ブラックボックスなメールマーケティングツールを信じる前に確認するべきこと

ブラックボックスなメールマーケティングツールを信じる前に確認するべきこと

この記事は Test Before You Trust: Black Box Email Tool の抄訳です。

メールマーケティングの世界には様々なツールがあります。その中には、ツールが提供する情報の精度が低く、評判に見合っただけの価値を得ることができないものもあります。

ツールの結果を信じる前に、次のような視点で確認することが大切です。

メールマーケティングツールが解決してくれる課題とは?

メールの到達性問題を調査するツールは、以下の3つの問題のうち、いずれか1つの解決を試みるはずです。

  1. メールアドレスの収集方法
  2. 送信するメールの内容、頻度、宛先が適切かどうか(いつ、なぜ送るのかも同様)
  3. レピュテーションを維持するために送信を止めるタイミング

どのテーマに関連するツールを使っていたとしても、メールの内容や宛先などに対してツールが付けた「評価」は鵜呑みにせず、開封やクリック、スパム報告、バウンス、配信停止などの何も加工していない統計情報と比較しましょう。

なぜ比較する必要があるのか?

似たような成果が出ているメールであっても、メールが別物であるのであればツールはそれらを別々に評価します。場合によっては同じものとして捉えた方が良いこともあるでしょう。

覚えておいて欲しいのは、こうしたツールは多くのお客様が抱える問題を1つのユーザインタフェースやソリューションへ当てはめて、総合的に解決しようとしているということです。このやり方が、必ずしも自分たちの問題に当てはまるわけではないので、ツールの出す結果が妥当であるのか、十分な考慮が必要です。

ツールの使い方について

ツールの最も良い使い方は、ESP(Email Service Provider)と連携させて、ツールが出した「結果」と紐づけることです。キャンペーンメールを送信したあと、ESPで取得した送信通数と統計情報を紐づければ、実際の結果とツールの結果を比較できるようになります。

SendGridでは、APIを使ってカテゴリUnique Argumentsを付けることが可能なので、ツールの「結果」を元にSendGridのデータへタグ付けできます。

SendGridを使っていない場合は、今メールを送信している基盤で同じような仕組みが構築できるか確認してください。

掘り下げる必要がある問題については、いつも(日次/週次/月次で)送信しているキャンペーンの各セグメントで、ユーザの反応と自分の考えている理論が一致するか確認することが大切です。

例えば、Webサイト経由で集めたメールアドレスとアプリ経由で集めたメールアドレスで、期待どおりに開封などの反応が同じとなるかどうかを確認しましょう。

さいごに

自分の理論が正しいかどうか判断できるツールを探しましょう。どうやって結果を導きだしたのか分析方法を教えてくれるツールであれば、きっと役に立つはずです。

色々なことを約束するツールはありますが、新しいバズワードや不安を煽る戦略を使って売ってくる場合は注意しましょう。

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