Activity
Email Activityでは、送信したメールに関するアクティビティを確認することができます。ただし、サブユーザから送信されたメールの情報はここには含まれません。
ご利用のアカウントから送信された全てのメールのイベントが表示されており、直近のアクティビティを確認できます。
確認できるイベントの保存期間には制限があります。詳細は「制限事項」をご確認ください。
イベント
Email Activityでは、以下のイベントを確認することができます。
Processed
SendGridがメール送信リクエストを受け付けたときに発生します。 Webサイト、アプリケーション、メールクライアント経由のSMTPリレー、APIなど、全てのリクエストで発生します。
※CCやBCCが設定されている場合、それぞれでProcessedが発生します。(例:TO・CC・BCCに1つずつ宛先が設定されたメールを1通送信すると、Processedは3件発生)
Clicks
受信者が、メール本文中のリンクをクリックしたときに発生します。
※Clickイベントをトラッキングするには、事前にClick Trackingを有効にしておく必要があります。
※Subscription Tracking(配信停止リンク)のクリックはカウントされません。
Delivered
SendGridからメールが送信され、受信側メールサーバがそのメールを受け付けたときに発生します。
※受信ボックスへのメールの到達を保証するものではないことにご注意ください。
Opens
受信者がメールを開封したときに発生します。
※Openイベントをトラッキングするには、事前にOpen Trackingを有効にしておく必要があります。
Unsubscribes
受信者から配信停止のリクエストを受けたときに発生します。
※日本の法律でも配信停止用リンクの表示義務が定められています。
※SendGridは、送信するメールに配信停止のためのリンクを自動で追加するためのアプリケーションSubscription Trackingを提供しています。
受信者がこのリンクをクリックすると「配信停止リスト」に登録され、次からその宛先へのメール送信はSendGridにより自動的にDrop(破棄)されます。
なお、Subscription Tracking はマーケティングキャンペーン機能には適用されませんのでご注意ください。
Group Unsubscribes
特定の配信停止グループに対する、配信停止リクエストを受けたときに発生します。
Group Resubscribes
特定の配信停止グループに対する、配信停止が解除されたときに発生します。
Deferred
受信側のメールサーバから一時的なエラー(400番台のエラーコード)が返された場合に発生します。よくある原因としては、
- 受信者のメールボックスが一杯になっている
- 接続がタイムアウトした
- MXレコードが解決できない
などが挙げられます。
Deferredが発生した場合、SendGridは時間を置いて再送を繰り返します(最長72時間)。 メールサーバの問題が解決していれば、メールは通常通り受け付けられDeliveredイベントが発生します。 再送を繰り返してもメールが受け付けられなかった場合はBlockイベントが発生します。
Drops
サプレッションリストに登録されている宛先にメールを送信しようとした場合、SendGridはそのメールを自動的にDrop(破棄)します。このときメールは送信されません。これにより、SendGridは送信者のレピュテーションを保護します。
参考:メールがドロップしてしまったのですが、なぜでしょうか?どう対処すればいいですか?
Bounces
受信側のメールサーバから受信を拒否されたときに発生します。
このとき、受信側メールサーバからは恒久的なエラー(500番台のエラーコード)が返されています。 よくある発生原因としては、宛先のメールアドレスが存在しない、ドメイン指定による受信拒否、メールサーバがブラックリストに登録されている、などが挙げられます。Bounceが発生すると、その宛先は自動的にバウンスリストに登録され、次からその宛先へのメールはSendGridにより自動的にDrop(破棄)されます。
Blocks
送信元IPアドレスがブラックリストに掲載されてしまっている場合や、ISP等によってブロックされている場合に発生します。 これはBounceほど深刻ではなく、永続的な問題ではないため、次からのメールが自動的に破棄されることはありません。
Spam Reports
フィードバックループに対応しているISP(Hotmailなど)の利用者が「迷惑メール報告」を行ったときに発生します。
迷惑メール報告はレピュテーションに悪影響を与えるため、本当に受け取りたいと思っている受信者にのみメールを送ることが非常に重要です。 Spam Reportが発生すると、その宛先は自動的に迷惑メール報告リストに登録され、次からその宛先へのメールはSendGridにより自動的にDrop(破棄)されます。
検索
検索エリアの「Advanced Search」「Basic Search」をクリックすることで、検索モードを切り替えることができます。
Basic Search
メールアドレスと日付でデータの検索・絞り込みができます。 メールアドレスのローカルパート(@以前)やドメイン(@以降)のみで部分検索することも可能です。
Advanced Search
様々なフィルタを組み合わせることで、より高度な検索が可能です。利用可能なフィルタの一覧はこちらをご参照ください。
詳細情報の確認
レコードを選択すると、このメールの詳細情報(ToやFromアドレス、件名、使用したAPIキーなど)や、イベントの発生履歴を参照できます。 「Event History」の各イベントをクリックすることで、さらに詳細な情報(イベントの発生理由など)を確認可能です。
CSVファイルのエクスポート
「Export CSV」ボタンから、イベントデータのCSVファイルを出力することができます。具体的な手順はこちらをご確認ください。
サブユーザのイベント
サブユーザのイベントを確認するには、2つの方法があります。
- そのサブユーザで、ダッシュボードに直接ログインする
- 親アカウントでログインし、サブユーザに切り替える
なお、サブユーザのイベントを表示しているときは、親アカウントのイベントは表示されません。