【Eコマース向け】メールの到達率とエンゲージメントの向上につながる5つのTips
- 2017年9月8日
- by SendGrid
- Category: ベストプラクティス メールマーケティング
この記事は5 Email Sending and Delivery Tips for Ecommerce Marketersの抄訳です。
Eコマース系のマーケターにとって、メールはマーケティング戦略に欠かせないものです。ビジネスの成長に伴い、顧客との関係維持に必要なメールの配信数もメールにかかる労力も増加していきます。そのような状況において、確実に価値を提供し、利益を得るにはどのようにすれば良いのでしょうか?
配信したメールが届きにくかったり、競合サービスからのメールが先に受信ボックスに届いたりしている場合、売り上げを得る機会を逃している可能性があります。本記事でご紹介する5つのtipsは、特にEコマースでの到達率およびエンゲージメントの向上に役立つものなので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 到達率を上げるために配信頻度を減らしてみる
宛先あたりの毎月のメール配信数が多いマーケターは、エンゲージメントを犠牲にしているかもしれないことが 2017 Global Email Benchmark Report で示唆されました。このレポートでは、「Eコマース業界の平均送信通数/月は前年と比較して少なくなった」その結果として「エンゲージメントの指標は前年より良くなった」というデータが掲載されています。
ISPはエンゲージメントを重要視しており、エンゲージメントが高ければメールは届きやすくなります。到達率が業界平均より低い場合、毎月の配信数を減らしてエンゲージメントを向上させるという選択肢を検討してみてください。
2. 配信規模によっては送信元IPアドレスを追加する
配信規模が3~4万通/月以下の場合、他のユーザと共有したIPアドレスから送信しても問題ないでしょう。しかし、5万通/月以上を配信している場合は送信元IPアドレスについてより戦略的に考える必要があります。まずはトランザクションメールとマーケティングメールの送信元IPアドレスを分けるところから始めましょう。
さらに配信規模が大きくなると、IPアドレスの追加が必要な場面が増え、さらなる戦略が必要となります。IPアドレスを追加するタイミングやIPアドレスの運用方法などでお悩みであれば、サポートからお問合せください。サポートチームがあなたにあった運用方法をご提案します。
3. 新規ユーザにサンクスメールを送信する
新規ユーザに対してサンクスメールを送信することは、エンゲージメントを高め到達率を良好に保つ良い方法です。どんな種類のメールを今後配信するのかという情報を提供できますし、ユーザにブランドや商品への興味を再認識させることで将来のエンゲージメントを高める効果も期待できます。
4. 受信者が配信停止できる仕組みをつくる
受信者自身が「受信するメールの頻度」を決定できるようにしておきましょう。 Preference Center が設置されていれば、受信者は受け取りたいメール、受け取りたくないメールの意思表示ができます。
マーケティングキャンペーンの配信停止グループのような機能を利用すれば、受信者自身がいろいろな種類のメールの中から、自分に不要なものを選んで配信停止できるようになります。
5. 受信者1人1人との関係を構築する
パーソナライズ化またはセグメント化によって受信者毎に適したコンテンツを送信し、エンゲージメントをキープしましょう。Eコマースのマーケターは、コンテンツのカスタマイズに役立つ膨大な量のデータ(最近の購入履歴、傾向、購買行動など)にアクセスできます。的を絞ったセグメントを作成し、カスタムフィールドを活用すれば、受信者1人1人に最適化したコンテンツを送信することが可能です。
受信者毎に最適化したコンテンツを配信すれば、良好な状態で顧客との関係を開始でき、その後のメールへのエンゲージメントも高めることができます。
Eコマースでのメールマーケティングやメール配信プログラムの最適化について、もっと詳しく知りたい方は Essential Guide to Ecommerce をダウンロードしてご覧ください。