メールの「プレビューテキスト」を使いこなそう
- 2025年10月30日
- by SendGrid
- Category: ベストプラクティス メールマーケティング

この記事は Perfecting Your Email Preview Text の抄訳です。
メールキャンペーンの成功を判断するうえでまず重要なのは「メールがきちんと受信トレイに届いたか」ですが、その次に気になるのが「受信者が実際にメールを開封したか」ではないでしょうか。
少しでも受信者の興味をひくため、件名の作り込みに時間をかけることも多いと思いますが、実は開封率に影響するのは件名だけではありません。
もう一つの重要な要素、それが「プレビューテキスト」です。
「プレビューテキスト」とは?
プレビューテキストとは、受信トレイにおいて件名の右や下に表示される文言のことを指します。件名を補助する「もう一つの件名」と考えると分かりやすいでしょう。「プリヘッダーテキスト」と呼ばれることもあります。

開封は最も重要なコンバージョンの一つです。プレビューテキストの工夫に力を入れることで、開封率や、ひいてはエンゲージメントの向上が期待できます。
それでは、プレビューテキストのカスタマイズ方法や活用例をご紹介します。
プレビューテキストの設定方法は?
前述の通り「プレビューテキスト」と「プリヘッダーテキスト」は同じ意味で使われることもありますが、厳密には同じものではありません。プリヘッダーテキストは、(通常非表示で)メールの冒頭部分に設定されているテキストのことで、件名を補足したり、受信者の興味を引いたりするために使われます。
通常、プレビューテキストには本文の冒頭部分が自動的に反映されます。任意の文章を設定したい場合には「プリヘッダーテキスト」を活用しましょう。
一般的に、次のようなコードを使用してプリヘッダーテキストを設定できます。
<span class="preheader" style="color: transparent; display: none; height: 0; max-height: 0; max-width: 0; opacity: 0; overflow: hidden; mso-hide: all; visibility: hidden; width: 0;">プレビューテキストをここに挿入</span>
プレビューテキストの実例
それでは、件名とプレビューテキストの実例をいくつかご紹介します。
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いずれも緊急性とウィットを兼ね備えていて、メールの内容が明確に伝わる点がポイントです。
プレビューテキストも、どのようなメッセージだとより良い反応が得られるか、入念にテストし改善していくことが重要です。
理想的な文字数は?
一般的に英語表記の場合は40〜140文字、日本語の場合はその半分程度が目安とされています。ただし、実際に表示される長さは受信者のデバイスやアプリによって異なるため、全文が表示されない場合もあります。
そのため、なるべく90文字以内(日本語の場合は約45文字以内)に収めましょう。この長さであれば、多くの受信環境で全文が表示されやすくなります。
まとめ
プレビューテキストを活用すれば、件名だけでは伝えきれないメッセージを加えることができます。ほとんどの主要なメールアプリケーションでプレビューテキストはサポートされていますが、表示される文字数は様々です。そのため、次の点に気をつけると良いでしょう。
- プレビューテキストは短く
- 要点やバズワードは前半に入れる
- 切迫感のある呼びかけの言葉を入れる
くり返しとなりますが、メールコンテンツのその他の要素と同じように、プレビューテキストも継続的にテストすべき項目です。A/Bテストのベストプラクティスはこちらで詳しくご紹介しています。
件名についてのベストプラクティスは、以下の記事も参考にしてください。



