BIMI標準を開発するAuthindicators Working GroupにTwilio SendGridが加入しました!

Authindicators Working GroupにTwilio SendGridが加入

この記事は Twilio SendGrid Joins Authindicators Working Group の抄訳です。

メール文化の復興

受信トレイは、ここ10年ほどで復興期を迎えています。最初は必要に迫られて起きた小さな変化でした。しかしその後 iOSやAndroidが登場したことで、受信トレイはPCの中だけでなくポケットに収まるまでになり、その度にメールは新しいプラットフォームやフォーマット、使い方に適応してきたのです。昨年、GoogleによってAMP for Emailが一般公開され、この技術は他のメールプロバイダにも採用されるようになりました。受信トレイはよりインタラクティブなものになっていると言えるでしょう。

これらのプラットフォームの変化、インタラクティブ性、機能性はすべて、受信トレイは今まで以上に安全でなければならないという前提のもとに成り立っています。新しい方法で受信者とエンゲージを高めたい送信者にとって、メールの認証設定はベストプラクティスというだけでなく、必須事項になりつつあるのです。

BIMI

こうした受信トレイの大きな進化は、オンライン取引の追跡やアカウントの管理など多くのシーンで、送信者コミュニティと受信者の両方に大きな影響を与えるでしょう。Brand Indicators for Message Identification (BIMI)は、数年前から開発が進められてきた技術で、送信者がDNS上でブランドロゴを公開することにより、大手メールプロバイダの受信メッセージの横にロゴを表示させることができるという新技術です。Yahoo!メールは2018年半ばにBIMIの試験運用を開始し、Googleは2019年夏にAuthindicators Working Groupに参加を表明、2020年にGmailでの試験運用を発表しました。BIMIは、受信トレイを使ってブランド認知度を高めたい企業にとって新たなスタンダードとなるでしょう。

BIMIは、メールを適切に認証させる努力をしているブランドの視認性とエンゲージメントを向上させ、安全性を高め、よりよい体験を提供します。不適切なメールが送信された場合には「?」やフィッシングマークなどのアイコンがメッセージの横に表示されます。設定に手間はかかりますが、送信者がBIMIを設定しておけば、メッセージ横の表示を制御することができるのです。GmailやYahoo!などは、メッセージのセキュリティと信頼性を大幅に向上させると同時に、受信トレイをより視覚的なものにする努力をしています。

さらに、Twilio SendGridユーザにとって嬉しいことに、Yahoo!メールの試験導入時のデータでは、BIMIロゴを表示したメールのエンゲージメントは高くなり、開封率が平均10%も向上したという結果が出ているのです。

2019年末、Twilio SendGridはAuthindicators Working Groupに加入しました。受信トレイが安全な場所であることは送信者の成功のためには不可欠であり、さらには、インターネットをより良い環境にするはずだという信念を持っているからです。私たちは、世界中の受信者が享受するであろう利便性、エンゲージメントを向上させるために、長年にわたって熱心に活動しているワーキンググループの一員になれることを嬉しく思っています。この四半期の間にBIMIが運用され、みなさんがBIMIを利用できる日が来るよう努力します。

リソース

  • BIMIに関する詳細はこちら
  • メール認証に関する詳細はこちら
  • SendGridで独自ドメイン認証設定を行う方法はこちら
  • SendGridとGoogle AMP for Emailに関する詳細はこちら

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