番外編 セグメント配信を行う

マーケティングキャンペーン機能の便利な機能の一つであるセグメント配信についてご紹介します。

セグメント配信とは?

セグメント配信とは、宛先リストを一定の条件に基づき分類(セグメント化)し、セグメント毎に適切な内容のメールを送信することです。マーケティングキャンペーン機能では、宛先リストに条件を設定することでセグメントを作成し、セグメント毎にキャンペーンメールを送信することができます。

用語解説

本機能で使われる3つの用語について説明します。

  • 宛先(Contacts)
    宛先1件を表すデータです。宛先には、メールアドレス(email)、姓(last_name)、名(first_name)という3つの予約フィールドの他、自由にカスタムフィールドを追加してセグメント条件に利用できます。宛先はメールアドレスをキー情報にしているため、同じメールアドレスの宛先データを複数登録することはできません(後から更新した情報で上書きされます)。
  • リスト(List)
    宛先データを登録する際に指定可能な宛先データの任意集合です。例えば、展示会やセミナーなどで収集した宛先データをそれぞれリストとして作成可能です。各宛先は複数のリストに所属することができます。
  • セグメント(Segment)
    全宛先(All Contacts)または、リスト内の宛先のうち、設定した条件を満たす宛先データの集合です。リストとの違いは条件を式で表せる点です。条件には、予約フィールドやカスタムフィールドといった静的なデータの他、過去のキャンペーンメールの開封やクリックなどのエンゲージメントデータを指定できます。

図で表すと以下のようなイメージで表すことができます。

それでは、実際にこの図と同じデータを登録していきましょう。

宛先データの投入

宛先データを投入するには「CSVファイルのアップロード」と「画面からの手入力」の2つの方法がありますが、ここではCSVファイルをアップロードして投入します。「アンケート回答者」「展示会来場者」の2つのCSVファイルを用意しました。それぞれのファイルを以下の手順に従ってアップロードしてください。

Marketing > Contactsで「Add Contacts」ボタンを選択し「Upload CSV」を選択します。

今回はアップロード時にリストを新規作成するため、Upload CSVページで「Add contacts and include in a new list」を選択して、新規リスト名を入力します。

Drag and drop your file here」のエリアにアップロードするCSVファイルをドラッグ&ドロップし、「Next: Custom Fields」ボタンを選択します。

登録されるデータを確認して「Next: Add Contacts」ボタンを選択します。

We’re processing your contacts」が表示されたら「Done」ボタンをクリックしてください。

アップロードが受け付けられると受付完了の通知メールが送られてきますが、アップロードしたデータの登録が完了するまでにはしばらく時間がかかります。何度か画面を更新して期待した件数になっていることを確認してください。登録にかかる時間は登録するデータ件数に依存します。

セグメントの作成

次に登録した宛先データをセグメント化してみましょう。まずはじめに年齢でセグメント化します。年齢データはCSVファイルで投入済みです。

Create Segment」を選択します。

例えば、アンケート回答者リストから「年齢が30以上」の条件でセグメントを作成する場合は、以下のように条件を入力して「Save Segment」ボタンを選択します。

また、過去に送信したキャンペーンメールを開封した宛先でセグメントを作成する場合は、次のような条件を入力します(未送信のキャンペーン名は選択できません)。

セグメント配信を行う

ここまでできたら、作成したリストまたはセグメントをキャンペーンメール作成時に宛先として指定するだけです。キャンペーンメールの作成方法はユーザマニュアルをご参照ください。