配信結果を素早く簡単にモニタリング!新機能「Deliverability Insights」を紹介します
- 2022年7月14日
- by 佐々木肯太
- Category: お知らせ 機能・使い方
このたび、ダッシュボードにDeliverability Insightsという機能が追加されました。メール配信結果がイベントやプロバイダごとに視覚的に表示されるため、これまでStatsで一つ一つ確認していたデータを簡単に把握できるようになりました!
機能の概要
Deliverability Insightsを使うと、例えば次のようなことが分かります。
- 宛先プロバイダごとにどの程度メールを送っているか
- 宛先プロバイダごとに各イベントがどの程度発生しているか
- メールの到達率やバウンス率が、以前と比較してどう変化しているか
この機能はダッシュボードの Stats > Deliverability Insights から使うことができます。まずはページの上部にある4つのタブから見たいデータを選択しましょう。選択したタブに応じて、表示されるデータが切り替わります。データの集計期間や表示の粒度は、ページの右上で指定できます。Proプラン以上であればサブユーザの状況も確認可能です。
Deliverability Insightsの利点
配信結果をシンプルに表示してくれるこの機能は、どのように活用できるのでしょうか?従来からSendGridを使っている方には、Statsとの違いも気になるところかと思います。利点をいくつかご紹介します。
重要なイベントの発生状況をシンプルに表示
これまでもStatsでは全イベント(最大14種類)の発生状況を細かく見ることができましたが、注目すべきポイントがひと目では分かりづらいという難点がありました。それに対してDeliverability Insightsでは、到達や開封、バウンスといった重要なイベントに絞った表示となっています。日々の配信で特に着目したいイベントの状況を、簡単に把握できます。
配信結果のフィードバック
繰り返しになりますが、安定したメール配信を行う上で、到達率や開封率の低下、バウンス率の上昇といったシグナルは特に重要です。これらの変化をできるだけ速やかに検知して、早急に対処しましょう。
Deliverability Insightsでは、期間内の各イベント発生数や、前の期間からどれだけ増減したかを素早く把握できるようになっています。数値が大きく変わると注意喚起のマークが表示され、状況の変化を直感的に理解できます。
従来であれば、Statsのデータを確認して自ら計算しなければなりませんでしたが、そうした手間が不要になります。
プロバイダごとの配信状況を俯瞰的に表示
メール配信で大切なのは、送ったメールがきちんと宛先に到達することです。メールを受信するかどうかは各プロバイダが判断するため、宛先プロパイダ別に配信状況を知り、適切な対策を取る必要があります。
「Mailbox Provider Stats」や「Mailbox Provider Comparison」でも、プロバイダごとの状況把握は可能です。しかし、以下の画像のように、プロバイダやイベントを1つに絞って確認することしかできず、俯瞰しづらいという難点がありました。
Deliverability Insightsならば、ユーザ自身が細かい操作をしなくても、各プロバイダへの配信結果を1画面で確認できます。
まとめ
今回の記事では、新機能Deliverability Insightsの登場によって便利になった点をご紹介しました。詳細な調査や分析には引き続き従来のStatsが活用できますが、日々のモニタリングをスムーズに行うにはDeliverability Insightsが便利です。皆さんもぜひお試しください!