メールキャンペーンで大失敗してしまった時の対処法
- 2020年8月4日
- by SendGrid
- Category: ベストプラクティス メールマーケティング
この記事は Oh, No—What to Do When Your Email Campaign Epically Fails の抄訳です。
こんな経験ありませんか?何時間もかけてすばらしいキャンペーンメールを作成したのに誰も開封してくれなかったとか、SNS等で炎上してしまったとか。不幸なことですが、よくあることなんです。
もしあなたがキャンペーンメールを企画、作成、デザイン、送信しているとしたら、1つくらいは悲惨なミスをしたことがあると思います。もしまだそんな経験がなくても、これから起きてしまうかもしれません。人間は完璧ではないのですから。
でも、メールキャンペーンで失敗してしまっても、世界の終わりではありません(ミスしたときにはそう感じるかもしれませんが)。戦略的で正しいアプローチを取れば、また前向きに配信が行えます。
重大な失敗が発生する前に、ぜひこの記事を読んでください。メールキャンペーンの失敗に備えて、何をすべきか計画を立てましょう。なぜなら、いつかは必ずミスは起きてしまうからです。
メールキャンペーンの何が大失敗だったのか?
まずは、メールキャンペーンの何が失敗だったのか特定しましょう。失敗は相対的なものなので、問題を正確に把握しなくてはいけません。
- 開封率が低い
- エンゲージメントが低い
- ブランドイメージに大きなダメージを与えた
- 配信停止率が高い
- 迷惑メール報告が増えた
- 情報が間違っていた
- リンク切れがあった
- 到達率が低い
- 誤字・脱字があった
大体の失敗は単純なミスです。大手写真サービスが、出産祝いのメールを出産も妊娠もしていない人や男性に大量に送ってしまった。あるいは、有名なスポーツブランドがボストンマラソンの後に不適切な件名のメールを送ってしまったこともありました。
製品リンクが切れている、情報が誤っている、件名が退屈すぎるなど分かりやすいミスならいいですが、そうではない場合は見つけるのが難しくなります。理由を特定するために、何が問題だったのか認識することが重要です。
キャンペーンが失敗した理由を明らかにする
メールキャンペーンの何が失敗だったか認識できたら、次は理由を特定しましょう。
- 件名の書き方が悪い
- 不適切なユーモアを入れてしまった
- 送信タイミングが悪い
- プレビューテキスト(プリヘッダ)を設定し忘れた
- 校正しなかった
- テスト送信を行わなかった
- デザインが悪かった
- 宛先リストをクリーニングしていなかった
メールの実施結果を深く掘り下げて分析し、理由を見つけましょう。何が起きてなぜ起こってしまったのかが分かれば、適切な対処を行う準備が整います。
失敗したキャンペーンへの4つの対処法
状況によって、どんな対処が行えるかは異なります。フォローメールを送らなくてはいけない場合もありますが、それが火に油を注ぐこともあるのです。いくつかの対処法を紹介しますが、あなたの失敗に有効かどうかはよく考えてから行ってください。
- 訂正メールを送信する
元のメールに間違いがあったなら、すぐに訂正メールを送るといいかもしれません。ただ、短時間に何通もメールを送るのは、ミスと同じくらい悪印象を与える可能性があるので注意してください。 - 件名を変更する
件名はメールを開封してもらうために、とても重要な要素です。キャンペーンメールの開封率が低い場合は、件名を変更して最初のメールを開封していない人にだけ再送信しましょう。 - A/Bテストを行う
何が悪かったのか、なぜ悪かったのか特定するのは簡単ではありません。A/Bテストでさまざまな条件を試してみて、一番効果的な要素を見つけましょう。A/Bテストでは、1度に1つだけ変更して、何が結果に影響したか分かるようにすることをお忘れずに。 - なにもしない
すべてを修正することはできないので、時には諦めなくてはいけないこともあります。失敗から学び、送信プロセスを見直して二度と同じミスが起こらないようにしましょう。
今後のメールキャンペーンで失敗を防ぐには
一旦メールが送信されてしまったら、もうできることは何もありません。メッセージは宛先リスト全体に送られてしまい、SNSの投稿とは違い編集や削除はできないのです。だからこそ、メールキャンペーンの失敗を防ぐために事前にできる限りのことを行いましょう。
すべてのメールを100%完璧にする方法はありませんが、ミスを減らすいくつかの方法をご紹介します。
- メールを送信テストする
送信テストを行うと、受信トレイにメールがきちんと届くかどうかの確認に加えて、迷惑メールと判断されないか、リンクチェック、画像やデザインの調整を行えます。詳しくは、送信前の確認テストの方法と実例をご覧ください。 - A/Bテストを行う
Twilio SendGridのマーケティングキャンペーン機能を利用しているなら、同じ内容で複数のバリエーションを作成してサンプル配信し、受信者に最適なメールが届くように設定できます。 - 校正する
マーケターは自分のコンテンツを2~3回チェックすべきですが、忘れてしまうことがあります。最初のドラフトが完璧なことはほとんどないので、送信ボタンを押す前に何度か読み返しましょう。 - 確認をお願いする
何時間も同じ文章を見ていると、簡単なミスに気付きにくくなります。誰かにお願いして、メールの内容をチェックしてもらいましょう。
まとめ
ミスは起きてしまいますが、だからと言って今後すばらしいキャンペーンメールをもう送信できないわけではありません。きちんと振り返り、再発防止策を講じれば良いのです。本記事がその一助となることを願っています。