Kickboxでマーケティングキャンペーンの宛先をチェックする

Kickboxでマーケティングキャンペーンの宛先をチェックする

はじめに

SendGridサポートチームの有田です。
宛先リストを準備したものの、届かない宛先がたくさん含まれているかもしれない、というときは不安ですよね。そんなときに、宛先アドレスの有効性やリスクを検証してくれるKickboxというサービスがあります。このサービスを使うと、実際にメールを送ることなく宛先アドレスをチェックすることができます。今回は、Kickboxが提供するSendGridとの連携機能を利用して、マーケティングキャンペーンの宛先をチェックする方法をご紹介します。

前提条件

  • SendGridのアカウントを持っていて、APIキーを作成していること
    ※APIキーの権限として、”User Account”のRead Access権限が必要
  • マーケティングキャンペーン機能のContactsに宛先をアップロードしていること
  • Kickboxのアカウントを持っていること

マーケティングキャンペーン機能の宛先リストを取り込む

それでは、手順を見ていきましょう。

  1. Kickboxにログインしてダッシュボードを表示します。画面左側の”ADD INTEGRATION”をクリックします。
     
    ログインしてダッシュボードを表示
  2. “Add a New Integration”のポップアップで”SendGrid”を選択します。
     
    ポップアップでSendGridを選択
  3. SendGridで作成したAPIキーを入力して、”ADD INTEGRATION”をクリックします
     
    APIキーを入力
  4. 画面左側の“INTEGRATIONS”の欄に”SendGrid”が追加され、マーケティングキャンペーンのリストが表示されたらOKです。
     
    04_import※All Contactsとセグメントは取り込み対象外となります。

宛先リストのチェックと結果の見方

Kickboxに取り込んだ宛先をチェックしてみます。

  1. チェック対象のリストを選択して”IMPORT”をクリックします。
     
    IMPORTをクリック
  2. “Lists”のページの”Ready & Complete”の項目に選択したリストが表示されます。”START LIST”をクリックするとチェックを開始します。
     
    チェックを開始
  3. 結果(“List Details”)が表示されます。
     
    結果

宛先ごとの判定結果は、

  • Deliverable(存在するアドレス)
  • Undeliverable(存在しないアドレスまたは構文誤り)
  • Risky(送信不可となるリスクが高い)
  • Unknown(メールサーバからの応答が返らない)

の4つのうちどれかに振り分けられます(詳しくはこちら)。Kickboxでは、Dliverableと判定された宛先のうち95%以上が宛先に到達可能であることを保証しているため、ほとんどがDeliverableな宛先リストであればメールを送っても安全と考えられます。一方で、それ以外の判定結果となった宛先については注意が必要です。

結果のダウンロード

”List Details”で”DOWNLOAD”をクリックすると、ExcelまたはCSVファイルとして結果の詳細をエクスポートすることができます。
エクスポートしたファイルには、宛先ごとのSendex(0~1で表す信頼性の指標。詳しくはこちら)も出力されるので、判定結果と合わせて確認してみてください。

結果のエクスポート

“List Details”で”EXPORT”をクリックすると、「判定結果がDeliverableの宛先のみ」といった条件で宛先をピックアップして、SendGridのContactsに新しいリストを作成することができます。

おわりに

今回ご紹介したように、SendGridとKickboxは簡単に連携することができます。
また、Kickboxはアメリカのサービスではありますが、確認したケースでは日本のキャリアメール(ドコモ・au・ソフトバンク)のアドレスについても正しい判定結果が得られており、結果の信頼性も期待できると考えています。
SendGridでの送信実績がないアドレスに対して初めてメールを送信する場合や、長期間使用していない宛先リストに対してメールを送信する場合、リスクの高いアドレスが多数含まれている可能性もあります。そのままメールを送信してレピュテーションを下げることがないように、Kickboxのようなツールを積極的に使うようにしましょう。

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