初心者必見!メールマーケティング入門

初心者必見!メールマーケティング入門

この記事は What Is Email Marketing? A Guide for Beginners の抄訳です。

メールの受信トレイを見てみると、「おすすめのアウトドア用品が20%オフ」「トロピカルな旅行をお得に」「4月に読みたい本」など、さまざまな件名のプロモーションメールが混在していることと思います。メールマーケティングは種類が豊富で、それぞれにベストプラクティスがあり、やり方も微妙に異なります。しかし、結局のところメールマーケティングは次のようにまとめることができます。

「メールマーケティングとは、メールを介して潜在顧客や既存顧客と関わりを持つデジタルマーケティング手法である。」

メールマーケティングは1970年代から存在しており、最初のプロモーションメールが送信されたのは1978年でした。その後もメールは洗練され続けてきましたが、その効果に衰えはありません。実際、Litmusのレポートによれば、マーケティング担当者の90%がメールマーケティングはビジネスの成功に不可欠であると考えているそうです。

本記事では、メールマーケティングがビジネスに欠かせない理由、メリット、種類、そしてメールマーケティングを始める際のベストプラクティスについて詳しく説明します。

メールマーケティングのメリット

メールマーケティングのメリットだけで記事を一本書くこともできますが(実際、メールマーケティングが重要な理由は21もあります)、ここではいくつかに絞ってご紹介します。

1. 収益性が高い

FirstPageSageのレポートによると、メールマーケティングのコンバージョン率はB2Cブランドで2.8%、B2B企業で2.4%と高く、コンバージョン促進に適したチャネルといえます。

コンバージョン率が高いうえに価格が安いためメールのROI(投資収益率)はとても高く、1ドルの投資で36〜45ドルの利益が得られます。

2. 低コストである

SNS広告、SEM(検索エンジンマーケティング)、印刷広告などに比べると、メールマーケティングは安価です。メール配信サービスやメールマーケティングサービスを利用する場合、保有している宛先の数によって利用料が変わるのが一般的です。

3. ダイレクトにコミュニケーションができる

メールは消費者と直接コミュニケーションできる数少ないマーケティングチャネルです。SNSやテレビ広告などの他のチャネルでは、狙った顧客がプロモーションを目にしてくれる保証はありません。

4. ターゲットマーケティングができる

製品への関心、顧客タイプ、人口統計などで宛先リストをセグメント化することで、特定のグループに対してパーソナライズされたコミュニケーションが可能になります。このような、いわゆるターゲットマーケティングは、エンゲージメント(=受信者との結びつき)とコンバージョン率を向上させます。

5. 成果を測りやすい

メールにはキャンペーンの成果を測るのに使える指標がたくさんあります。開封率やクリックスルー率などを確認することで、どのようなトピックが相手に共感されたかが分かるでしょう。

6. 関係強化を図れる

メールマーケティングというと販売促進を思い浮かべがちですが、それだけではありません。顧客や潜在顧客との関係を強化することもできるのです。

ウェルカムメールやニュースレター、お礼メールなど、さまざまな種類のメールを送ることで、過剰な営業と思われることなく定期的にブランドを再認識してもらえます。

メールマーケティングの種類

前述の通り、メールマーケティングにはさまざまな種類があります。どれもブランドの認知度を高めるものですが、商品を販売することを直接の目的としたものばかりではありません。

ウェルカムメール

ウェルカムメール

ウェルカムメールは、メールの購読希望をした人が最初に受け取るメールです。今後配信するニュースレターの概要や送信頻度について説明しても良いですし、購入を促すための割引コードを入れても良いでしょう。どのようなアプローチを取るにせよ、新規購読者に自己紹介し、今後のメールマーケティングの基準となるウェルカムメールは、メールマーケティングにおいて重要です。

プロモーションメール

プロモーションメール

いわゆる営業メールです。「全品50%オフ」や「1つ買うと1つ無料」など、販売を促進するものです。割引メールは好まれますが、メールの件名に、割引率、感嘆符、緊急性を訴える言葉を入れる場合は注意してください。こういった言葉を使用すると迷惑メールフィルタに引っかかり、受信トレイではなく迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう可能性があります。

再エンゲージメントメール

再エンゲージメントメールは、しばらくメールを開封していなかった人の気を引き、関係を継続してもらうことを目的としています。再エンゲージメントメールにはいくつかの形式があり、配信停止の選択肢を提示することもその一つです。

カゴ落ちメール

クレジットカードを取り出す必要があったり、他のことに気を取られたりして、商品を入れたカートをそのまま放置してしまったことはありませんか?レジに向かおうとしていたのに何かに気を取られてカートをそのままにしてしまったケースでは、カゴ落ちメールは非常に効果的です。

ニュースレター

ニュースレター

ニュースレターは通常プロモーション的な性質を持ちません。資料やベストプラクティスを提供し、その業界の関連トピックに詳しくなってもらうことを目的としています。過度に営業的な印象を与えることなく、潜在顧客に最新情報を伝えることができます。

Twilio SendGridでは、これらのメールマーケティングですぐに使える無料のメールテンプレートを公開しています。どうぞご活用ください。

メールマーケティングのベストプラクティス

メールマーケティングは科学であると同時に芸術でもあります。読者を理解し、文章やデザインを練り上げてテストし、相手に合わせたコミュニケーションを構築する必要があります。メールマーケティングのベストプラクティスは数多くありますが、今回はテッパン戦略をいくつかピックアップしてご紹介します。

許可を得る

トランザクションメールとは違い、マーケティングメールの場合は読者にオプトインを求める必要があります。オプトインはメールマーケティングにおいて重要な手順です。この手順を踏むことで相手が実際にメールの受信を希望しているということを確認でき、迷惑メール報告を防ぎ、ひいては健全な宛先リストの作成に繋がります。

配信停止できるようにしておく

受信者には自分の考えを変える権利があります。メールには必ず、プリファレンスセンターや配信停止リンクを入れましょう。これにより、迷惑メール報告を防ぎ、エンゲージメントの高いリストを維持できます。

セグメント化する

セグメント化することにより、さまざまな宛先に合わせてメールの内容をパーソナライズできます。例えば、製品に関して詳しい知識を持っている顧客と、それほど詳しくない見込み客では、メールの内容を変えたいですよね。

モバイルデザインを優先する

Litmusの調査によると、開封の40%以上がモバイルデバイス経由でした。メールを作成する際はモバイルデザインに留意し、長すぎるメールや大きな画像は避けましょう。

宛先リストをクリーンに保つ

クリーンな宛先リストは健全なメール配信の鍵です。数ヶ月ごとにリストをチェックし、しばらくメールを開封していない宛先には再エンゲージメントメールを送りましょう。それでもエンゲージメントのない宛先はリストから削除します。直感に反するように思えるかもしれませんが、反応がないということは、あなたのメールに興味がないということなのです。

指標を追う

メールマーケティングの「科学」の部分です。A/Bテストを活用して相手に響く件名を特定し、開封率やクリックスルー率をチェックして、どのようなトピックがエンゲージメントを高めるかを把握します。これらの指標をうまく使って最適なメール配信を目指しましょう。

メールマーケティングを始めよう

まだメールマーケティングを導入していないのであれば、今すぐ始めましょう。メールマーケティングを活用することで、顧客や見込み客と定期的に接点を持ち、関心を維持し続け、さらなる収益につなげることができます。

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