メールの開封率を上げる、6つのTips
- 2017年6月6日
- by SendGrid
- Category: ベストプラクティス メールマーケティング
この記事はHow to Get Subscribers to Actually Open Your Marketing Emailsの抄訳です。
メールマーケティングでは追うべき指標が数多くありますが、開封率は未だにメールプログラムの健全性を測るための重要な指標です。開封してもらわない限り、受信者は次のステップ(コンテンツを見たり、リンクからWebサイトに飛んだり)には進まないからです。マーケターの中でも開封率が期待する数値に達していないと悩む方は多いのではないでしょうか。
SendGrid’s Email Benchmark Report(英語)によれば、2017年にSendGridを使って配信されたメールのユニーク開封率の平均は 14.6 %です。この数値は全業種のデータで、API経由のトランザクションメールもマーケティングメールも含まれています。メールが開封される/されない理由はたくさん考えられますが、1つ明白な要因があります。それは「送りすぎ」です。
メール配信数は年々増加し続けており受信ボックスは様々なメールで溢れています。その中で開封されるには、差別化や工夫が必要不可欠です。そこで本記事では「開封率を上げるためのTips」をご紹介します!今回ご紹介する内容は、メール配信を始めたばかりの方でも、大規模なメールマーケティングを展開している方でも、メールプログラムの全体を評価する立場の方でもご利用いただけます。
1. サインアップではダブルオプトインを採用する
サインアップ(会員登録や購読申込みなど)のプロセスも開封率に影響を及ぼします。おすすめは、確実にメールをほしがっている人を獲得できるダブルオプトイン方式を採用することです。単にメールの受信を許可するチェックボックスを設置するオプトイン方法とは異なり、ダブルオプトインではユーザが本当にサービスやブランドのメールを受け取りたいと思っているのかを確認するためにさらなる行動(通常はメール内のリンクをクリックさせる)を求め、登録の意志を2回確認します。
プレセレクテッドオプトイン(メールを受け取りたくなければサインアップの際チェックボックスを外さなければいけない)や共同登録(第三者からのメールを受信することに同意する)は、ユーザをいらいらさせますし開封率と到達率も低下してしまいます。
ダブルオプトインやプレセレクテッドオプトイン、共同登録について詳しく知りたい方は【まとめ】メールアドレスを収集するための6つの方法〜利点とリスク〜をご確認ください。
2. 初めてのメールはすぐに送る
ダブルオプトインでプロモーショナルメールの送信を許可されたら、すぐに登録完了のメールやウェルカムメールを送信しユーザに挨拶をしましょう。こういったメールを送信することでユーザとの関係を良好な状態で始めることができます。
最初のメールを送信するのが遅くなればなるほど、ユーザはメール受信に同意したことを忘れてしまったりサービスへの興味を完全に失ってしまう可能性が高くなります。エンゲージメントを高めるウェルカムメールを作成する方法については、Email Marketing 101: The Welcome Email(英語)をご覧ください。
3. メールの配信頻度を調整する
マーケティングメールはどれくらいの頻度で送信すべきか ─ これはユーザ自身に決めてもらいましょう。Preference Centerを設置して、「適切な配信頻度を推測する」作業から解放されましょう。配信頻度(毎日、毎週、毎月、もしくは年に一度のセールのみ、など)をユーザ自身で調整できるようにすれば、エンゲージメントと開封率に良い影響をもたらします。
4. 件名は時間をかけて考える
魅力的な件名をつけることは難しく、そのためには時間やアイデア、クリエイティブな頭になることが求められます。ですが、マーケターは締切に追われて仕事をしているので、言葉を自在に操れるようになるための十分な時間はありません。
コピーや見出しを作成するための時間をどうにか捻出することが大切です。件名を考える際は「次に何が来るのかな?」と、ユーザの関心を十分に惹き付けることを意識しましょう。一方で、関心を惹くことのみに気を取られ、件名と自社のブランドがかけ離れてしまわないよう注意することも必要です。
5. セグメンテーションを活用して、パーソナライゼーションメールを送信する
Email Blastは簡単で効果的に思えますが、エンゲージメントや開封率に悪影響を及ぼす可能性があります。一斉配信ではなく、リストを分割してセグメントをつくり、それにあわせてカスタマイズしたメールを送信しましょう。
「やることが多くて大変そう」と思い怯んでしまう人もいるかもしれませんが、安心してください。SendGridのようなESPはデモグラフィックス(業界、地域、性別など)やエンゲージメントレベル、最近の行動などの要素で簡単にセグメントを作れる機能を提供しています。セグメンテーションに興味があれば、Email Segmentation Strategies(英語)をご覧ください。
6. メールを開封しない宛先はリストからはずす
最後に、リストも自分自身も正直に見つめ直しましょう。メールが開封されない場合、それらの宛先はレピュテーションに悪影響を及ぼすだけです。小さくてもエンゲージメントの高いリストのほうが、大きくてもエンゲージメントが低かったり第三者からもらったりしたリストよりはるかに優良です。
今回ご紹介したTipsについてより詳しく知りたい場合はSendGrid’s Expert Guide to Email Marketing(英語)をダウンロードしてください。メールマーケティングを改善するためのTipsがたくさん載っています!