え?嘘だったの?メールにまつわる5つの迷信
この記事は 5 Common Email Misconceptions…Demystified の抄訳です。
メールを取り巻く環境は日々変化しています。昨日までタブーだったことが、今日はベストプラクティスになっていることもあります。こんな環境ですから、誤った情報を鵜呑みにしてしまうこともあるでしょう。信じてその通りに行動していたのに、実は根拠がなかった…なんて残念ですね。
本記事では、特に勘違いされることの多い5つの迷信をご紹介します。
1. 宛先リストは大きいほど良い
この迷信は本当によく聞きます。しかし、大切なのはリストサイズではなくエンゲージメントの高さです。メールの受信を望んでいない多数の宛先よりも、エンゲージメントの高い少数の宛先に送信する方がはるかに良いです。
今後は「宛先リストは、エンゲージメントが高いほど良い」と覚えてください。
2. 件名が到達率に影響する
これはある程度正しいのですが、厳密な根拠はありません。以前は特殊文字や「free」という文字列がトリガとなって迷惑メールフォルダに入っていたこともありました。
近年では、メールの様々な属性を評価する複雑なアルゴリズムを用いて迷惑メール判定が行われています。うっかり「!」をたくさんつけてしまったという単純な理由で判定されるわけではないのです。
3. 受信フォルダに届けることがゴールだ
受信フォルダに届けることはもちろん大切ですが、ゴールではありません。メールプログラムが適切に運用できているか、成功しているかを評価するためには、1つではなく様々な要因—到達率、開封率、クリック率、配信停止率、迷惑メール報告率など—を考慮する必要があります。
4. 画像は使えば使うほど魅力的なメールになる
確かに、画像を上手く使えばメールのクオリティを驚くほど高めることができます。ですが、まずはメールの目的を受信者にしっかり伝えることが重要です。メッセージを伝えられるようになってから、デザインの良さを追求しましょう。
5. 法律で求められていることがベストプラクティスだ
法律では必要最低限のことしか求められていません。法律を遵守することは非常に大切ですが、それだけで目標を達成できるでしょうか?エンゲージメントを高めたり、ブランドへの印象を良くするためにできることはたくさんあります。つまり、法律を守ることに加えて購読者の満足度とエンゲージメントを高めるために注力することが必要なのです。
さいごに
うっかり信じてしまっていた迷信はありましたか?上記の迷信を踏まえて、メール業務を見直してみましょう。