SendGridの新しいアイデンティティ: 内側から見たロゴの進化
- 2016年9月30日
- by SendGrid
- Category: お知らせ
この記事は A New SendGrid Identity: An Inside Look at Our Logo Evolution の抄訳です。
企業ロゴをリデザインするのは非常にやりがいのある仕事で、デザイナー冥利に尽きます。特にSendGridのロゴのように、企業文化に深く根差したロゴの場合は尚更です。SendGridはその進化を市場にお見せする段階に到達したので、今回ロゴを新しくすることにしました。
このブログ記事では、リデザインのゴール、過程、新ロゴに至るまでの経緯をみなさんに共有したいと思います。
ゴール
- SendGridの市場展開とその成長を示すために、私たちのブランドアイデンティティを進化させる
- 私たちのミッションとビジョンに即した見た目にする
- ブランドの見た目をアップデートしてモダンなものにする(ロゴ、名刺、プレゼンテーションのテンプレート、サイネージを含む)
- マーケティング用のウェブサイトをリデザインする
- デザインを内製する
過程と戦略
最初の一歩は、以前のロゴを解体することでした。何が使えて何が使えないかを精査したのち、改善のキーとなる部分に辿り着きました。
- 矢印が後ろ向きに進んでいます。私たちのビジネスは発展していますから、矢印はプラス成長を示すべきです。
- フォントが平凡です。SendGridには「たった一つの何か」が相応しいです。
- 社内投票の結果では、ほとんどの従業員がロゴの意味を知りませんでした。これはつまり、ロゴに込められたコンセプトが何ら価値をもたらしていないということです。
私たちは、成し遂げようとしていること(上記のゴールを参照のこと)に対する明確な戦略を立ててデザインに入りました。気の遠くなる程に長い時間を掛けて、無数のロゴをデザインしました。何度も繰り返し、新ロゴのサンプルを作りました。そのごく一部を以下にお見せします。
プロジェクトが佳境に入った時期には、全社からメンバーを集めて社内フォーカスグループを設け、内部けん制機能が働くようにしました。フォーカスグループと社内デザインチームからフィードバックを集めた後は、目の前の課題に心置きなく突き進むことができました。
創造的な解
私たちは、SendGridが向かう先に見合った、視覚的に新しいアイデンティティが欲しいと思っていました。ですから、メールがくるくる回っているメビウスの輪のような曖昧なデザインから離れることにしました。新しいロゴはGrid(格子)を元にデザインされています。これは、SendGridのメール配信システムの基盤となるGrid(格子)状のインフラストラクチャを表現しています。
コミュニケーションとエンゲージメントとしての矢印
新しいロゴは、向かい合った2つの矢印がまんなかで重なり合っている形をしています。矢印はコミュニケーションを、そして重なりはエンゲージメントを表しています。角にある濃い青色の正方形は、お互いが送信するメッセージを意味しています。
「1(イチ)」を表す「i(アイ)」
字体も注目を集めるところです。もっとモダンで大人っぽい印象を与える字体にしたいと思っていました。クセの強くないものにしたかったので、字体の変更はほんの少しだけにとどめました。特筆すべきは「i(アイ)」の字体です。私たちはアルファベットの「i(アイ)」が数字の「1(イチ)」に見えるようにしたいと考えました。これは、たったひとつのプラットフォーム、SendGridが、あらゆるコミュニケーションニーズに合致することを表現しています。
完成
SendGridは、改善の余地を見出してそれを活かすのが得意です。その点、ロゴのリデザインは良い演習になりました。ブランドアイデンティティの進化は、SendGridの市場展開とその成長を表しており、この新ロゴをみなさんに共有できたことをとてもうれしく思っています。