Preference Center(メールの受信設定画面)を設置すべき3つの理由
- 2016年4月15日
- by SendGrid
- Category: ベストプラクティス
この記事は Why You Need an Email Preference Center の抄訳です。
メール講読者とのコミュニケーションを健全な頻度で行うには、Preference Center(受信するメールの設定画面)を設置すると良いでしょう。これがあれば、受信するメールの種類や頻度を講読者が自分で簡単に設定できます。では、送信者にとってはどんなメリットがあるのでしょうか?
その話を始める前に、まずは「主な配信停止理由」についてのHubSpotの調査結果を見てみましょう。
回答者の54%は「メールが来る頻度が多すぎるから」と回答していますが、これはまぁ当然ですよね。また、49%は「いつも内容が同じ、コンテンツがつまらない」と答えています。これらは両方とも、Preference Centerを設置することで解決できます。
Preference Centerは、メールの到達性や講読者との関係性にプラスの影響を与えます。その理由は次の通りです。
1) 配信停止、苦情、迷惑メール報告を減らせる
配信停止の理由はいくつもあり、宛先リストの数は自然と減っていくものです。しかし、Preference Centerがあれば配信停止以外の選択肢を提示できます。
これ以上メールを受け取りたくないと思った時に、彼らが取れる行動は3つです。
- 配信停止する
- 迷惑メール報告する
- 受け取るメールを変更する
迷惑メール報告の代わりに、「受け取るメールを変更」してくれるといいですよね。どのコンテンツをどれぐらいの頻度で受け取るかを自分で指定してもらうことで、その管理を彼らに委ねることができます。
オンラインフラワーショップ「FTD」の例を見てみましょう。配信停止を考えている人に対し、彼らは2つの選択肢を提示しています。
- 配信頻度を週1に減らす、という選択肢
- 完全に配信停止する、という元々の選択肢
また、FTDでは配信停止の理由もチェックしています。恐らく、現在の購読者向けにメールプログラムを改善するためでしょう。素晴らしい取り組みですね。
2) 配信しているメールの種類を知ってもらえる
メールの種類は複数ありますか?色々な種類のメールがあることを購読者に知ってもらうという意味でも、Preference Centerは有効です。単に配信停止するだけでなく、より興味のあるメールを自分で選択してもらうことができます。
しかし、これらの設定をしてもらうには、それに値する十分なコンテンツを用意しておく必要があります。毎日受け取りたいという人がいればそのためのコンテンツが必要になりますし、業種や役職等によって配信するメールを変えたいと思ったら、それらのコンテンツもまた準備しなければなりません。まずは少しのメールから始め、徐々に数を増やしていくのがポイントです。
3) セグメンテーションしやすくなる
メールマーケティングにおける不確定要素のいくつかは、Preference Centerの設置によって排除できます。読者の興味や好みに応じてメールをカスタマイズすることで、より良い反応を引き出すことができるでしょう。
例えば、日々のお得情報を配信する「Groupon」のPreference Centerには大きく分けて3つの設定があります。
- 地域
- 配信内容の種類
- 通知の種類
これにより、各人に合わせたコンテンツの配信が可能になります。
また、購読者はメールの配信頻度を自分で変更することもできます。
Preference Centerは、メールを確実に届け、お客様との良好な関係を構築するために欠かせないものです。可能であれば、ウェルカムメールのような最初のやり取りから採用することを検討してください。購読者の意向を聞くことこそが、良いスタートを切るための最良の方法です。