
例えば、あなたの会社では毎年3月に大規模なイベントを開催しているとします。イベントに先立って招待状やプロモーションメールの送信をするため、第1四半期の主要テーマはそのイベントということになります。
イベントだけではなく、データレポートの公開や季節のセールについても同様です。1年の残りのスケジュール感を押さえておきましょう。
5. メールマーケティングのカレンダーを作成する
ステップ4で作成した大まかなメールマーケティングの予定をカレンダーに書き出します。カレンダーがあればキャンペーンを順調に進めることができますし、重要な日付を見逃したり、土壇場で慌てたりしなくてすみます。
まずは今あるメールキャンペーンから始めて、そこからギャップを埋めていきます。マーケティングチームのメンバーと協力してマーケティングチャネル間で連携し、情報をタイムリーに共有します。
6. 魅力的なメールを作成する
実際にメールを作成する際には、メールの構造に関するいくつかの重要ポイントを押さえておく必要があります。
- 送信者名
受信トレイに表示される名称です。ブランド名にすると認識されやすいですが、より個人的な印象を与えたい場合は従業員名にするのも良いでしょう。 - 件名
件名は短くて興味をそそるものにしましょう。短いほど開封率は高いことが分かっています。 - プレビューテキスト
プレビューテキストは省略しないでください!この追加のコンテキストが、メールを開くかどうかの後押しになる可能性があります。 - メールのデザイン
メールサービスプロバイダが用意しているドラッグ&ドロップツールやメールテンプレートを活用すると便利です。長いテキストブロックは避け、箇条書きや画像でテキストを分割しましょう。 - CTA(Call To Action)
CTAとは、メールを開いた後に実行してもらいたいアクションへの誘導です。例えば「記事を読む」「イベントに申し込む」「製品を購入する」などです。CTAの数は、メール1通あたり1つか2つに絞ってください。
7. 結果を確認して分析する
最後に、月末と四半期の終わりには、時間をかけてメールキャンペーンの結果の確認と分析をしてください。開封率、クリックスルー率、コンバージョン指標を調べることで、どのようなトピックが反響を呼んでいるかを知ることができます。
メールマーケティングの全体傾向も確認してください。購読者は増えていますか?開封率やクリックスルー率は上がっていますか?
そこから外れ値を詳しく調べます。メールの成果が非常に良かった時は、いつもと何が違っていたのでしょうか?悪かった時、その原因は何だったのでしょうか?こういった分析をすることで、今後メールマーケティングをどう最適化していけば良いかがわかるようになります。
メールマーケティングのプランを立てよう
メールマーケティングのプランは、マーケティング業務を整理し、施策とKPIを繋げ、より良い結果に導きます。今すぐ目標に合ったプランを立てましょう!
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