Z世代へのメール送信で気を付けるべきこと

Z世代へのメール送信で気を付けるべきこと

この記事は How to Capitalize on Gen Z Email Behavior の抄訳です。

今でもミレニアル世代(1980年代から2000前後生まれの世代)を対象としたメールマーケティングはホットな話題ですが、1997年以降に生まれたZ世代も社会人として働き始める年齢に差し掛かっており、メールマーケティングの対象者として存在感を増しつつあります。

メールマーケティングは、ターゲットの世代に合わせてどう変えるべきなのでしょうか?これは、メールマーケティング活動をしている方々だけでなく、メール送信サービスを運営する我々にとっても興味深い話題です。そこで、Egg Strategy社の協力のもと作成した調査報告書The Future of Digital Communicationを元に世代毎にデジタルコミュニケーションツールの使い方を調べてみました。今回はZ世代がメールを今現在どのように利用し、それが今後どのように変わっていくのかに注目してご紹介します。

Z世代のメールの使い方とベストプラクティス

報告書によると、Z世代のうちの85%が、月に1回以上個人的なやり取りや企業からの連絡を受け取るためにメールを利用すると回答しています。我々はZ世代が今後社会に出ていくと、新たなビジネスメールのチャネルが生まれ、更にメールの利用量は増えていくと予想しています。

また、報告書には「最近高校に通いはじめ、メールは仲間や先生たちと効率的にやり取りするために欠かせないツールだと感じている。」というZ世代の男性の回答が挙げられています。

こういった調査結果から、Z世代をターゲットとしたメールの使い方やニーズに合わせたメールマーケティング計画を検討し始めるがことができます。今、Z世代は他の世代に比べてメールを使う機会は少ないため、Z世代にメールを読んでもらうためには彼らにとって興味関心のある内容のコンテンツだけ厳選して送ることが重要です。

相手にとって興味のない内容のメールを送ることは、エンゲージメントを下げ、メール到達率を下げるだけでなくメール購読者を失うことになりかねません。メールを送り過ぎていないか心配になっていませんか?キャンペーンメールの送信頻度を見直す必要があるかどうかについては、メール疲れを回避するために気を付けるべきことに関する記事をご参照ください。

Z世代のメール利用の展望

Z世代の83%が今後5年以内のメールの利用頻度は現状通りか、もしくは増加していくだろうと回答しています。

このように、Z世代は今後数年で最もメール利用が増えるのは自分たちの世代であると予測しており、データもその傾向を示しています。

Z世代へのメールを確実に届けるためには最適化を繰り返す必要があります。比較的動向を予測しやすいX世代やミレニアル世代とは異なり、Z世代では今後数年の間にメール利用数の大きな伸びが予想されます。

もし宛先の世代についての情報を収集できれば、セグメント化したりメールのコンテンツをパーソナライズするのに役立つでしょう。こういったデータが利用できるようになれば、A/Bテストによるメールの効果測定がより効力を発揮します。

Z世代と別の世代を比較するのと同様に、Z世代内でA/Bテストを実施することも検討してください。A/Bテストについての詳細はA/Bテストのベストプラクティスガイドをご参照ください。

まとめ

Z世代は様々なデジタルコミュニケーションツールを利用しますが、メールは今も日常的に利用されています。Z世代へのメール配信においては以下のポイントに留意する必要があります。

  • 宛先の世代を識別することで、宛先に合った内容を送信することができ、よい関係性を保つことができます
  • 共感を得られる内容のメールを送ることでZ世代とよい関係性を築き、維持することができるでしょう
  • 異なる世代を対象としたA/Bテストだけでなく、同一世代を対象にA/Bテストを行うことも、宛先のエンゲージメントや改善点などを知る上で有用です
  • Z世代の動向を注意深く観察し、どのように変化していくのかを確認することによって、彼らにとって必要な時に必要な情報を提供することができ、ひいては彼らを高コンバージョンユーザに転換させることが期待できます

最後に、ありとあらゆるデータはマーケティングメールプログラム改善の役に立ちますが、データを分析し、バランスを見出すことがメールプログラムの完成のために大切であることを忘れないでください。
報告書にはメールプログラムの改善に役立つ他の考察やトレンドも掲載していますのでぜひ全文をご覧ください。

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