ステップ4 キャンペーンの作成
ここまででキャンペーン送信に必要なデータは揃いました。いよいよ、メールの中身を作成します。「Create New Campaign」ボタンを押します。
Campaignsページが表示されたら「Create Campaign」ボタンを押します。
Create a Campaignのパネルが表示されます。
今回はテンプレートを利用して作成していきます。SendGridがあらかじめ用意したテンプレート(すべてレスポンシブなテンプレートです)を選ぶことができます。このテンプレートを編集したものを、さらにテンプレートとして再利用したり、HTMLで記述したメールからテンプレートを作成したりするなど、テンプレートは柔軟に増やすことができるようになっています。
今回はSendGridが用意したテンプレート(SendGrid Templates)から「MODERN HOLIDAY」を選びます。「Continue」ボタンを押してください。
エディタ(ビルダーと呼ばれることもあります)を選択します。Design Editor(ドラッグ&ドロップによる作成)か、Code Editor(HTMLによる記述)かを選ぶことができます。今回はDesign Editorを選択します。
エディタでは、タグの埋め込みやA/Bテスト、スケジュール送信など多くの設定・機能があるため、今回はキャンペーンメール送信に必要な最低限の説明のみ抜粋します。画面左の「Settings」タブ以下の項目を設定します。
CAMPAIGN SETTINGS
- 差出人の選択(From Sender)
- メールのタイトル入力(Email Subject)
- (任意)プリヘッダー入力(Email Preheader)
- (任意)カテゴリ入力(Categories)
RECIPIENTS
- 配信停止グループの選択(Unsubscribe Group)
ここまで入力したら、キャンペーンのテスト送信をしてみましょう。「Test Email Addresses」にテスト送信先のメールアドレスを入力して「Send Test」ボタンを押します。これだけで、テンプレートそのままのキャンペーンメールがテスト送信されます。
届いたメールを確認します。テスト送信なので、件名に「Test -」と自動で付きます。
テスト送信が確認できたら「Send To」のプルダウンから事前に作成した「サンプルキャンペーンのリスト」を選択してください。
ここで、少しだけテンプレートを編集してみます。これ以降は自由に操作しても構いません。本チュートリアルでは、ボタンを追加して、指定したURLを開くような機能を追加してみます。「Build」タブの「ADD MODULES」から「Button」を選択して、下図のようにドラッグ&ドロップしてください。
するとボタンが下図のように配置されます。
このボタンを選択すると、「MODULE STYLES」にボタンの属性情報が表示されます。
Button Textでボタン名を変更し、Button URLにボタンをクリックした際に表示するサイトのURLを入力してください。ここではAlignmentを左寄せにしたり、Border Radiusを変えてボタンの丸みを大きくしたりしています。
配置したボタンと上のロゴの位置が近いので、「ADD MODULES」から「Spacer」を選んでボタンの上に置きます。
今回はこれで完成としますが、その他、内容を変えたり、別のモジュールを追加したり、色々試してみてください。
なお、画面上部にある「PREVIEW」をクリックし、スマートフォンのアイコンをクリックすると、モバイルでのデザインがプレビュー表示されます。
SendGridが用意しているテンプレートはレスポンシブ対応しているため、下図のようにモバイルでも綺麗な表示となります。
また、メール本文や件名に宛先毎に異なる文字列を埋め込むには、「Tags」タブの「SUBSTITUTION TAGS」に表示されるタグをメール本文や件名に記載してください。こうすると、メール送信する際にタグが対応する文字列に置換されます。タグは、宛先リストをアップロードした際に作成した各カスタムフィールドの他、差出人情報、配信停止、Webリンクなど様々なものが利用できます。
なお、カスタムフィールドタグの場合、「|」の右側にデフォルト値を設定することができます。これを利用することで、カスタムフィールドに値が設定されていない場合に、「%first_name% 様」といった形でタグが残ってしまう事故を防ぐことが可能です。
最後に画面右上の「Send Campaign」ボタンでキャンペーンを送信します。
キャンペーン名など詳細が表示されますので、問題がなければ再度「Send Campaign」ボタンをクリックして送信を確定してください。
キャンペーンの一覧が表示され、ステータスなどが表示されます。ここでは「Scheduled」と表示されていますが、リロードするとステータスが変わります。送信が完了すると「Sent」になります。
届いたメールを実際に開いたり、追加したボタンを押してリンク先ページを開いた後に再度みると、開封率やクリック率などが変わっていることを確認できます。統計情報の確認について詳しくはこちらを参照してください。
次のステップ
より高度な内容については以下を参照してください。