SendGrid Web API【入門】
- 2014年5月16日
- by SendGrid
- Category: 技術ネタ
はじめに
SendGridは多数のAPIを提供しています。APIを利用することで、SendGridをアプリケーションの一機能として組み込むことを可能にします。
今回はSendGridが提供するAPIのうち、最もよく利用されるAPIの一つであるWeb APIについてご紹介します。
Web APIでできること
Web APIは大きく分けて5つのカテゴリ、13の機能から構成されています。
- メール送信
- リスト管理
- バウンスリスト管理(Bounces)
- ブロックリスト管理(Blocks)
- 迷惑メール報告リスト管理(Spam Reports)
- 無効メールリスト管理(Invalid Emails)
- 配信停止リスト管理(Unsubscribes)
- アプリケーション設定
- アプリケーション設定全般(Filter Commands)
- 各アプリケーション設定(Filter Settings)
- 基本設定
- クレデンシャル管理(Multiple Credentials)
- Parse Webhook設定(Parse Webhook Settings)
- プロファイル設定管理(Profile)
- 統計情報取得
- 一般的統計情報取得(General Statistics)
- 詳細統計情報取得(Advanced Statistics)
インターフェイスの概要
これらはXMLまたはJSONをサポートしたRESTに近いAPIです。基本的に情報の取得系処理にGET、更新系処理にPOSTを利用します。各APIコール時に認証情報を付加することで認証を行います。認証に使えるのは、SendGridアカウントの認証情報の他、サブユーザ(Silverプラン以上で利用可)、クレデンシャル管理機能で作成した認証情報です。
インターフェイスの詳細については、APIマニュアル(会員登録が必要)をご覧ください。
APIを試してみる
各APIのリクエストとレスポンスの内容を確認するために便利なツールが提供されています。Mailを例にとってAPIを試してみましょう。
SendGrid APIリファレンス(英語)を開きます。
Settingsをクリックして認証情報とレスポンスフォーマット(JSON/XML)を指定してSaveをクリックします。
Try Itをクリックして開始します。
Mailでは、to、subject、from、text(またはhtml)の指定が必須です。それぞれ入力したら、パラメータ一覧下のMake Requestをクリックしてリクエストを送信します。
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リクエストの送信結果が表示されます。
問題がある場合、レスポンスに問題の原因を特定するための情報が含まれています。
このように各APIの動作を簡単に確認することができます。
APIライブラリの利用
SendGridのAPIを各プログラム言語から使用する場合、直接HTTPのリクエストを送信することもできますが、各言語向けのライブラリを使うことでより簡単にAPIを利用することができます。APIライブラリは公式およびコミュニティベースのものが多数公開されています。詳しくは「APIライブラリのご紹介」をご覧ください。
公式ライブラリについては、各言語ごとにサンプルを交えながら使用方法を解説したチュートリアルシリーズ記事もご覧ください。