SIGNAL 2019参加レポートその2 | Workshop | Twilio SendGrid’s Email API: features, tricks, and tips
- 2019年8月20日
- by 佐藤 航
- Category: イベント・セミナー
サポートエンジニアの佐藤(@awwa500)です。サンフランシスコで開催されたSIGNAL 2019の参加レポート第二弾です。本記事では私が参加した「Workshop | Twilio SendGrid’s Email API: features, tricks, and tips」というワークショップ形式のセッション内容をご紹介します。
ワークショップの概要
ワークショップでは、事前に用意されたコンテンツの手順に沿ってSendGridの機能を実際に触っていきました。不明な点は質問をすれば丁寧に説明をしてくれるので、短時間で機能の概要から具体的な使い方まで知ることができます。
- APIキーの発行
SendGridのダッシュボード上で、メール送信APIにアクセスするために必要な「APIキー」を生成します。 - Sender Authenticationの設定
独自ドメインでメールを送信するために、Sender Authenticationを設定します。設定に必要なDNSは参加者自身が用意する必要があります。 - ダッシュボード上でメールテンプレートの作成
SendGridのダッシュボード上で、メールテンプレートを作成します。テンプレートはあらかじめ用意されたものベースにして、エディタ上で簡単な編集を行います。今回はDynamic Transactional Template機能を使い、受信者の属性情報に応じて送信されるメールの内容を動的に変化させる方法を確認しました。 - メール送信APIのリクエストパラメータ編集
メール送信はWeb APIのMail Sendエンドポイントで行います。リクエストを発行する前に、テキストエディタを使ってAPIに渡すパラメータを編集します。編集が終わったらPostmanを使って実際にAPIリクエストを発行します。 - Activityでメールの送信結果の確認
APIでメール送信した後で実際に届いたメールの内容を確認します。あわせて、Activity Feedでメールの送信結果を確認します。
単純に手順を進めるだけであれば、慣れていれば10分くらいで完了できるシンプルな内容ですが、手順の合間に以下のようなTipsの紹介が入るため、非常に実践的な内容でした。
- 3種類のレピュテーションについて
- IPレピュテーション
- コンテンツレピュテーション
- ドメインレピュテーション
- マーケティングメールとトランザクションメールのレピュテーションを分ける必要性とその具体的な設定方法
- サブドメインレベルで送信元ドメインを分け、それぞれ異なる送信元IPアドレスをサブユーザに割り当てて使い分けるのがベストプラクティス
- Sender Authenticationの基本的な機能説明と、より高度なAdvanced Settingsの使い所
さいごに
弊社(構造計画研究所)で開催しているメール送信ハンズオンの短縮版といった印象ですが、手っ取り早くSendGridの機能を使ってみたいという方には最適なコンテンツかと思います。ご興味があれば是非お試しください。