迷惑メール判定を回避するには?

この記事は 10 Tips to Keep Email Out of the Spam Folder の抄訳です。
一部内容を日本向けに改変しております。また、本記事中に紹介した海外サービスは日本語に対応していない場合がございます。ご了承ください。

SendGridはメールの配信到達性の向上に力を入れて取り組んでいます。Googleが検索精度を上げるために絶え間なくアルゴリズムを調整しているように、SendGridでは配信されるメールが迷惑メールとして判定されないように、継続的に調整しています。この記事では、メールが確実に配信されるためのポイントをいくつか紹介します。(もちろん、一番のおすすめはSendGridをお使いいただくことなのですが)

1. CAN-SPAM 法(米国法令)の遵守

マーケティングメール送信についての規定を定めた米国の法令”CAN-SPAM法“。米国の法令ですが、一般的に守った方がいい項目が含まれています。以下はその一例です。

  • 偽りのある、あるいは誤解を招く恐れのあるヘッダ情報を使用しないこと。
  • 虚偽の件名を使用しないこと。
  • メールが広告であることを明示すること。
  • 差出人の所在地を、受信者に明示すること。
  • メールの配信停止方法を、受信者に明示すること。
  • 配信停止の依頼を受けたら、即時対応すること。
  • メールの作成や配信を委託するときも、その行動に責任を持つこと。

CAN-SPAM法にはトランザクションメールについての規定はありませんが、虚偽、誤解を招く表現を入れてはならないのはマーケティングメールと共通です。

2. 迷惑メールやフィッシングと誤解される語句を使用しない

迷惑メールに使われていそうな語句を使うのは避けましょう。
フィッシングメールは不正なリンクをクリックさせることで個人情報を収集するように設計されています。よくある手口は、銀行やよく訪れるウェブサイトなど、信用あるサービスからのメールへのなりすましです。フィッシングで頻繁に使われるような語句の使用も控えましょう。

3. HTMLメールを送信する際には、テキスト版のメールも一緒に送る

これは迷惑メール判定を避けるための基本的な対策です。迷惑メール誤判定の対策だけでなく、HTMLメールを閲覧できない受信者をカバーする事もできます。特に携帯キャリアへのメールでは、この対策は必ず行いましょう。

4. パーミッションマーケティング手法の適用

パーミッションマーケティングとは、顧客の承認(パーミッション)を得てから実施するマーケティングのことです。セス・ゴーディンにより提唱された手法で、顧客あるいは潜在的な顧客にメールを受信してもらうための考え方が述べられています(詳しくはこちら)。顧客にメールを受信・購読してもらい、ホワイトリスト(注1)に入れてもらえるよう、継続して働きかけましょう。

5. メール送信前に迷惑メールチェックサービスを利用する

送信先へメールを送信する前に、迷惑メールチェックサービスでメールをチェックしましょう。Windows向けにはMailingCheck.comから無料のツールをダウンロードできます。別の方法として、IsNotSpam.com (※) にメールを送信すると、迷惑メールチェックを含む、メール配信に影響するいくつかの項目をチェックできます。

6. ブラックリストに載らないように気をつける

メールサーバがブラックリストに載ってしまうとメールを届けるのが困難になります。
メールサーバがブラックリストに載っていないか確認する手段として、無料サービスをいくつか紹介します。

もしサーバがブラックリストに載っていることが判明したら、サーバがブラックリストに載った経緯を割り出しましょう。(上記のツールで割り出せます。)

7. 画像の多用を避ける

画像は入れないほうが無難ですが、入れなくてはならない場合もあります。そうした場合に守るべきポイントは次の通りです。

・画像だけのメールを送らない。
・可能な限り画像を最適化(画像の圧縮、jpgやpngなどの適切な画像フォーマットを使用する、など)する。
・構文が正しいHTMLを使用する。

8. スパムトラップの回避

スパムトラップとは、すでに誰も使用しておらず、ISP (インターネット接続業者)が迷惑メール判定のために利用しているメールアドレスのことです。スパムトラップに送られるメールは、受信者の承諾なしに送られていると解釈され、迷惑メールと見なされます。スパムトラップを回避するためには、利用者の申込み後にメールを配信する「オプトイン方式」を適用したり、ブローカーからメールアドレスのリストを購入しないようにします。

9. 添付ファイルのサイズと形式に注意

一般的にjpg, gif, png, そしてpdfは、ファイル添付しても差し支えない形式です(空メールの場合を除く)。exe, zip, swfといったコマンド実行可能な形式は、添付を避けましょう。さらに、希望しない人にはファイルを添付しないようにします。
大きなファイルを添付しなくてはならない場合や、迷惑メールあるいはウイルスチェックにひっかかりそうな形式のファイルを添付する場合には、DropBoxといったサービスをご利用になることをおすすめします。ファイルに重要なデータが含まれる場合には、会社の安全なFTPサーバを利用するなどしましょう。

10. DKIM, SPF, Sender-ID, そしてDomainKeysの適切な設定

メールサーバが上記のプロトコル(DKIM, SPF, Sender-ID, DomainKeys)をサポートしているかどうか、そしてそれらが適切に設定されているかは気になるものです。
これらのプロトコルはISPが技術的な視点でメールの信憑性を判断するために必要です。適切な設定をしているかは、IsNotSpam.com (※) から提供されているサービスでご確認いただけます。

おまけ:メール配信サービスの活用

これらのことを実施するのは非常に骨が折れます。SendGridの利点のひとつは、非常に高い配信到達性です。SendGridでは、たった数分でサービス利用を開始できるSMTPサービスや、用途に合ったカスタマイズを実現できるAPIをご利用いただけます。サービスは無料プランからご用意しています。こちらからお試しください。

迷惑メール判定の防止について、以下の動画もぜひご覧下さい。

注1) ホワイトリスト:メール受信しても安全なドメインの一覧。ホワイトリスト以外からのメールを受信を制限するために利用される。