フィードバックループ【入門】

フィードバックループ【入門】

この記事は Email Feedback Loops 101 の抄訳です。

今回は、メール配信の中でも特に重要なものの1つである「フィードバックループ」について、概要、申請方法、対応プロバイダを簡単にご紹介します。

フィードバックループ(FBL)とは?

フィードバックループは各ISPが提供しているサービスです。メール受信者からの苦情(迷惑メール報告ボタンのクリックなど)を送信元に知らせてくれるので、宛先リストをクリーンに保つのに役立ちます。メール送信者は、フィードバックループを使って受信者の声を聞き、配信停止などの適切な措置をとりましょう。
重要なのは、受け取った苦情から学ぶことです。メールの送信頻度やコンテンツに潜む問題を見つけ出し、改善していきましょう。

フィードバックループを利用するには

フィードバックループを利用するための要件は、ISPによって異なります。フィードバックループの申請には、一般的に次の条件を満たす必要があります。

  • フィードバックループに登録するためのIPアドレスとドメインを持っている(管理者権限がある)
  • そのドメインのメールアドレス abuse@ または postmaster@ が利用可能な状態になっている
  • そのIPアドレスのrDNS(逆引きDNS)が、ドメイン名と一致している
  • 基本的には、高いレピュテーションが必要

フィードバックループに対応しているISP

すべてのISPがフィードバックループを提供している訳ではありません。また、以下の通り、大抵のフィードバックループはReturn Path社によって管理されています。

詳細については、Word To The Wise の ISP Information もご参照ください。

  • AOL
  • Bluetie (Excite) – [管理:Return Path社]
  • Comcast – [管理:Return Path社]
  • Cox – [管理:Return Path社]
  • Earthlink
  • Gmail – ESPのみ利用可能 (※)
  • Hotmail – JMRP(Junk Mail Reporting Program)としても知られる(SNDSとは別)
  • Mail.ru – ドメインベース [管理:Return Path社]
  • Rackspace – [管理:Return Path社]
  • Roadrunner – [管理:Return Path社]
  • Synacor – [管理:Return Path社]
  • Terra – [管理:Return Path社]
  • Tucows – [管理:Return Path社]
  • United Online
  • USA.net – [管理:Return Path社]
  • Yahoo – ドメインベース [管理:Return Path社]
  • Zoho

補足

  • SendGridのユーザは、フィードバックループに対応している全てのISPに自動的に登録されます。特に申請しなくても、SendGridはISPからの情報を受け、その宛先をサプレッションリストに追加します。
  • (※) Gmailもフィードバックループに対応していますが、利用可能なのは以下の条件を満たしているESPのみです。
    • MAAWG(Messaging Anti-Abuse Working Group)のメンバーである
    • Googleに「良い送信者」であると認められている

    より詳しい情報については、こちらのブログ記事 Gmail’s Spam Feedback Loop: SendGrid’s First-hand Experience もご参照ください。

フィードバックループやISPのコンプライアンスについては、こちらのガイド The ABCs of ISPs もご参照ください。

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