悪夢を防ぐための送信前のチェックリスト
- 2017年11月1日
- by SendGrid
- Category: ベストプラクティス
この記事は Your Pre-send Email Testing Checklist の抄訳です。
メールマーケターにとっての悪夢とは、明らかにミスのあるメールを送信してしまうことでしょう。みなさん経験済かもしれませんが、ミスのあるメールを送信した場合受信者から丁寧な(時にあからさまな)指摘を受けることとなります。そのミスの多くは回避できたはずです。
SendGridでは、7万人宛のWebcastの案内メールで「August」と「April」を間違えるという痛恨のミスを犯したことがあります。これは防ぐことができたでしょうし、苦い教訓となりました。こういったミスを防ぐために配信前のチェックをより厳しく行うようになりました。
ミスを完全に無くすことは難しいですが、一貫したテストを粘り強く実施していれば大半を防ぐことができます。
いつかミスしてしまうのでは…と不安に感じている皆様、悪夢を成功へと変えるためにこれからご紹介するチェックリストをご利用ください。
- メール作成前にコンテンツを下書きする。例えば、Googleドキュメントで下書きを作成すれば同僚への共有も簡単にでき、文章の編集も手助けしてもらえます。
- メールを作成し、次の項目をダブルチェックする。
- コピー
日付、時刻(時差のある地域にメールをする場合、特に注意)に誤りはありませんか?表記ゆれはありませんか?強調すべき箇所は強調(太字表示など)されていますか? - ハイパーリンク
意図したページにリンクされていますか? - 送信元メールアドレス、Reply-Toのメールアドレス、送信者名
個人として送信するか組織として送信するか確認しましょう。 - 件名
特にミスを避けたいところなので、これについてはトリプルチェックしましょう。
- コピー
- 自分自身にテストメールを送信し、2で挙げた全ての項目を再度確認する。
- preheader※をダブルチェックする。メールの構成要素として見落とされがちではありますが、開封率に関わる重要な要素です。受信者が開封したくなるような文章になっているか確認しましょう。
※受信ボックスでメールを一覧表示した際、件名の横(もしくは下)に表示される文章のこと。通常はメール本文の冒頭部分が表示される。 - デザイン(表示)が崩れていないか確認する。ほとんどのメール作成ツールではHTMLコードの明らかな誤りを発見できるプレビューオプションを提供しています。(SendGridのマーケティングキャンペーン機能ではデスクトップとモバイルの表示が確認できます。)より細かな表示確認テストをしたい場合はLitmusやEmail on Acidなどの利用がおすすめです。これらサービスでは、主要な受信環境(デバイスやプロバイダなど)でどのように表示されるのか確認できます。
- 同僚にテストメールを送信し確認してもらう。別の人に見てもらうことで、あなたの目をすり抜けてしまったミスも発見できることがあります。
- 送信対象のリストやセグメントをダブルチェックする。宛先メールアドレスの合計数はあっていますか?
- 送信ボタンを押しましょう!
さいごに
たとえ熟練のメールマーケターであってもミスを完全に防ぐことは難しいですが、このリストに沿って確認すればほとんどのミスを回避できるはずです。
ミスを避けるためのもっと細かなTipsや、ミスのあるメールを送信してしまった時のアドバイスについては、 こちらのウェビナー(英語)をご覧ください。不慮のミスやその被害対策、送信前のチェックリストもご紹介しています。