SendGrid Night 4 を開催しました #sgnight4
- 2016年5月31日
- by 関口 敬子
- Category: イベント・セミナー
5月19日に 渋谷dots. で開催された SendGrid Night #4(ハッシュタグは #sgnight4 )。
もはや恒例となっている “ちょっといいビール” での乾杯からスタートし、SendGridの最新情報あり、失敗談あり、そこからの復活劇ありで、メール配信に携わる方にとっては非常に刺激的で有意義なイベントとなったのではないでしょうか?
当日の発表資料とともに、その様子を関口がレポートします。
SendGrid Introduction ~サービス概要およびおさえておきたい重要機能~
株式会社構造計画研究所 SendGridエバンジェリスト 中井 勘介
SendGridが必要とされる背景や、WhitelabelやX-SMTPAPIといった是非とも知っておきたい便利な機能について改めてご紹介しています。
SendGrid New Features
SendGrid Sr. Product Support Engineer Scott Kawai氏
SendGrid社のサポートエンジニア Scott Kawai氏より、最近追加されたSendGridの3つの新機能についてご紹介いただきました。
英語の資料なので概要をピックアップしますが、詳細は原文でご確認ください。
IP Access Management
- アクセス元のIPアドレスを制限
- アクセス履歴の確認およびメールでのアラートも可能
- 注意
UIへのアクセスだけでなく、SMTPやWebAPIのアクセスも制限されるので、すべて登録すること。その際、必ずstaticなIPアドレスを登録すること。
API v3 Mail Send
- メール送信エンドポイントのv3版
- v2(現行版)との主な違い
・標準化(RESTful対応)
・より詳細なパーソナライゼーション
・添付ファイル周りの改善(BASE64対応)
・その他、MIMEの追加やバリデーションの改善等 - 注意
パブリックベータのため運用環境での利用は非推奨(正式リリースは数カ月後を予定)
Marketing Campaigns
- 新しいマーケティングメール機能
- 現行のマーケティングメール機能との主な違い
・宛先リストの管理機能の改善(セグメンテーション機能、購読者管理)
・レスポンシブなドラッグ&ドロップエディタ等 - 注意
現在のところ、sendgrid.com で作成したアカウントでのみ使用可能
ユーザ事例:SendGrid苦労話
株式会社クラウドワークス CTO 大場 光一郎 様
きちんと計画通り配信していたのに、spamhausへ登録されてしまったことが原因で、アカウントが凍結されてしまった時のことをお話いただきました。スパムトラップ怖いですね。被害を最小限に抑えるためのリスク分散方法など、非常に実用的なお話が聞けました。
ユーザ事例:習い事サービスサイタの場合
コーチ・ユナイテッド株式会社 技術責任者 富田 陽介 様
ユーザにアクションを促すためのツールとして、上手にメールを活用されているサイタさん。既存のメールシステムからSendGridに乗り換える際、細かい要件をどのように実現したのか、具体的にご紹介いただきました。
LT:先輩社員がダブルオプトインの確認フラグを折り、僕の心もヘシ折った話
株式会社VASILY 塩﨑 健弘 様
先輩社員の盛大なやらかし、…からの、見事な復活です!開封トラッキング等も自前で構築されていたということで、会場からも感嘆の声が!
LT:後ろを向き、前に進む
ピクスタ株式会社 佐藤 友厚 様
某メールサービスからSendGridへの乗り換え事例です。どのメールサービスを使おうと、レピュテーションは本当に大事です!
さいごに
今回のSendGrid Nightでは、SendGridの機能的な話だけでなく、レピュテーションや日々のメール運用におけるノウハウなど実践的な内容も多く見受けられました。レピュテーションは一度下がると回復するのが大変なので、ぜひ今回の失敗談を参考に、同じ轍を踏まないようにお気をつけください(笑)
会場は終始盛り上がり、懇親会ではユーザ間の活発な情報交換も行われていたようです。このようなイベントの場はこれからも継続して設けたいと思っておりますので、どうぞご活用ください。
また、SendGridでは初心者向けの定期セミナーも開催しております。いずれはテクニカル寄りの実践セミナーも開催したいと考えておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね!