Email Blastとは?~メールの効果を高める正しい送り方~

Email Blastとは?~メールの効果を高める正しい送り方~

この記事は What Is an Email Blast? (How to Do It Right) の抄訳です。

Email Blastとは、いわゆる一斉配信メールのことです。Email Blastは正しく活用すれば非常に強力なマーケティングツールになりますが、適切に運用できていないケースも多く、受信者の意向を無視した配信はかえって逆効果になります。
もしまだ一方的にメールをばらまくというEmail Blastの従来の考え方にとらわれているなら、そろそろ視点を変える時です。

本記事では、Email Blastの基本や運用のポイントを解説します。受信者が本当に読みたくなるメールを送り、個々に合わせた価値を提供しましょう。

Email Blastとは?

メールマーケティングにおけるEmail Blast(またはe-blast)とは、同じ内容のメールを多くの宛先に一斉配信することです。このようなメールはパーソナライズされていないため、しばしばスパムメールのような印象を与えます。名称に含まれる“Blast”という単語からも、「勢いまかせ」や「配慮の欠如」といったネガティブな意味が連想されます。

とはいえ、この記事は一斉配信という行為をやめるよう勧めているわけではありません。一斉配信が本来どうあるべきかを理解し、メールを効果的なマーケティングツールとして正しく活用しましょう。

効果的なEmail Blastを送るには

ここからは、メールマーケティングの目的を再確認し、「確実に届き」「受信者に行動を起こさせる」メールを送るためのポイントを紹介します。

1.Email “Blast”をやめる

次のキャンペーンメールを送信する前に、少し考えてみましょう。メールを一方的に送りつけるのは本当に良いことでしょうか?「Email “Blast”をやめる」ことは、メールマーケティング戦略の土台となるはずです。

受信者があなたのブランドへ興味を持ち、メールを読むために時間を費やしてくれることに敬意を払いましょう。そして、常に受信者ファーストでメールを作成しましょう。一方的にメールを送りつけるのではなく、受信者に価値のある情報を届け、ブランドに対して関心や購入意欲を持ってもらうことが大切です。

一方的に送られてくるメールを誰も受け取りたいとは思いません。そのようなメールでは、すぐに購読を解除してしまうでしょう。

2.メール配信サービスを利用する

受信者にとって価値のあるキャンペーンメールを作成できたら、次は受信者に不快な思いをさせない配慮が必要です。メールが迷惑メール扱いされたり宛先サーバから受信拒否されたりすることなく、受信トレイに届くようにしましょう。そこで、メール配信サービスの利用をお勧めします。メールの到達に関する問題を自分で考える必要がなくなり、キャンペーンの内容や戦略を考えることに集中できるようになります。

また、宛先リストのサイズが大きいほど、信頼性が高く、対応が素早いメール配信サービスに頼ることが重要です。メール配信サービスの中には、送信元IPアドレスをチェックして、到達性に影響する問題が起きた場合に知らせてくれるものもあります。

メールを始めたばかりで受信者への理解が浅い段階では、Email “Blast” をせざるを得ないかもしれません。ですが、データが集まり始めたら、その行動に基づいて受信者をセグメンテーションしましょう。

3.クリーンな宛先リストへ送る

メールの宛先リストとして、パーミッションマーケティング戦略に基づいていない(メールを送ることに同意をとっていない)リストを使用することはとても危険です。受信者との関係を台無しにするのは言うまでもなく、他のキャンペーンメールをも危険にさらすことになります。

Twilio SendGridでは、購入したリストへのメール送信を禁止しています。これはあなただけでなく、SendGridを利用してメールを送信するすべてのユーザを守ることにつながります。リストを構築する戦略については、こちらをご覧ください。

4.受信者ごとにメールを最適化する

コンテンツや広告の作成において重要なのは、一人の相手に話しかけるように文章を書くことです。多くの宛先に一斉配信する場合でも、宛先リストをセグメントに分け、メッセージをパーソナライズすれば実現可能です。個別のメッセージを受け取ったのと同じ感覚を与えることができ、その結果、受信者に響きやすいメールとなります。

大規模なECサービスであろうと、中小企業や個人商店であろうと、顧客との接し方が重要であることに変わりはありません。

可能な限り、登録後最初に送るウェルカムメールからセグメント配信を取り入れましょう。最近のメール配信サービスでは、「年齢」「性別」「居住地域」「開封」「クリック」「コンバージョン」など、受信者に関する様々な要素に基づいてメッセージを効率的良くセグメンテーションできます。

さらに、A/Bテストを行い、受信者に最も響く要素を見つけましょう。複数の件名やコンテンツ、デザインをテストすることで、自然とEmail “Blast”から価値のあるメール配信へと変化します。

SendGridのマーケティングキャンペーン機能には、セグメントA/Bテストを行う機能が用意されています。SendGridをご利用の方は、これらの機能を使用して効率よくメールを最適化しましょう。

5.Call to action(CTA)を含める

プロモーションメールを送信する際、受信者がメールを開封しやすくするための工夫をすることは大切です。しかし、それは初めの一歩にすぎません。

具体的な行動に結びつけることができなければ、せっかくのメールも成果につながりません。受信者にどのような行動を取って欲しいのかによって、どのようなCTAを作るべきかが変わってきます。CTAの作成に関するガイドを参考に、明確なCTAを作成しましょう。

パーソナライズしたメールを送ろう

メール配信サービスを使うと、簡単にEmail ”Blast”を送ることができます。しかし、すべての宛先に同一の内容を送るよりも、パーソナライズしたメールを送信する方が、メールマーケティングの真の効果を発揮できるでしょう。

その理由は以下の通りです。

  • エンゲージメントの向上:
    パーソナライズされたメールは受信者に響きやすく、高い開封率とクリック率につながります。
  • 到達率の改善:
    エンゲージメントが向上するとレピュテーションも上がり、結果的に到達率が向上します。
  • ROIの最大化:
    適切なメッセージを適切な相手に送ることで、効率よく利益を上げることができます。

メール配信サービスをより戦略的に活用するためには、以下のことを意識しましょう。

  • 宛先リストをセグメントする:
    受信者を属性や行動、興味に基づいて分類しましょう。
  • コンテンツをパーソナライズする:
    メッセージや特典をセグメントごとにカスタマイズしましょう。
  • テストと改善を繰り返す:
    定期的にA/Bテストを実施し、得られた結果を以降のキャンペーンに活かしましょう。
  • 価値の提供に注力する:
    受信者にとって有用で興味深い情報を提供することを最優先に考えましょう。

やるべきなのは、メッセージをできるだけ多くの人にばらまくことではありません。パーソナライズされた関連性の高いコンテンツを通じて受信者との関係を築くことです。SendGridを使って、戦略的な送信を行いましょう。

Email “Blast”から、よりターゲットを絞ったアプローチへと切り替えることで、キャンペーンの効果が向上するだけでなく、受信者とより強く長期的な関係を構築できるでしょう。

Happy email (blasting) sending!

今回紹介したポイント、キャンペーンを成功に導く道しるべです。もちろん、気の利いた件名や読みやすい美しいデザインなど、じっくり検討すべき要素にはさらに多くの時間を費やしましょう。

今こそ行動に移す時です。これからメール配信を始める方にも、実践中のキャンペーンを見直したい方にも、SendGridは成功をお手伝いする機能やノウハウを提供しています。今すぐSendGridにサインアップし、心に響くメールの送信を始めましょう。

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