トランザクションメールとマーケティングメールの違いとは?
この記事は Marketing Email vs. Transactional Email: What’s the Difference? の抄訳です。
SendGridのWebサイトを訪れたりブログを読んでいたりすると「トランザクションメール」や「マーケティングメール」という言葉を目にしたことがあるでしょう。しかしながら、両者がどんなものなのか、違いはなんなのかということをご存知でない方も多くいると思います。実際、SendGridではユーザからよくこんな質問をいただきます。
“トランザクションメールとマーケティングメールは、どこが違うのですか?”
SendGridの優れている点として、様々な用途に利用できるということがあげられます。メールマガジン、クーポン、プロモーション、パスワードの再発行、アカウントのアップデートなど、どんな種類のメールであっても送信することができます。
SendGridでは、こういった様々なメールを「送信する方法」によって、トランザクションメールとマーケティングメールに区別しています。
具体的には、
- SMTPリレー、Web APIを利用して送信したメールをトランザクションメール
- マーケティングメール機能を利用して送信したメールをマーケティングメール
と呼んでいます。
以降、トランザクションメール、マーケティングメールそれぞれの本来の意味、そしてSendGridを利用した場合の送信方法についてご説明していきます。
トランザクションメール
トランザクションメールとは、何らかのトリガによって自動送信されるメールを指します。例えば、製品購入時の領収書の通知メールなどが該当します。多くの場合、トランザクションメールはSMTPリレーやAPIを利用したプログラムを使って送信されます。
トランザクションメールを送信するユーザは、SendGridを使ってプログラムで自動的に送信しています。テンプレートやコンテンツ、宛先リストを自由に作成することができ、SendGridをメール送信のエンジンとして利用できます。
マーケティングメール
マーケティングメールとは、何らかのトリガによって自動送信されるトランザクションメールとは異なり、決まった時間に宛先リストに対して戦略的に送信されるメールを指します。トランザクションメールと同様にSMTPリレーもWeb APIもご利用いただけますが、メールの内容と送信する目的が異なります。
ですが、先ほども述べたように、SendGridでのトランザクションメールとマーケティングメールの違いは、メールの内容ではなく「メールの送信方法」です。
次に説明するマーケティングメール機能を利用して送信されたメールをマーケティングメールと呼んでいます。
マーケティングメール機能は、キャンペーンメールの作成、宛先リストのアップロード、テンプレートの作成、そしてメールの送信までを、全てダッシュボード上で行うことができる機能で、プログラムの作成は不要です。
マーケティングメール機能では以下の機能を提供しています。
- テンプレートと本文を作成するためのWYSIWYGエディタ
- 開封率やクリック率の把握
- A/Bテストの実施
- 宛先リストのセグメンテーション
- 送信日時の設定
トランザクションメールとマーケティングメールで別々のプランを申し込む必要はありませんが、マーケティングメール機能をご利用になる場合は次の点にご注意ください。
- 追加料金(30円/千通)がかかります
- Silver以上のプラン、またはFreeプランでご利用いただけます
※詳しくはプラン価格表をご確認ください
さいごに
メールを上手く活用して成長している企業は、トランザクションメールとマーケティングメールを統合したキャンペーンを実施しています。つまり、トランザクションメールとマーケティングメールの双方が、ブランドイメージの形成やユーザへの情報発信を担っているのです。
送信するメールの種類に関わらず、より成果につながるメールを送信したい方はマーケティングメール&トランザクションメール〜もっと成果をあげるには?〜をご覧ください。