理想的なPreference Center(メールの受信設定)とは
- 2016年7月26日
- by SendGrid
- Category: ベストプラクティス
この記事は Email Preference Center Perfection の抄訳です。
Preference Center(メールの受信設定機能)は、メールマーケターの秘密兵器です。購読者の興味を失いそうになったとしても、これがあればうまく呼び戻せるかもしれません。
Preference Centerの必要性
善良な送信者であれば、メールシステムにPreference Centerを組み込むべきです。新規サインアップ時に「メールの受信頻度」や「受信するコンテンツ」についても確認しておきましょう。こういったことを前もって聞いておくことが受信者との良い信頼関係を築きます。まさに理想的なメール配信の始め方です。
しかし、もしも受信者がそういった設定をすることなくエンゲージメントが下がり始めてしまったらどうすれば良いでしょうか?その場合は、次のようなメールを送ることを検討しましょう。人気ファッションブランドHenri Bendel(ヘンリベンデル)の素晴らしいメールの事例です。
理想的な事例
Henri Bendelは、私が以前ほどエンゲージメントしていないことに気付くと、「お忙しそうですね。メールの送信頻度を、お客様の都合の良いタイミングに設定していただけますか?」という前向きなメールを送ってきました。素晴らしいですね。彼らは顧客の言葉で話をし、まさに私が期待していた通りのコミュニケーションを図ってくれました。受信者の感情にマッチした要請をしている点が素晴らしく、そのCTAも分かりやすく効果的です。
また、末尾にはもう1つのCTAとしてSNS関連のアイコンが提示されている点にも好印象を受けました。これがあることにより、たとえ受け取るメールの量を制限したとしても、ソーシャル経由でコミュニケーションすることができるからです。
受信ボックスを自分で管理できるようになっているといいですよね。Henri Bendelはこの再エンゲージメント(リエンゲージメント)メールでまさにそれを実現しています。彼らは私という購読者を失いたくないと考えており、私の希望通りに設定するようスマートに案内してくれました。そしてまた、メールの頻度を設定できるだけでなく、完全にメール配信をストップするという選択肢も提示してくれています。
エンゲージメントの低いメールアドレスは、リストに入っていない方がマシです。量より質なのです!
まとめ
- 始めが肝心
サインアップ時にも、受け取るメールの設定ができるようにしておきましょう。 - エンゲージメントはしっかりチェック
エンゲージメントが下がっていたら、メールの受信設定を変更してもらうように依頼しましょう。 - 依頼は端的に
彼らの時間は貴重であるということを認識した上で、要点を端的に示しましょう。 - 配信を止めるという選択
エンゲージメントされない状況が続いたら配信を止めましょう。「何もアクションをしない」という受信者の行為が、あなたに必要なことを教えてくれています。
エンゲージメントを高め、維持するためのTipsについて、これらの記事もご参照ください。