送信ドメイン認証のための5ステップ
- 2026年2月13日
- by SendGrid
- Category: ベストプラクティス

この記事は How to Authenticate Your Email in 5 Steps の抄訳です。
メールボックスプロバイダ(GmailやOutlookなど)は、送信ドメイン認証の結果から、メールがなりすましかどうかを判断しています。そして、そのメールが正当なものであると確信できるほど、メールが受信トレイに届く確率が上がります。迷惑メール送信者は、信頼された送信元を巧妙に装いメールを送ってくるので、送信ドメイン認証をしっかり行うことは今やメール送信者にとってのベストプラクティスです。
迷惑メール送信者は、あなたのドメインを装ったフィッシングメールを送ることで受信者を欺き、パスワードやアカウント情報、その他個人情報を詐取して利益を得ます。これは受信者にとってマイナスとなるだけでなく、悪用されたあなたのブランドやメッセージに対する信頼低下にもつながります。
顧客情報を守るだけでなく、送信者としての評判(レピュテーション)を守るためにも、送信ドメイン認証は非常に有効な手段です。とはいえ、その設定は若干トリッキーです。以下の5ステップに従ってください。
1) 一貫した送信元アドレスを使いましょう
送信元アドレスと送信者名には一貫性を持たせましょう。受信者に好奇心でメールを開封させることも魅力的ではありますが、メッセージの信頼性は、受信者が「信頼できる送信者である」と容易に認識できることが基本です。送信元アドレスや送信者名を頻繁に変更すると、受信者はフィッシングの被害を受けやすくなってしまいます。
同様に、Cousin Domain(いとこドメイン)や、普段使用しているドメインとよく似たドメインもメッセージの信頼性を損なうため使用は避けましょう。例えば、普段使っているドメインがexample.comであれば、examplemail.comのように類似したドメインは使わない方がよいでしょう。
2) SPFでIPアドレス認証をしましょう
SPF(Sender Policy Framework)は、メールの送信に使われたIPアドレスが正当な送信元かどうかを確認する仕組みです。ドメインの所有者は、このドメインからのメール送信を許可するIPアドレスの一覧を「SPFレコード」としてあらかじめ設定しておきます(詳細はこちら)。
Twilio SendGridを利用している場合はDomain Autenticationを設定しましょう。SPFレコードの管理をSendGridに任せることができます。
3) 送信するメールにDKIM署名をつけましょう
DKIM(DomainKeys Identified Mail)とは、電子署名を使用して、転送中にメッセージが改ざんされていないかを確認するための仕組みです(詳細はこちら)。
SendGridでメール送信する場合は、Domain Authenticationを設定することで、そのドメインのDKIM署名をつけることができます。
4) DMARC認証でドメインを保護しましょう
DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance)は、SPFとDKIMを利用したなりすまし防止のプロトコルです。
DMARC認証では、SPFとDKIMの両方が認証に成功することが求められます。 また、送信元メールアドレスのドメインと認証に使用されるドメインは一致する必要があります。 DMARCを使用すれば、ドメインの所有者は、なりすましが疑われるメッセージの処理方法(完全にブロックする、スパムフォルダに入れる等)を受信サーバに指示したり、認証に失敗したメッセージやなりすましの可能性に関するレポートを受信したりできます。 DMARCの実装方法に関してはこちらをご覧ください。
DMARCにおいてもう一つ重要なのは、モニタリングができる点です。SendGridはValimailと提携し、利用者にDMARCモニタリングを無料で提供しています。さらに、メールの認証、フィッシングを減少させる方法についての共同ガイドを作成しました。ガイドはこちらからダウンロードできます。
5)BIMIを使う準備をしましょう
BIMI(Brand Indicators for Message Identification)は、受信トレイ上の信頼性を高めるための技術です。送信者のレピュテーションが高く、DMARCが有効化されていてBIMIレコードが公開されていれば、受信トレイにブランドのロゴを表示できるため、受信者が一目で簡単に「このメッセージは信頼できる」と認識できるのです。
BIMIは、受信者がメッセージの送信元やその信頼性を視覚的に判断できる唯一の方法です。 詳細はこちらの記事をご覧ください。
送信ドメイン認証を設定しよう
メールを認証させることは、送信者のレピュテーションを管理すること以上にプラスの効果があることを覚えていてください。受信者との信頼関係を築き、企業のブランドが悪用されるのを防ぐことができれば、将来的には熱心な顧客の獲得につながります。そして、SendGridにはメール配信のエキスパートがいます。サポートが必要な際はいつでもお問い合わせください。
よくある質問
Q:送信ドメイン認証とは何ですか?
メールが正当な送信元ドメインから送信されたものであるかを確認するための認証技術です。具体的には、SPFやDKIM、DMARCがあります。
なりすましメールを受信側でブロックして、正当なメッセージを受信トレイに届けるのに役立ちます。
Q:なぜ送信ドメイン認証を設定する必要があるのですか?
届くべき時に確実にメールが届くようにするためです。正当なメールであっても、認証が通らなければ迷惑メール判定されたり受信拒否されたりする可能性があります。
また、ブランドがフィッシング等に悪用されることを防ぐことで、レピュテーションを保護する役割もあります。
Q:送信ドメイン認証を行うにはまず何をすれば良いですか?
まずはSPFレコードの公開、DKIM署名の設定、DMARCポリシーの適用から始めましょう。
これらを適切に設定したうえで、さらに信頼性を高めたい場合は、受信トレイにブランドロゴを表示できるようBIMIの設定も行いましょう。
Q:送信ドメイン認証を設定することで到達性は上がりますか?
はい、到達性の向上が期待できます。送信ドメイン認証を設定することで、GmailやOutlookなどのメールボックスプロバイダに対して、メールが正当なものであると示すことができます。
その結果、迷惑メール判定の減少や受信トレイへの到達性の向上が見込めます。さらに、受信トレイに配信されることでメールが受信者の目に触れやすくなるため、エンゲージメントの向上にもつながります。
Q:送信ドメイン認証設定などのメール運用において、Twilio SendGridを利用するメリットを教えてください。
複雑で手間のかかる設定を効率化できます。独自ドメインでのSPF、DKIM設定をはじめとして、GoogleやYahoo!の送信者ガイドラインへスムーズに対応できる仕組みを備えています。


