Gmailから任意のSMTPサーバを利用してメール送信する方法
- 2025年8月28日
- by SendGrid
- Category: 技術ネタ 機能・使い方
みなさんは、Gmailのメールクライアントから任意のSMTPサーバに接続し、独自ドメインでメール送信できることをご存じでしょうか。例えば下図のように、gmail.comからのメール送信と、独自ドメインexample.comからのメール送信とで、接続先のSMTPサーバを切り替えることができます。
そのSMTPサーバとしてメール配信サービスを利用すると、使い慣れたGmailのUIを使いながら、メール配信サービスの付加機能の利用や、配信能力の向上といったメリットが得られる可能性があります。具体的には、以下のような効果が考えられます。
- Gmailの送信制限を回避できる
- メールの送信結果や統計情報を確認できる
- 適切に送信ドメイン認証(SPF、DKIM、DMARC)を設定することで、到達率が向上する
- IPレピュテーション(宛先から見た送信元IPアドレスの信頼性)を管理できる
- CRMなどの外部サービスと連携できる
今回は、GmailのUIを使って任意のSMTPサーバ経由でメール送信する方法を、Twilio SendGridを例にご紹介します。
事前準備
SendGridの送信者認証設定
SendGridをSMTPサーバとして利用するには、送信元ドメインのDomain Authentication(SPF/DKIM設定)が必要です。こちらのページを参考に設定してください。
送信元メールアドレスの受信トレイの準備
Gmailに送信元メールアドレスを登録する際に、そのメールアドレスでGmailからの確認メールを受け取る必要があります。受信トレイの準備ができていない場合は、メールを受信する環境を整えてください。この記事の末尾で、独自ドメイン宛のメールを受信する方法も紹介しています。
設定方法
Gmailのメールクライアントで以下の操作を行います。
- 送信元メールアドレスを追加する
- SMTPサーバの接続情報を登録する
- 追加した送信元メールアドレスでメール送信する
では、詳しい手順を見ていきましょう。
- Gmailの右上にある設定アイコンから「すべての設定を表示」をクリックします。
- 「アカウントとインポート」のタブを選択し、「他のメールアドレスを追加」をクリックします。
- 「自分のメールアドレスを追加」の画面がポップアップするので、送信元メールアドレスを入力します。「エイリアスとして扱います。」のチェックは外します。必要事項を入力したら「次のステップ」を選択します。
- ※ ここでGmailのメールアドレスを指定すると、SMTPサーバの情報を変更することができません。独自ドメインのメールアドレスなどGmail以外のものを指定してください。
- SMTPサーバの設定を登録します。SendGridをSMTPサーバとして利用する場合、登録内容は以下の通りです。
- SMTPサーバー:「smtp.sendgrid.net」、ポート587
- ユーザー名:「apikey」(固定文字列)
- パスワード:ダッシュボードで作成した「SG」から始まるAPIキー
※APIキーにはMail Sendパーミッションが必要です。 - 「TLSを使用したセキュリティで保護された接続」を選択
編集が終わったら、「アカウントを追加」をクリックします。
- 追加したメールアドレス宛てに確認メールが届きます。確認メールの本文に記載されているリクエスト承認用のリンクをクリックし、遷移先のページで「確認」をクリックします。
- メールアドレスが追加されました。
- 追加したメールアドレスから実際にメール送信してみましょう。Gmailで新規メールの作成画面を開き、「差出人」のプルダウンから追加したメールアドレスを選択します。通常の画面操作でメールを編集して送信すれば、4.で指定したSMTPサーバ経由でメールが送られます。
送信の手順は以上です。
送信したメールの内容は、Gmailの「送信済み」で確認できます。
SendGridの「Activity」では、宛先メールサーバへの到達、開封、クリックなどのイベントが確認できます。
ぜひお試しください。
参考
以下の記事では、SendGridの機能を使って、指定したドメイン宛のメールを受信する方法も紹介しています。こちらもぜひご覧ください。