Sunset Policyの導入方法

Sunset Policyの導入方法

この記事は How to Create and Execute an Email Sunsetting Strategy の抄訳です。

メールプログラムにSunset Policy(一定期間メールを開封していない宛先へはメールの配信を止めるというポリシー)を取り入れることで、全体的なエンゲージメントが向上し、レピュテーションの改善が期待できます。しかし実際に取り組もうとした時、何から着手すればいいのかわからなくなるかもしれません。今回はSendGridのマーケティングキャンペーン機能を利用することで、メールを読まなくなってしまった受信者とよい関係を築く方法を説明します。

ネタバレ注意:拍子抜けするくらい簡単です!

メールを開封していない宛先を分類する

毎週ニュースレターを配信している宛先リストがあり、直近2か月内にエンゲージしていない宛先をリストから削除したいとします。まず最初に、2か月(または任意の期間)以上メールを開封していない宛先のセグメントを作成します。下図の例ではこのセグメントを「No Engagement」セグメントとしています。

「No Engagement」セグメントの作成
後はこのセグメントに含まれている宛先を、ニュースレター用の宛先リストから削除すればよいのです。

もちろん、すぐに削除してもよいですが、その前にこれらの宛先にメールを出し、引き続きメール受信を希望するかどうかを確認してみるのもよいかもしれません。
宛先リストから削除するかを確認するためには、以下のような内容を含むキャンペーンを作成してください。「残念ながらしばらくメールを読んでいただけていないようです。今後メールが不要の場合、配信を停止します。もし引き続き配信を希望するカテゴリがあれば(ニュースレターのカテゴリを列挙)、配信を希望するカテゴリを選択してください」

The truth is...I'm going to miss you
本音を言えば…君と別れるのは寂しいよ

再エンゲージメントのキャンペーンに関する詳細については、再エンゲージメントメールのための、4つのポイントをご覧ください。

「No Engagement」セグメントを編集する

次に、前の工程で作成したセグメントを編集して、送信したキャンペーンメールのリンクをクリックしなかった宛先のみが含まれるようにします。下図は「Please Don’t Leave.」という再エンゲージメントキャンペーンでメールを送信した場合の例です。

「No Engagement」セグメントの宛先を削除する

最後に、以下のいずれかの方法でエンゲージしていない宛先を宛先リストから削除します。1つ目の方法は、上記の手順で作成したセグメントをまとめて削除する方法です。ただし、この方法で削除すると、アカウントにある全ての宛先リストから、セグメントに含まれる宛先が完全に削除されてしまいます。

2つ目の方法は、この宛先リストから、1つずつ宛先を削除する方法です。この方法は手作業で時間がかかりますが、アカウントにある他の宛先リストに同じ宛先が含まれている場合、そのリストからは削除せずに残すことができます。

方法その1

Contact List & Segmentの画面に戻り、「No Engagement」セグメントを探してDeleteをクリックします。

Deleteをクリックすると、このセグメントに含まれている宛先をアカウントから削除するかどうかを選択するオプションが表示されます。アカウントのすべての宛先リストから完全に宛先を削除するには、このチェックボックスを選択します。

方法その2

最も簡単な方法は「No Engagement」セグメントをCSVにエクスポートしておき、毎週ニュースレターを配信している宛先リストから「No Engagement」セグメントに含まれる宛先を全て削除します。

 

Sunset Policyはエンゲージしている宛先リストを作成し維持していくために重要です。Sunset Policyの詳細については、ブログ記事「エンゲージメントやリストクリーニングに重要なSunset Policyを作成しよう」を参照してください。また、宛先リストを増やす方法については、ベストプラクティスガイド「How to Grow Your Email Marketing List」を参照してください。

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