効果的なウェルカムメールの実例

効果的なウェルカムメールを送信しよう!

この記事は Effective Welcome Email Campaigns Examplesの抄訳です。

ウェルカムメールはおそらく初めてユーザが受け取るメールで、特に重要です。きちんと準備して、良いものにしましょう!

素晴らしいウェルカムメールにするためのポイントは、次の3つです。

  1. 受信者にサインアップした理由を思い出させ、感謝の気持ちを伝える
  2. 特別なオファーやCTAでエンゲージメントを引き出す
  3. Webサイトやメールのブランドイメージを統一する

これらを上手く反映している事例は後ほどご紹介しますが、まずは良いウェルカムメールのイメージを掴んでいただくために、私のお気に入りのお店(実店舗)についてお話します。

そのお店は、入るとすぐにオーナーが気さくな笑顔で「いらっしゃい」「シャンパンのサービスはいかが?」と声をかけてくれます。その後は、客自身のペースで店内をまわれるよう、また、必要な時に声をかけられるよう、オーナーは適度な距離を保ってくれます。

新しい商品は常に店の正面に配置されているので見逃すことはありませんし、BGMはSpotifyから流行りの音楽が流れています。店内は穏やかな雰囲気でまわりやすく、歓迎されていることが伝わってきます。

ウェルカムメールでは、まさにこのお店のような体験を提供しましょう。シャンパンをふるまう必要はありませんが、フレンドリーさ、サポートの丁寧さ、タイムリーさはお手本にするべきです。

何回も通いたくなる素晴らしいお店のように、ウェルカムメールで受信者の気持ちを上手に掴みましょう。

ウェルカムメールの例

以下、受信者を適切にサポートし、信頼を獲得しているウェルカムメールの例をご紹介します。

Headspace

まずは、瞑想アプリの「Headspace」です。

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上述した3つの “必須” ポイントを上手く組み込んだ素晴らしいウェルカムメールです。まず、全体から祝福と歓迎の気持ちが伝わってきます。デザインは暖かみがあってWebサイトのイメージを完璧に反映しており、メールは短くきれいにまとまっています。(ポイント:Webサイトとメールに一貫性を持たせましょう。サービスへのロイヤルティやブランドへの親近感を高めることができます)このウェルカムメールではどこにどんな情報があるのかが分かりやすいので、迷わずコンテンツに辿り着くことができます。

また、冒頭のCTAに注目してください。「Start Meditating(瞑想をはじめる)」の周辺には他のリンクや画像がありません。無駄な情報がないのでクリックすべきものがわかりやすく、簡単にアプリをスタートできるようになっています。

ポイント:ユーザに多くの情報を提示して行動を邪魔してはいけません。可能であればCTAは1つにしましょう。

Headspaceはウェルカムメールでアプリの利用方法を簡潔に説明しています。アプリを使ったことのないユーザの疑問はこれで解消されるでしょう。このようにして、安心して利用を開始できるようにしてあげましょう。

また、Headspaceではウェルカムメールをシリーズとして配信しエンゲージメントを高めています。(ウェルカムメールシリーズについて詳しく知りたい方は「ウェルカムメールシリーズを効果的に活用しよう」をご覧ください。)

先ほどのメールを受信しアプリの利用を開始すると、翌日、それをトリガとした2通目のメールが届きます。アプリの利用開始をフォローするメールです。このCTAも1通目と同じく簡潔に行動を促すものでした。Headspaceの細やかな配慮が感じられ、再びアプリを開きたくなる内容です。

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Havenly

Havenlyはインテリアデザインのアプリです。

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デザインを扱う会社だけあって、Havenlyのウェルカムメールはとても洗練されています。画像と文章のバランスがとれており、デザインは魅力的でWebサイトのイメージを完璧に反映しています。

冒頭でご紹介したお店のように、ウェルカムメールでは感覚的なところ ─ 視覚的な魅力や統一されたブランドイメージ ─ を大事にしましょう。テーマやフォント、雰囲気などはWebサイトや製品のイメージを反映すべきです。Havenlyはこれを上手に行っています。

メインのメッセージはCEOから直接きた個人的な手紙のようになっています。ブランドのことを詳しく知るためには、それを創った人に聞くのが一番です。(ポイント:ブランドを立ち上げた想いをユーザに共有しましょう。それに共感してもらえれば、より長い期間ブランドを利用してくれるかもしれません)

また、CEOはアプリの利用を始める方法(=デザイナーを選ぶ)を簡潔に提示しています。CTAがシンプルなので、ユーザは戸惑うことなくすぐに利用を開始できます。

さらに、フッタにはHavenlyを採用している有名ブランドのロゴを載せ、新しいユーザからの信頼獲得に努めています。

NextdoorとPenguin Random House

これらのサービスでは、効果的なウェルカムメールでユーザを上手くサービスに引き込んでいます。

Nextdoorは、シンプルでためになる効果的なウェルカムメールを配信しています。アプリの使い方を説明することで利用の開始を促しています。CTAが3つありますが、スクロールする必要がない範囲に収まっているので選びにくさは感じません。

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Nextdoorも他の事例と同様に読みやすく、伝えたいメッセージを画像の多用で邪魔するようなことはしていません。簡潔な文章で歓迎の雰囲気を伝えています。(ポイント:画像を利用することが常に正解ではありません。素晴らしいコピーの邪魔になるような画像は不要です。画像は多くの情報を伝えてくれますが、適切な文章で置き換え可能な場合もあります)

一方、Penguin Random Houseも同様に効果的なウェルカムメールを配信しています。ダイレクトにおすすめの書籍を提示することで価値を提供しています。(ポイント:受信者を大量の説明で埋もれさせてはいけません。有益な情報やディスカウントといった価値がすぐに伝わるようにしましょう)このアプローチは、未だ買い物をしていないユーザから情報を取得する良い方法でもあります。
クリックの履歴から、ユーザがどのような本に興味を持っているのかといった情報を獲得できるのです。

また、ウェルカムメールの件名「You’re gonna need a bigger bookshelf…(もっと大きな本棚が必要になるかも…)」も、開封を促しており面白いです。

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まとめ

  • ウェルカムメールのデザインはブランドとあわせ、Webサイトのイメージをそのまま反映する。
  • ユーザにサービスの利用を促す。サービスに登録してくれた感謝の気持ちを伝える。
  • スクロールしなくて済む範囲で、大事なことは早めに伝える。サービスを利用して得られる価値を最初に示し、可能であればCTAは1つにする。
  • ブランドの成り立ちを共有し、ユーザの共感を得る。早い段階で関係を構築し、ユーザにブランドを支持してもらう。
  • 画像は常に正解とは限らない。素晴らしいコピーがある場合は、不要な画像で邪魔しないよう注意する。
  • 大量の説明でユーザを埋もれさせない。情報やディスカウントといった形でその価値をすぐに伝える。

最後になりましたが、ウェルカムメールの作成を楽しんでください。新しいユーザのエンゲージメントと興味を継続させるために、色々なコンセプトのウェルカムメールを試してみましょう。健闘を祈ります!

ウェルカムメールをメールマーケティング戦略に組み込む方法については、2018 A-Z of Email Marketing Guideをご覧ください。