GmailからSendGrid経由でメールを送信する
- 2022年6月23日
- by SendGrid
- Category: 技術ネタ 機能・使い方
2022年1月、無償版G Suiteのサービス終了が発表されました。
ビジネス目的で利用しているG Suiteのアカウントは、同年6月27日以降に自動的にGoogle Workplaceに移行され、同年8月1日以降も継続して利用する場合は利用料金が発生してしまいます。詳細は下記の公式ドキュメントを参照してください。
- 従来の無償版 G Suite からのアップグレード(外部サイト)
独自ドメインでのメール送受信にお困りでしたら、SendGridを試してみませんか?SendGridのFreeプランなら無料でご利用いただけます。
今回は、GmailのUIを使ってSendGrid経由でメールを送信する方法をご紹介します。
おおまかに言うと、「Gmailにメールアドレスを新規追加し、そのSMTPの接続情報としてSendGridの情報を登録する」ことになります。
では、さっそく手順を見ていきましょう。
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Gmailの右上にある設定アイコンから「すべての設定を表示」をクリックします。
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「アカウントとインポート」または「アカウント」のタブを選択し、「他のメールアドレスを追加」をクリックします。
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「自分のメールアドレスを追加」の画面がポップアップするので、送信元のメールアドレスを入力します。「エイリアスとして扱います。」のチェックは外します。
※ 実際にメールが受信できるアドレスを入力してください。受信ボックスの準備ができていない場合は、メールを受信する環境を先に整えてください。この記事の末尾で、独自ドメイン宛のメールを受信する方法も紹介しています。
※ ここでGmailのメールアドレスを指定すると、SMTPサーバの情報を変更することができません。独自ドメインのメールアドレスなどGmail以外のものを指定してください。 -
SMTPサーバの設定を登録します。登録内容は以下の通りです。
- SMTPサーバー:「smtp.sendgrid.net」, ポート587
- ユーザー名:「apikey」(固定文字列)
- パスワード:「SG」から始まるAPIキー
※APIキーにはMail Sendパーミッションが必要です。
編集が終わったら、「アカウントを追加」をクリックします。
- 追加したメールアドレス宛てに確認メールが届くので、リクエスト承認用のリンクをクリックし、遷移先のページで「確認」をクリックします。
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ユーザが追加されました。
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追加したユーザを送信元に指定してメールを送信するには、作成するメールの「差出人」で追加したユーザを選択します。あとは通常通りにメールを作って送信すれば、GmailからSendGrid経由でメールが送信できます。
送信の手順は以上です。
送信済みのメールの内容は、Gmailの「送信済み」で確認できます。
一方、SendGridの「Activity」では、宛先メールサーバへの到達、開封、クリックなどのイベント記録が確認できます。
ぜひお試しください。
参考
以下の記事では、SendGridの機能を使って、指定したドメイン宛のメールを受信する方法も紹介しています。
また、SendGridを使わずに独自ドメイン宛のメールを受信する方法を弊社エンジニアが紹介していますので、こちらも是非ご覧ください。