Gmailのアップデートに合わせてマーケターが行うべきこと
この記事は New Gmail Features Still Favor Recipients…How Do Marketers Play Along?の抄訳です。
周知の通り、Gmail はいつも素晴らしいサービスを生み出しており、絶えず改善し続けています。これらのアップデート内容とそのアップデートがメールの到達性に及ぼすであろう影響も素晴らしいものです。先月末、新機能を発表した際、Google はこのように言っていました。ユーザが「受信ボックスから離れることなく、もっといろんなことができる」ように手助けする、と。画像の閲覧、危険な送信者を知らせる警告表示、対応し忘れているメールを教えてくれる Nudge 機能など、興味をひく新機能がたくさん発表されています。
マーケター視点での見所
では、マーケターが最も注目すべき機能はどれでしょうか?特筆すべきは、Gmail があなたの送ったメールに「重要」、もしくは「興味がない」といったハイライト表示をする機能です。
Gmail のユーザ(SendGridの2018 Global Benchmark Report によると、実際は大部分がGmailで受信しています)が、もうこの機能を目にしているか、じきに目にすることになるでしょう。
「重要」タグは是非とも手にしたい素晴らしいものですが、今のところ主にトランザクションメールや、本当に大好きで頻繁に開封するブランドのメールにしか見られません。あなたの送信したメールに「重要」タグが付いていないからといって、あなたが悪質な送信者だと言っているわけではありません。
送信者としてできることは、ご自身の受信ボックスで「重要」タグが付いているメールに注目して、どうして「重要」と判断されるに至ったのかを振り返ることです。例えば、「重要」メールを送信している会社に着目し、あなたがここ一ヶ月の間にその会社から受け取ったメールを全て開封していたのかを調べるのです。SendGrid も Gmail による厳密な判断基準は知りません。ですから、傾向を観察し続けて、自分のメールとその他のメールを比較して、「重要」タグをゲットするために何か改善ができないかを探してみてください。
興味のない送信者からのメールを強調する
Gmail の Inbox を利用している方でしたら、すでに「配信停止」のポップアップをご覧になっていることでしょう。SendGrid のデリバリーチームでもこのポップアップを目にし始めたので、SendGrid のお客様に対して注意を呼びかけています。
では、なぜこの機能が重要なのでしょうか。巨大な宛先リストを保持する送信者は、ほとんどの場合、宛先リストをお金か何かのように取り扱います。つまり、たとえ受信者が全く開封してくれていなかったとしても、なかなかリストを手放せないのです。今回の Gmail のアップデートにより、すべてのマーケターはエンゲージメントの低い受信者への送信期間について見直さざるを得なくなります。
あなたが今後どういう戦略でやっていくかにかかわらず、30日後には Gmail があなたのメールは重要じゃないと烙印を押すかもしれないのでご注意ください。
厳密なサンセットポリシーを今すぐに適用する場合でもそうでない場合でも、受信者が再びメールを開封してくれる見込みがあるかだけは調査してください。SendGrid アカウントでこの調査を行うのであれば、アクティビティの履歴を検索し、受信者の詳細なエンゲージメントを調査してみてください。そうすれば、Gmail が何を重点的に見ているのか見当がつくと思います。
なお、SendGrid のマーケティングキャンペーン機能では、エンゲージメントが得られた時期で宛先をセグメント化する強力なフィルタ機能を提供しています。
まとめ
どのような分野であれトップを目指すのであれば、自分への評価をもとに改善するというフィードバックループが大事ですよね。メールの場合も同じで、受信者のフィードバックをもらいながら改善できると素晴らしいですね。Gmail の最新アップデートは受信者にとって嬉しいことですが、それだけではなく、受信者が受信ボックス上で何に困っているかについて、より確かな情報をマーケターにもたらしてくれます。
メールを受信者全員に確実に届けるための方法について深く知りたい方は「SendGrid’s 2018 Deliverability Guide」をご覧ください。
Happy Sending!