ソーシャルメディア対策よりも、メール配信システムの改善をおすすめする理由
この記事は Improve Your Email Program Instead of Focusing on Social の抄訳です。
カスタマーエンゲージメントの面では、メールはソーシャルメディアよりパフォーマンスが良く、この流れは当分続きそうです。Radicati Groupの調査によると、1000億通を超えるメール(迷惑メールを除く)が日々送信されているとのことですが、この数はまだ上昇する見込みです。
Forrester Researchの調査によれば、ソーシャルサイトにおける企業とユーザとのインタラクションは、Instagramの4.21%がトップで、Facebookの0.07%、Twitterの0.03%と続きます。
これらの数字はあくまでもインタラクションについてのものであり、必ずしもウェブサイトの訪問に繋がったというものではありません。
一方、メールのインタラクションはもっと多いようです。Epsilon and the Email Instituteの調査によると、北米では送信したメールの約30%が開封され、4.5%はメールのリンクをクリックして実際にサイトを訪れていたそうです。
なぜ企業は時間とお金をソーシャルメディアマーケティングに費やすのでしょうか。既存のメール配信システムを最適化する方が効果がありそうです。
既存システムの改善
ユーザインタラクションが1%に満たないマーケティングチャネルに注力するより、既存のメール配信システムの改善にリソースを割くほうが有益だと思いませんか?これを効果的に実施するためのポイントについてご紹介します。
テスト
マーケティングメールでもトランザクションメールでも、テストは重要です。すべての送信者にお勧めするテスト項目は「テンプレート」です。より良いエンゲージメントを獲得するためにはどのようなレイアウト・デザイン・画像が良いのか、A/Bテストで検討しましょう。
トラッキング
メッセージを準備してテンプレートに投入するというのは、メールライフの第一歩にすぎません。送信後に何が起きているのか?メールをトラッキングすれば、世界各地で様々な時間に開封・クリックされていることが分かるでしょう。SendGridのEvent Webhookを使えば、メールを受け取った顧客がどのようなアクションを取っているかを分析することができます。
最適化
トラッキングデータがあれば、メールのやり取りを日々改善して最適化することができます。コンテンツに小さな変更を加え、ユーザのアクションが変わるか試します。良いCTAについて、詳しくは こちらの記事 もチェックしてみてください。
モニタリング
外的要因によってメール配信に何らかの影響が出ることもあるので、統計情報は注意深くモニタリングしましょう。GmailやYahoo!といったメールサービスはフィルタを日々更新しており、メールの到達率に大きな影響を与えています。効果的な対策を打つために、The ABCs of the ISPs もご覧ください。
メールを確実に届けるために、お役立ち情報もぜひご一読ください。SendGridの特徴については、こちらもご参照ください。