トランザクションメールをパワーアップするParse Webhook機能について
- 2014年3月14日
- by SendGrid
- Category: 機能・使い方
この記事は Power Your Transactional Email Program With SendGrid’s Parse API の抄訳です。
今回は、Webhook(注1)を利用してトランザクションメールを送信するプログラムをパワーアップする方法についてご紹介します。必要なのは簡単なコードとほんの少しの閃きだけです。 SendGridのParse Webhookを例に取りましょう。Parse Webhookは受信したメールをコンテンツ(例:メールヘッダ、件名、本文、添付ファイルなど)ごとに分けて、指定したWebアプリケーションにPOSTします。例えば、メールによるブログ記事投稿、メーリングリストへの返信処理、メールによる画像アップロード、サポートリクエストの送信、といった使い方ができます。アイディア次第で他にも様々な用途で活用することができます。
Parse WebhookのようなAPIを使用することで、トランザクションメールの見えない部分(裏側の処理)に手を加えられるだけでなく、(トランザクションメールで)ユーザに何らかの行動を促せるようになります。
例えば、ユーザとの距離を縮めたい場合に、ユーザがメールで直接写真を投稿できるようにしたり、従業員同士のコミュニケーションを簡略化したい場合には、メールから重要な情報を抽出できるようにする、といった使い方ができます。
例えば、ソーシャルディスカバリープラットフォームの Mirror はSendGridを利用してユーザ認証を行なっています。Mirrorはアクティブで素性が明らかなユーザの維持に努めています。彼らはユーザの身元を確認するためにメール、モバイル端末、ソーシャルデータを組み合わせた独自の認証プロセスを実施しています。メールは彼らのサービスのバックボーンであるため、彼らはSendGridのParse Webhookを利用して身元の確認ができたユーザのみに利用許可を与えるようにしています。
SendGridでParse Webhookを利用するためのステップはたった2つだけです。
- ドメイン/ホスト名(もしくはサブドメイン)のMXレコードにmx.sendgrid.netを指定する(注2)
- SendGridのParse Webhook設定ページでドメイン/ホスト名(もしくはサブドメイン)と、POST先URLを関連付ける
Parse Webhookに関する詳細については、日本語マニュアルをご用意していますので、まだ登録されていない方は是非ご登録ください。
SendGridのその他のAPIについては「もっとメールを活用するためのAPIガイド」をご覧ください。
Parse Webhookの利用例
- Parse Webhookテクニカルガイド【入門】
- sendgrid-demoboxのご紹介
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