『List-Unsubscribe』ヘッダとは?
- 2014年10月10日
- by SendGrid
- Category: ベストプラクティス
この記事は What is “List-Unsubscribe?” の抄訳です。
これまで、確実なメール配信や到達率の向上に関するベストプラクティス、そしてそれらによるメリットについて何度かご紹介してきました。
- メールの到達性がビジネスに与える影響
- Email Deliverability Guide – メールを確実に届けるために
- Email Deliverability Metrics: 7 Metrics to Watch to Prevent Delivery Failures(英語)
- How Email Deliverability Directly Affects Your ROI(英語)
今回は、シンプルかつ多くのメリットをもたらす具体的な手法「List-Unsubscribeヘッダの追加」についてご紹介します。List-Unsubscribeが必要とされる背景についてはこちら(英語)をご覧ください。
List-Unsubscribe
List-Unsubscribeはオプションヘッダの1つでメール送信時に追加されます(SendGridではSubscription Tracking機能を有効化することで自動的に追加されます)。このヘッダを追加することでメールの受信者が配信停止要求や迷惑メール報告を簡単に行うことができるようになります(後述するダイアログが表示されます)。
List-Unsubscribeヘッダを追加する理由
Email Deliverability Guideでもご紹介しましたが、「宛先リストをクリーンに保つ」ことは高い到達率を維持するための必須事項です。また、受信者が簡単に配信停止できる仕組みを備えておくことは迷惑メール報告の数を減らすのに有効です。
このヘッダを追加する効果はユーザ体験を高めるだけではありません。ISPや迷惑メールフィルタにとっても迷惑メールをフィルタしやすくなり好都合です。実際、大手のメールプロバイダのほとんど(AOL、Hotmail、Gmail、Yahoo!など)はList-Unsubscribeをサポートしているため、正当なメールにList-Unsubscribeヘッダを追加することはベストプラクティスとなります。
GmailにおけるList-Unsubscribe
GmailはList-Unsubscribe機能をサポートしています。「送信者からのメールをブロック」を選択すると、メールをブロックするかどうかの確認ダイアログが表示されます。ここで「メールをブロック」を選択すると、メールの送信者に対して配信停止するよう通知が送信されます。
最後に
「去るものは追わず」ということわざがあります。配信停止を希望する人を無理に宛先リストに残しておく必要はありません。宛先リストにはアクティブでエンゲージメントの高いユーザだけが残るようにしましょう。有用なコンテンツを提供することで、「去ったもの」は帰ってくるでしょう。メールマーケティングの世界ではこういったことは自然なことです。
List-Unsubscribeに関する詳細についてはこちら(英語)をご覧ください。また、Gmailのメール受信に関する詳細については一括送信ガイドラインをご覧ください。