新機能 Email Logs のご紹介

このたび、新機能「Email Logs」がリリースされました！
送信したメール1通1通の状況（メールの到達状況や配信経路、問題の発生箇所など）を一元的に確認できるため、送信に問題が発生した際のトラブルシューティングに活用することができます。

それでは、具体的にどのようなことができるのか、類似機能であるActivity Feedとは何が違うのか、詳細をみていきましょう。

Email Logsでできること

メールの状況把握

Email Logsでは、直近30日間に送信したメールの情報を一覧で確認することができます。表示上限は1,000件です。
メールの到達状況は「Status」に表示され、届いていないメールの存在をひと目で把握することができます。他にも、Twilio SendGridがリクエストを受け付けた時刻（Processed At）やメールの件名（Subject Line）などを確認可能です。

類似の機能であるActivity Feedは表示日数が3日間または7日間で、直近30日分の履歴を見るためには別途有料オプションをお申し込みいただく必要がありました。しかし、Email Logsであれば手続き不要でどなたでも無料で利用できます。

フィルタリング

表示データを絞り込むことも可能です。条件の指定方法はシンプルで、直感的な操作でデータの絞り込みができます。
Activity Feedと比べて特に使いやすくなったのが、期間（Date）による絞り込みです。Email Logsでは「送信日時（Processed）」の日付をもとに絞り込みされるため、全体像をより正確に把握しやすくなりました。

現時点ではActivity Feedのほうが検索フィルタの種類が豊富ですが、今後はEmail Logsのフィルタも増えていく予定とのことです！現在提供されているフィルタの説明はこちらをご覧ください。

詳細情報の確認

各行の「Message ID」欄にあるリンクをクリックすると、そのメールに関するより詳細な情報を確認することができます。

画面下部では、そのメールで発生したイベントを時系列で確認することができます。ここを見れば、メールの到達状況やエンゲージメントの発生状況を把握できます。送信トラブルが発生したときにはこの画面を確認しましょう。

各イベントの「View details」をクリックすると、そのイベントの詳細情報をJSON形式で参照できます。この情報はEvent Webhookで取得できるデータと同じものです。

Web API

ここまでダッシュボードでできることを紹介してきましたが、Email LogsのデータはWeb APIでも取得することができます。以下の2種類のエンドポイントが提供されていますのでぜひお試しください。

• Filter messages by ID：Message IDを指定して特定のメールに関する情報を取得
• Filter all messages：検索条件を指定して条件にあてはまるメールの一覧を取得

Email LogsとActivity Feedの違い

Email Logsと似た機能であるActivity Feedとの違いを簡単に説明します。どちらを使えば良いか迷った際の参考になればと思います。

	Email Logs	Activity Feed
30日分の履歴参照	すべてのアカウントで可能	有料オプションが必要 （有料プランのみ）
検索フィルタの数	少ない（順次追加予定）	多い
データのCSVエクスポート	不可	可
APIの提供	あり	あり（一部有料）

さいごに

以上、Email Logsのご紹介でした。
先述のとおり、Activity Feedにはプランによって3日間または7日間という表示制限がありましたが、Email Logsであれば、どなたでも無料で30日分のログをご確認いただけます！Activity Feedよりもシンプルな操作で検索できるため、ぜひ活用していただければと思います。

なお、Email Logsで確認できるのは直近30日分のデータであるため、長期にわたってデータを保存したい方は今後もEvent Webhookをご利用ください。
また、データをエクスポートしたい場合は引き続きActivity Feedを利用する必要があります。Activity Feedのデータ表示期間を30日に延長したい場合は、オプション追加もご検討いただければ幸いです！

Email Logsのドキュメントは準備でき次第公開予定です。今後も積極的に情報発信してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。